国道112号
112号
 
起点 山形県山形市
終点 山形県酒田市
総延長 140.3 km
 
スタート 2019年07月14日 7:15 頃
ゴール 2019年07月14日 16:00 頃
所要時間 約 8.75 時間(順走)
平均速度 約 16.0 km/h

 

次は112号です。
112号は山形県山形市の飯田交差点で 13号 から始まり、山形県内を北西へ進み、同じく山形県酒田市の宮海交差点に到達するまでの 140.3 km です。行程のかなりの部分、山形自動車道 と併走しています。

112号は一方通行あり、酷道あり、また、月山の西側ではこの112号が山形自動車道の一部に組み込まれていたりして、いろいろ大変です。
順走します。

     
  それでは112号のスタートです。
南から県道267号を北上して国道13号に到達し、13号の高架と交差したところからスタートします。
 
112号スタート
112号スタート
     
  13号の高架をくぐったすぐ先に1つ目のおにぎり標識があります。早速撮影。すぐ先にはポール標識も見えています。
 
おにぎり標識
おにぎり標識
     
  もう少し進むと歩道橋におにぎり標識が。そして歩道の縁石にはポール標識が並んでいます。
撮影時には気がつかなかったのですが、反対車線側にスリット標識がありますね。当日気がつかなくて残念、、、
 
ポール標識たち
ポール標識たち
     
  手前は「国土交通省」、その奥は 0.3 km の丸型ポールです。
 
国道交通省
国道交通省
0.3 km
0.3 km
     
  1 km 地点に支柱型のキロポスト発見。支柱型はこの後もよく見かけました。
 
支柱型
支柱型
     
  スタート地点からどんどん北上し、山形市内中心部を目指します。すると348/286号 と交差します。左折で348号、右折で286号です。どちらの国道もこの交差点が終点です。
 
348/286号
348/286号
     
 

そして山形市の中心部へ進みます。ここには何と一方通行があります。しかも2箇所。

1つ目は右の地図の A から始まる場所です。112号は A 地点の下より北上してきますが、A 地点から北は北向きの一方通行になります。そして B 地点までが一方通行です。

Google Maps では国道と県道と同じ色になっていて区別できないところがあります。ここもそうで、A 地点で左折する道と D → C の先も国道と同じ色に塗られているので、一見国道に見えてしまいます。ホント紛らわしい。

B 地点の先は → C → D とクネクネと進みます。

     
  次の写真は B 地点手前の様子です。2車線ありますが両方とも北向きの一方通行です。そして奥に見えている信号が B 地点の七日町交差点です。正面突き当たりに立派な建物が見えていますが、文翔館 という建物のようです。
 
B 地点手前
B 地点手前
     
  続いて C 地点。ここは右折で、
 
C 地点
C 地点
     
  右折したすぐその先が D 地点で、ここを左折します。
このあたりの道路は A → B あたりの道に比べるとずいぶん太い道になりましたね。
 
D 地点
D 地点
     
  D 地点の交差点の角を見ると小さな縦型キロポストがありました。スタート地点から 5.1 km です。
 
D 地点の角
D 地点の角
     
 

続いて2つ目の一方通行です。
先の D から西進すると、右の地図の右下から出てきます。112号はこのあと E → F と続きますが、ここは F → E 方向の一方通行なのです。

そこでここは E → G → F → E と一周することにします。

ちなみに 2019 年 7 月現在の Google Maps では E → G → F 区間も112号となっているのですが、ゼンリンベースの Yahoo 地図、bing 地図、インクリメントPベースの MapFan、Mapion など、Google Maps 以外のどの地図でもこの区間は国道ではありません。実道にもこの区間には国道を示すものは見つからず、もう国道ではないことは確実です。もうホント、Google Maps は劣化が酷くて困ったもんですねぇ。。。

     
  というわけでまず E 地点です。右折禁止です。
 
E 地点
E 地点
     
  そしてその先の G 地点です。ここを右折。
 
G 地点
G 地点
     
  そして F 地点。ここを右折して E 地点へ向かいます。
 
F 地点
F 地点
     
  一回りして再び E 地点まで戻って来ました。この後はまた → G → F と進みます。
 
再び E 地点
再び E 地点
     
  F 地点を左折して北上します。するとすぐに鉄道と交差します。これはJR左沢(あてらざわ)線です。これ、「左沢」で「あてらざわ」と読むのです。ムヅカシィ。
 
JR左沢線
JR左沢線
     
  山形市の中心部をどんどん離れて北上していきます。次は東北中央自動車道と交差します。
 
東北中央自動車道
東北中央自動車道
     
  さらに北上して最上川を越え、山形自動車道と交差します。ここににポール標識がありますが、
 
山形自動車道
山形自動車道
     
  よく見るとこれ、「建設省」ですね。まだ残っていたか。
(たまに見ますよね。)
建設省
建設省
     
  さらに寒河江川の南岸まで北上し、今度は寒河江川に沿って西へ進みます。少し進むと287号と交差です。
 
287号と交差
287号と交差
     
  寒河江川の北岸に出て、少し進むと、左から 458号 が合流してきます。
 
458号が合流
458号が合流
     
  458号は約 700 m 重複したのち分岐していきます。
 
458号が分岐
458号が分岐
     
  458号が分岐する交差点の角付近に 30 km のキロポストがありました。このタイプもけっこう見られます。
 
キロポスト
キロポスト
     
  上の写真でも奥に見えていますが、山形自動車道が正面を横切り、再び交差します。
 
再び山形自動車道
再び山形自動車道
     
  少し進むとポール標識がありました。これは青いおにぎり標識が貼り付けてあります。112号では珍しいかも。しかも写真では分かりづらいですが、「建設省」とあります。
 
ポール標識(青おにぎり)
ポール標識(青おにぎり)
     
  そしてそのすぐ先に今度は白いおにぎり標識のポールです。そしてこれも「建設省」。建設省多いですね。
 
ポール標識(白おにぎり)
ポール標識(白おにぎり)
     
  さらに進むとまた山形自動車道と交差します。交差する場所では112号はトンネルになっています。
 
また山形自動車道
また山形自動車道
     
  だいぶ高度上がってきました。トンネルを抜けるとダムがありました。寒河江ダム です。なかなか大きなダムです。このダムは「ロックフィルダム」で、写真で左に見える、横に青い筋の入っているところが堤体です。国内第4位の大きさなんだとか。
ちなみにこの写真は次の日の帰路に国道沿いから撮ったものです。国道沿いのからの方が良く見えます、
 
寒河江ダム
寒河江ダム
     
  ダム湖は月山湖です。湖の中に巨大な噴水があります。高さ112メートルで、東洋一、世界でも4番目なんだそうです。なかなか見事ですよね。写真の右に写っている赤っぽい建物は管理事務所で、その左奥にちらっと駐車場が見えています。その駐車場から噴水を間近に見ることができるようですね。
 
噴水
噴水
     
  ダムを後にしてさらに西進すると分岐点です。通常の112号はこのまま直進します。すると左から山形自動車道がやってきて合流します。112号はそのまま山形自動車道と一体になって先へ進みます。
 
2ルートへ分岐
2ルートへ分岐
     
 

一方、案内標識には表示されていませんが、この交差点の右折方向も112号です。右折が旧道ですね。

右の地図では A 地点が上の写真の分岐点です。2019 年 7 月現在の Google Maps では、右折方向は国道とはなっていません。右の地図では道すら見えません。まったく、、、(^_^;)

A 地点から直進して山形自動車道が合流してきた後は B 地点の手前まで進み、ここで山形自動車道が分岐します。一方、A 地点から → C → D と進んだ旧道は B 地点で再び合流して1本の道に戻ります。

ここでは A → C → D → B のルートを進み、A → B 区間は後から(次の日に)走ることにします。

     
  旧道はぐっと細い道になり、急激に高度を上げていきます。勾配 10 % の坂道を登ります。 10 % というと相当な坂です。
 
10 %
10 %
     
  高度を上げていくと、ものすごい濃霧になってしまいました。霧というか、これは雲の中に入ったのでしょうか。
C 地点には 五色沼 という沼があります。霧がかかっていてちょっと神秘的ですね。
 
五色沼
五色沼
     
  濃霧の中を進みます。ほんとものすごい濃霧で、全然前が見えません。
 
濃霧の中
濃霧の中
     
  さらに進むとゲートを超えて、D 地点に到達です。このあたりまで来ると霧は晴れてきました。
正面の案内標識をよく見ると、直進方向の他、左折も112号となっていますね。。。左折した先は山形自動車道です。しかしそこまでのルートはどの地図を見ても国道ではありません。うむむ、どういうことでしょう??? ちなみに右折した先は有料道路(湯殿山有料道路)になり、さらに進んで、湯殿山神社 に至ります。
 
D 地点
D 地点
     
  直進した先は道が細くなり、酷道区間となります。途中、路肩が壊れていたり、
 
路肩注意
路肩注意
     
  ところどころに折れた木の枝が落ちていたりしています。枝は結構そこら中に落ちていて、とても危険です。(^_^;)
 
枝
     
  B 地点の近くまでやってきました。一度別ルートの112号の下をくぐって、
 
112号の下をくぐる
112号の下をくぐる
     
  ぐるっと回り込んで、B 地点です。先に進むには右折ですが、一度左折して、
 
B 地点
B 地点
     
  山形自動車道との合流点(湯殿山IC)まで進んでおきます。こちらから見ると、左から来た山形自動車道がこの先で合流です。
 
山形自動車道
山形自動車道
     
 

この場所で反対車線側の案内標識を見ると、その支柱におにぎり標識付きのキロポスト(縦型)が貼り付けてありました。

 

 

 

71.03 km
71.03 km

反対車線側の案内標識
反対車線側の案内標識
     
  湯殿山ICの先から折り返して先へ進みます。
少し進むとダムがあります。月山ダム です。国道のすぐ近くにあるので行ってみました。
 
月山ダム
月山ダム
     
  次の写真はダムの上から北側を撮ったものです。一番上の青っぽい橋が山形自動車道、真ん中の赤い橋が112号、下の川が梵字川です。112号は左奥にトンネルがあり、その先から月山ダムへ向かう道があります。
 
ダムの上から
ダムの上から
     
  ダムを後にして北上します。また山形自動車道と交差して、山形自動車道の東側へ出ます。
 
山形自動車道と交差
山形自動車道と交差
     
  鶴岡市の中心部ヘ近づきます。すると左から 345号 が合流してきます。
 
345号が合流
345号が合流
     
  345号は 4 km ほど重複して分岐します。
 
345号が分岐
345号が分岐
     
  345号が分岐したすぐ後で、JR羽越本線と交差します。
 
JR羽越本線
JR羽越本線
     
  鶴岡市中心部を抜けた後、7号 に合流します。この交差点では7号が正面からやってきて左へ進みます。112号はこの交差点を鋭角に左折して、しばらく7号と重複します。
 
7号に合流
7号に合流
     
  7号とは約 3.5 km 重複して分岐します。
112号は、JR羽越線を跨線橋で超えた先の次の交差点(中野京田(なかのきょうでん)交差点)を右折です。
 
7号から分岐
7号から分岐
     
  7号から分岐して少し進むと、連続して高速道路と交差します。1つ目は山形自動車道。また山形自動車道です。(^_^;)
 
山形自動車道
山形自動車道
     
  そしてそのすぐ先で、日本海東北自動車道と交差です。この両者、上の写真に日本海自動車道が既に写っていることからもわかるとおり、ほぼ連続していると言っていいでしょう。そしてこの2者は写真の右方で合流しています。
 
日本海東北自動車道
日本海東北自動車道
     
  そして鶴岡市加茂で日本海に到達します。突き当たりを右折です。正面は港で、加茂港です。
この突き当たりが日本海になる雰囲気、どこかに似てるなぁと思ったのですが、どうも 365号417号)の 305号 に合流するあたりにちょっと似てる気がします。気のせい? (^_^)
 
日本海へ
日本海へ
     
  そしてしばらく日本海沿いを北上します。
 
日本海沿いを北上
日本海沿いを北上
     
  さらに北上すると空港があります。庄内空港 です。庄内空港は愛称が「おいしい庄内空港」と言うらしいんですが、なんで「おいしい」?? 笑 112号は庄内空港の下をくぐります。下の写真は空港の下の地下道の様子です。空港の下をくぐるのは珍しいですね。同様の国道は成田空港の下をくぐる 51号 があります。
 
庄内空港
庄内空港
     
 

空港を過ぎると最上川を渡り、酒田市の中心部へ進みます。そのまま道なりに真っ直ぐ酒田駅前まで進むかと思いきや、A 地点で左折します。

その後市街地を進みますが、B 地点からまた一方通行です。なんと一方通行3回目。

この一方通行は北向きで、進行方向と同じなのでそのまま進めます。そして一方通行は C 地点までで、C 地点で左折して先へ進みます。

続いて D 地点のちょっと複雑な交差点を右折します。

     
  まずは A 地点です。ここを左折。
 
A 地点
A 地点
     
  一方通行区間はぐっと細い道になります。裏道の雰囲気。案内標識の奥に見えている水色の建物の向こうを左折です。
 
C 地点手前
C 地点手前
     
  D 地点は五叉路です。
写真では右手前から出てきて左へ行く道と、左手前から出てきて右奥へ進む道が交わっているところへ、正面の白いステップワゴンのいる道が交わっているような感じです。112号は右手前から出てきて、ステップワゴンの道へと進みます。
 
D 地点
D 地点
     
  そして酒田市光ヶ丘で松の林の中を進み、右折します。ゴールまであと少しです。
 
酒田市光ヶ丘
酒田市光ヶ丘
     
  続いてゴール地点の宮海交差点に到達します。ゴール地点は正面の交差点です。周りに何も無い、なんでここが?と思うようなこの場所がゴールです。すぐ右側を7号の酒田バイパスが走っていて、真っ直ぐ進むと酒田バイパスに合流して秋田県へ進みます。右折すると酒田バイパス経由で酒田市の市街地方向へ向かいます。
 
112号ゴール
112号ゴール
     
 

112号は以前は鶴岡市までの国道でしたが、1993 年に酒田市まで延伸しています。鶴岡市から日本海沿いに出て、そのまま北上するルートは、確かに後からとってつけたように見えないこともありませんね。

ゴール地点には到達しましたが、まだ残っている区間があります。月山の西の、山形自動車道の一部になっている区間です。右の地図の B → A 区間ですね。この区間も走ります。(酒田市からの帰路で走行します。)

   
  日付が変わって 7 月 15 日になりました。山形自動車道で南下してきて、B 地点の湯殿山ICです。いったん通りすぎ、手前まで戻って再度 B 地点へ進入します。
 
B 地点
B 地点
     
  こっちのルートは、もう一つのルートの酷道に比べると月とすっぽん。とてもスムーズです。B 地点からしばらく進むと、自動車専用道路になります。
 
自動車専用道路へ
自動車専用道路へ
     
  前日に D 地点を通ったときに撮った案内標識の写真で、直進方向と左折(山形自動車道方向)の両方が112号となっているところがありました。そこで念のため D 地点と山形自動車道の間も走っておくことに。山形自動車道の途中のICから外れて D 地点へ向かいます。距離約 1 km です。次の写真が D 地点の様子。正面に建物が見えていますが、ホテルか何かでしょうかね。もう営業していなくて、廃墟のようになっていました。
 
再び D 地点
再び D 地点
     
  山形自動車道に戻って南下します。するとほどなく月山ICに到着。112号は直進、左に外れると山形自動車道です。
 
月山IC
月山IC
     
  そして再び A 地点に反対側から戻ってきました。B → A 区間は約 21 km でした。
 
再び A 地点
再び A 地点
     
  上の写真を撮った位置から振り返るとこんな様子です。山々の緑がキレイです。正面奥を横切る緑の橋は山形自動車道ですね。
 
A 地点反対向き
A 地点反対向き
 

これで112号は終了です。
112号は総延長 140 km くらいと、中堅どころの長さでしたが、イベント盛り沢山でなかなか大変な国道でした。
今回走ったように、山形自動車道は月山IC〜湯殿山ICの間は道路が無く、その区間は112号が繋いでいます。112号のこの区間が有料道路(山形自動車道は有料)に変わることは有り得ないと思うので、いつかは「山形自動車道の」道路が建設されるのでしょうか。しかし、それもまた有り得ない気もしますね。

  次は、336号です。  

  ●追補1  
  112号走行日当日にその存在に気がつかなかったスリット標識ですが、また山形に行った(347号)ので、そのついでに撮ってきました。112号のスタート地点から 300 m 進んだ位置の歩道橋のすぐ下です。
 
スリット標識
スリット標識
     
  きちんと撮れたので満足。(^_^)/
 
スリット拡大
スリット拡大
   
走行日:2019年9月16日

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