国道305号
305号
 
起点 石川県金沢市
終点 福井県南条郡南越前町
総延長 145.5 km
 
スタート 2017年08月18日 7:30 頃
ゴール 2017年08月18日 17:30 頃
所要時間 約 10.0 時間(順走)
平均速度 約 14.6 km/h

 

次は305号です。
305号は石川県金沢市の武蔵交差点から始まり、石川県内を南西に進んだ後福井県に入り、日本海沿いを南下した後、少し内陸に入り、北陸自動車道の今庄IC入口に至るまでの 145.5 km です。

起点からしばらくは、157号8号 と重複します。また、終点付近は365号と重複しています。
順走します。

     
  それでは305号のスタートです。起点の武蔵交差点に北西から進入します。正面の信号が武蔵交差点で、ここを右折してスタートです。起点からしばらくは157号との重複。案内標識には157号の表記がありますが305号の表記はありません。
 
305号スタート
305号スタート
     
  前日走った157号を前日とは反対向きに走ります。しばらく進むと8号に合流。重複して少し進んだ後、157号が分岐します。スタート直後は曇りくらいだったのですが、ここに来て雨が降り出しました。しかも土砂降り。(+_+) そんな中で、305号は8号から分岐します。大長野ICで側道に外れていき、その先で右折です。
 
305号単独区間へ
305号単独区間へ
     
  側道を降りた先の大長野西交差点です。ここを右折して305号の単独区間になります。雨は小降りになりました。
 
大長野西交差点
大長野西交差点
     
  しばらく進むと360号と交差します。
 
360号と交差
360号と交差
     
 

さらに進むと、再び8号と合流します。しかしこの場所ちょっとヘンです。

305号は右と地図の右上から出てきて、A 地点まで来た後、B → C と進むのです。地図で見る限り、A → C と行っても良さそうですが、、、

     
  これが A 地点の様子です。直進には大きく X 印が付いています。
 
A 地点
A 地点
     
  A 地点を左折し、8号の高架の下をくぐった先が B 地点。さらに右折して左から8号に合流します。
 
B 地点方向
B 地点方向
     
  A 地点から C 地点方向へは、実は少しだけ進めます。しかし道路に大きく「この先行き止まり」とあり、進んでも8号に合流することはできません。何でこんな事になっているんでしょうね。(@_@) ちなみに、写真には写っていませんが道路の右側に石川トヨペットがあり、また、正面右にガソリンスタンド(出光)が見えていますが、この道はそこへ行くためのものなのかもしれません。
 
この先行き止まり
この先行き止まり
     
  しばらく8号と重複した後、この黒瀬交差点で分岐します。ちなみに左折方向は364号で、364号はここが終点。
 
再び8号から分岐
再び8号から分岐
     
  8号から分岐して少し進むとJR北陸本線と交差します。そしてその手前にポール標識も。
 
JR北陸本線
JR北陸本線
     
  北陸本線と交差後2つ目の菅生交差点で305号は左折します。下の写真がその菅生交差点の様子ですが、ぱっと見、左折方向が305号であることを示すものは見当たりません。そのまま直進してしまいそうです。
 
菅生交差点
菅生交差点
     
  菅生交差点の角にはこんな感じで方向指示標識が設置してあるので、一応左折が305号であるとわからないではないですが、、、
普通気がつかないでしょう。(^_^;)
 
菅生交差点角
菅生交差点角
     
  次は北陸自動車道と交差します。太い橋脚などから高架の高さが低いように感じられますが、十分な高さはあります。
高架の向こうでは大聖寺川に沿って走ります。
 
北陸自動車道
北陸自動車道
     
  加賀市永井町です。案内標識の支柱をよく見ると、、、
 
加賀市永井町
加賀市永井町
     
  おにぎり標識が貼り付けてありました。
小さくて見落としそうです。
シール標識
シール標識
     
  福井県に入ります。するとすぐに湖があり、その北岸を走ります。北潟湖 です。
iPhone でパノラマ写真撮ってみましたが、、、湖の広い様子を写すのは難しいですね。(+_+)
 
北潟湖
北潟湖
     
 

さらに福井県内を南西に進むと、東尋坊 の近くを通ります。ちょっと寄ってみることにします。

右の地図の右から出てくるのが305号で、A 地点まで進みます。一度ここから国道を離れ、B 地点まで進みます。ここが東尋坊です。

     
  まずは A 地点の覚善交差点。右にコンビニ(ローソン)の駐車場が見えていますが、その先を右折で305号から離れます。
 
A 地点
A 地点
     
  東尋坊は有名な観光地だけあって、駐車場がよく整備されています。そして駐車場から東尋坊に至るまでの間には土産物屋さんなどのお店がたくさん並んでいます。そして左は「梅宮辰夫 漬物本舗」たけだ亭 !(^_^;)
 
たけだ亭
たけだ亭
お店
お店
     
  土産物屋さんの間を抜けると、正面に日本海が広がります。そして下の方に断崖が見えます。
 
日本海
日本海
     
  下まで降りてみました。遊覧船 が出ていて一回りできるようです。
 
遊覧船
遊覧船
     
  しかしすごい断崖です。(@_@)
 
断崖
断崖
     
  もう恐れ入りました。ビビりまくりです。(^_^;)
 
高い
高い
     
  断崖から戻って来ました。駐車場まで帰る途中に 東尋坊タワー があるのでちょっと寄ってみました。
タワーの上からは断崖絶壁は見えませんが、それでもいい景色が見られます。上まではエレベーターで上がりますが、エレベーターに説明(ご案内)が貼ってあって、なんでもこの東尋坊タワーは、昭和39年(東京オリンピックの年)にできたそうなのですが、何と、個人所有の建物なんだそうです。すごいですね。(@_@)
 
東尋坊タワー
東尋坊タワー
     
 

東尋坊というと、自殺の名所ですか?
確かにあの高さから飛び降りれば死んでしまうかもしれません。

東尋坊周辺には自殺志望者を思いとどまらせるための電話ボックスがあります。「命の電話」と言うようです。右の写真は駐車場の近くにあった電話ボックスで「命の電話3号です」と書いてあります。何号まであるんでしょう。

右の机には聖書と10円玉。電話機の上には「月光仮面」の電話番号が書いた紙が置いてあります。「月光仮面」さんはボランティアで自殺防止活動をしている人だそうです。

こういうの見るとドキッとしますね。
苦しくても自殺だけは思いとどまって欲しいものです。

命の電話
命の電話
     
  東尋坊を後にして、305号に復帰します。覚善交差点から南下すると、すぐに踏切があります。
これは、えちぜん鉄道 の三国芦原線です。
 
えちぜん鉄道三国芦原線
えちぜん鉄道三国芦原線
     
  続いて兵庫川、九頭竜川と連続して川を渡ります。兵庫川を渡るのは港橋、九頭竜川は新保橋です。次の写真は新保橋の様子。
 
新保橋
新保橋
     
 

続いてルートが2つに分かれる場所があります。
305号は右の地図の右上から出てきて、A → B と進むルートが一つ目。しかしこのルートは B まで。

二つ目のルートは A → C → D のルートです。

ちなみに B から D にも行けるので、道なりに普通に進む場合は A → B → D でしょうか。

今回は、いったん A → B と進み、A まで戻って、→ C → D と進みます。ちなみに D 地点は416号の起点です。

     
  まずは A 地点。直進方向には305号との表示がありませんね。しかし直進します。
 
A 地点
A 地点
     
  続いて B 地点。T字路に突き当たります。
 
B 地点
B 地点
     
  いったん A 地点まで戻り、今度は C 地点です。ここを右折。
 
C 地点
C 地点
     
  C → D のルートは A → B に比べてちょっと細いです。A → B のルートは新道で、恐らく C 地点に北からやってきて D に至るのが旧ルートだったのでしょう。下の写真は D 地点の様子で、305号は道なりに直進です。
 
D 地点
D 地点
     
  続いて日本海沿いに出ます。天気良くなりました。
 
日本海沿い
日本海沿い
     
 

日本海沿いを南下しますが、またルートが分かれているところがあります。右の地図の A → B 区間です。

ここは東側(内陸側)が旧道、西側(海側)が新道のようです。

まずは西側ルートで B まで進み、東側ルートで A まで戻ってくることにします。

     
  というわけで A 地点ですが、左折方向が305号であることを示すものは何もありません。まず直進。
 
A 地点
A 地点
     
  そして B 地点。ここも案内標識などもなく、これだけを見ると左折方向が305号とは思えません。
 
B 地点
B 地点
     
  A 地点の手前まで戻って来ました。直進した先は行き止まりになっていますが、何となく昔道路だったものが廃止されたことがうかがえる雰囲気ですね。
 
A 地点手前
A 地点手前
     
  行き止まりの手前で左折して再び A 地点です。これで一回り。しかし東ルートは本当にまだ305号なんでしょうか。
 
A 地点
A 地点
     
  日本海沿いをどんどん南下します。途中、何箇所かこういう黄色くて四角い標識が見られます。
 
黄色標識
黄色標識
     
  「H305A191」とあります。「305」とあると言うことは、305号に関するナニモノかなんでしょうが、「A191」というのはどういう意味なんでしょうね。
H305A191
H305A191
     
 

そしてこの場所には滝がありました。
この滝は「足見滝」と言うようです。
「足見」と書いて「たるみ」と読むようです。先のおにぎり標識のすぐ向こうにあって、道路からも良く見えます。と言うか、道路から見ると危ないので、向かいの「樽海」と書いてあるお店に寄って、そのついでに滝を見るのがいいかもしれません。

ところで滝は「足見」ですが店の名前は「樽海」なんですね。

足見滝
足見滝
     
  福井県の日本海沿いは岩だらけで(笑)、とても見応えがあります。次にまたすごいものが。
これは「呼鳥門(こちょうもん)」というもので、岩のトンネルです。ここに あります。写真はモロに逆光なので、ちょっとわかりづらいかもしれません。かつてはこの下を305号が通っていたそうですが、今では横を通る呼鳥門トンネルができ、車道ではなくなっています。遊歩道が設けられているようです。何とこれ、人が掘ったのではなく、自然のトンネルなんだそうです。
 
呼鳥門
呼鳥門
     
  呼鳥門トンネルに続き、越前岬隧道、玉川トンネルと、トンネルを抜けてさらに南下します。
玉川トンネルを出ると、何とカニが! やはり福井と言えばカニでしょうか。しかしこのカニ赤いです。(^_^)
 
カニ
カニ
     
  この右のカニのところは駐車場になっています。そして玉川トンネルの出口付近に「玉川洞窟観音」という観音様があります。
「洞窟観音」というくらいなんだから、洞窟の中に観音様がいるのでしょう。ちょっと寄ってみました。
玉川洞窟観音
玉川洞窟観音
     
  入口で拝観料 100 円を払って中に進みます。中はこんな感じで、洞窟と言うよりはトンネルですね。
何でも、かつては本当に洞窟の中にあったらしいんですが、1989年7月に305号の旧道のロックシェードで 崩落事故 が起き、バスがその下敷きになって15名の命が失われたそうで。その後305号は現在の玉川トンネルができ、旧道は廃止されているようです。旧洞窟観音はその廃道の途中にあったようで、国道付け替えに合わせて現在の場所に移転したようです。
 
洞窟
洞窟
     
  奥まで行くとこんな雰囲気。昔の本当の洞窟にあった観音様も見てみたかったですね。
 
さらに奥
さらに奥
     
  さらに南下して、365号との分岐点に近づきます。
こういう案内標識があって、ここで分岐?と思いきや、右の坂の下、300 m 先が分岐点です。
 
365号分岐前
365号分岐前
     
  そしてここが365号との分岐点です。左折が365号。特に案内標識などはありません。365号は、石川県加賀市で305号が8号から分岐した黒瀬交差点からここまで重複です。約 63 km 重複です。
 
365号が分岐
365号が分岐
     
  少し進むと、突然左折させられ、クランク状に折れ曲がります。どうやらこの先バイパスができていて、かつての直線ルートがバイパスに乗るルートに付け変わっているようです。
 
クランク状
クランク状
     
  左折してすぐに右折です。この先がバイパス。
バイパスに乗るまでは民家の間を走るような道でしたが、バイパスは少し高台を進む広い道です。
 
バイパスへ
バイパスへ
     
 

バイパスを終了してさらに南下です。すると分岐があります。

右の地図で左上から海沿いを降りてくるのが305号。そして、A 地点が分岐です。終点へは、C 地点経由でさらに東へ進むのですが、何故か A 地点からさらに南の B 地点まで進むルートがあるのです。

この B 地点まで行く、まるで盲腸のようなルートは一体どうゆうルートなんでしょうね。A 地点から B 地点までは約 6 km あります。謎です。

     
  次の写真がその A 地点の様子。道なりだと C 地点へ進みますが、右折して「しおかぜライン」方面です。
 
A 地点
A 地点
     
  そしてここが B 地点。左から道が合流してきています。この道へ進むと8号に出られます。
道路の右側には裏向きのおにぎり標識、左の先には県道204号の六角標識が見えています。305号はここまでですね。
 
B 地点
B 地点
     
  振り返って反対側を撮ってみました。右に見えている8号へ向かう道はどんどん山の壁面を上っていますね。
 
反対側
反対側
     
 

さて、先の A 地点まで戻って来て右折。C 地点へ向かいます。

C 地点では8号と交差するのですが、2017年9月現在の Google Maps では、この場所は8号が南北に2ルート併走しています。ところが、、、

     
  西から進んできて、一つ目の交差点。案内標識があって、橋を渡った向こうで8号と交差となっています。
ん、8号は1つだけ??
 
1つ目の交差点
1つ目の交差点
     
  どうやら現道はすでに西のルートは廃止されているようなのです。橋の手前に交差する道があり、そこで左を見てみるとこんな風になっていて、封鎖されています。
 
左側
左側
     
  右側も同様に封鎖されています。洞門の手前で左へ外れる細い道があり、もちろんそれは8号ではありませんが、どうやらそちらへは進めるようです。
 
右側
右側
     
  そしてこっちが橋を渡った先の8号との交差点、桜橋交差点です。ここは直進です。
 
桜橋交差点
桜橋交差点
     
  かつて305号には「点線区間」があったのですが、2013年にその点線区間を繋ぐホノケ山トンネルができ、305号は「点線国道」ではなくなったのだそうです。8号と交差して少し東進したところで、そのホノケ山トンネルです。
 
ホノケ山トンネル
ホノケ山トンネル
     
  ホノケ山トンネルを出てさらに東進すると、365号に突き当たります。ここを右折して終点まで重複です。
 
365号に合流
365号に合流
     
  合流してすぐに二連標識を発見。
 
二連標識
二連標識
     
  続いて北陸自動車道と交差します。
 
北陸自動車道
北陸自動車道
     
  そして今庄ICのランプウェイをくぐったすぐ先の、
 
今庄IC
今庄IC
     
  今庄IC入口がゴール地点です。え、ここ? と思うような場所ですね。(^_^;)
 
305号ゴール
305号ゴール
  これで305号は終了です。
1つ前の157号は、有名な酷道区間のある国道で、今回の一連のツアーの中ではハイライトであったと思います。その次の305号は、じゃ、消化試合か、と思いきや、この国道もまた色々あって楽しめましたね。出だしは天気も悪く、どうなることかと思いましたが、後半は天気も回復し、美しい日本海沿いの景色を見ながら走れて、良い国道でした。
  次は、342号です。  

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