国道157号
157号
 
起点 石川県金沢市
終点 岐阜県岐阜市
総延長 202.6 km
 
スタート 2017年08月17日 7:15 頃
ゴール 2017年08月17日 17:30 頃
所要時間 約 10.25 時間(逆走)
平均速度 約 19.8 km/h

 

次は157号です。
157号は石川県金沢市の武蔵交差点から始まり、石川県、福井県、岐阜県を南下し、岐阜県岐阜市茜部本郷交差点で 21号 に至るまでの 202.6 km です。

157号はその酷道区間で有名です。右上の「落ちたら死ぬ!!」の看板も有名ですね。どうなるんでしょう? 笑
逆走します。

     
  それでは157号のスタートです。21号を西から進んできて茜部本郷交差点に進入。左折してスタートです。
 
157号スタート
157号スタート
     
  スタート直後は岐阜市内をクネクネ走ります。まずJR岐阜駅の東を通り抜けます。写真では正面を左右に走るのが東海道本線の高架で、すぐ左が岐阜駅。この後、高架の下に見えている信号の先を左に回り込んで岐阜駅の北側に出て、その後すぐに右折して北上します。
 
JR岐阜駅横
JR岐阜駅横
     
  少し北上して神田町5丁目交差点です。
手前の木が邪魔で案内標識がちょっと見づらいですが、この先の神田町5丁目交差点で157号は左折します。248号とは本日のスタート地点の茜部本郷交差点からここまで重複しており、この後248号は右折。256号はこの交差点が起点です。また、案内標識にありませんが、303号 もこの交差点が起点で、しばらく157号と重複します。
 
248号と256号
248号と256号
     
  303号との二連標識があったので撮影。
 
303号と重複
303号と重複
     
  そしてしばらく走った後、303号が分岐します。303号とは約 10 km 重複していました。
 
303号が分岐
303号が分岐
     
  岐阜市の隣の本巣市を根尾川に沿って北上します。すると出てきました「大型車通行不能」。この後どうなるんでしょうか?
 
大型車通行不能
大型車通行不能
     
  鉄道の高架と交差しました。これは、樽見鉄道線 のようですね。
 
樽見鉄道線
樽見鉄道線
     
  次に右から418号が合流してきます。418号はここから福井県大野市まで約 72 km(!)も重複します。157号の核心部である温見峠などの酷道区間もモロに重複です。
 
418号が合流
418号が合流
     
  さらに進むと、ぐっと道が細くなりました。いよいよ酷道区間開始でしょうか。
 
酷道区間開始か
酷道区間開始か
     
  再び「大型車通行不能」の標識です。「最終回転場」ともありますね。「最終」感が盛り上がります。(^_^;)
 
大型車通行不能2回目
大型車通行不能2回目
     
  また「大型車通行不能」です。民家の間を抜けていく道ですが、道路はクルマが1台通れるだけの幅しかありません。おにぎり標識た立っていますが、ヘンな方向向いていますね。まるで「国道」と主張することが恥ずかしいような。(^_^)
 
また大型車通行不能
また大型車通行不能
     
  出てきました「落ちたら死ぬ!!」。
 
落ちたら死ぬ
落ちたら死ぬ
     
 

案外早く出てきましたね、この看板。
場所は このあたり です。

「落ちたら死ぬ!!」とはこれまた大げさな、と言う気もしますが、、、、

落ちたら死ぬ!!
落ちたら死ぬ!!
     
  「落ちたら死ぬ!!」看板の場所から左側を見ると、ゲートがあります。そしてまた「大型車通行不能」。クドいです。笑
 
ゲートあり
ゲートあり
     
  ゲートの奥に進みます。路肩を見ると、こんな感じ。写真のこの場所にはガードレールがありますが、しかしほとんどの場所はガードレール無し。そして道路の右側はバッサリ落ち込んでいます。
 
路肩
路肩
     
  どんどん進みます。ちょっと見晴らしの良いところへ出てきました。しかしやはりガードレールはありません。下の方へ川が見えていますが、高いです。(@_@) ここから落ちれば確かに死んでしまうかもしれませんね。冗談じゃなく、「落ちたら死ぬ!!」です。(でも普通に走っていればここから落ちるなんてことは通常起こらないので、普通に走っていれば問題ありません。)
 
高い
高い
     
  さらに先へ進みます。「酷道」らしい道が続きます。
 
さらに先へ
さらに先へ
     
  再びゲートがありました。場所は このあたり 。次の写真は、ゲートを通り過ぎて振り返って撮ったものです。
 
ゲート
ゲート
     
  さらに進むと、「洗い越し」がありました。洗い越しとは、川を渡る場所に道路を通す場合は通常橋を架けるのですが、橋を作るのがコスト的に見合わないときに、単純に道路を真っ直ぐ通し、川は道路の上を流れるようにしたもののことです。
 
洗い越し
洗い越し
     
  今年 2017 年は、非常に強い 台風5号 が直前にこのあたりを直撃していて、はたして157号は通れるんだろうか、と思いながら走行当日を迎えたのですが、特に何と言うことも無く普通に走れました。洗い越しもこんな感じで、水が流れていません。(+_+)
 
水なし
水なし
     
  さらに進むと、別の洗い越しがありました。ここではちゃんと水が流れていますね。でもよく見ると、道路の下に水路が作ってあって、水は道路の下を流れています。あれれ、これだと洗い「越し」ではないのでは? (^_^;)
 
水あり
水あり
     
  「クマ出没!」の看板が! まぁそういう場所ですよね。
 
クマ出没
クマ出没
     
  どんどん進みますが、酷道を抜ける気配はありません。
 
森の中
森の中
     
  驚くのは、何とこんな山の中にも立派な砂防ダムが設置してあることです。これは大河原第一砂防ダムというダムで、このあたり にあります。よくこんな所に作りますね〜。
 
大河原第一砂防ダム
大河原第一砂防ダム
     
  洗い越しはこの後もいくつか出てくるのですが、今度はこういう、ちゃんと道路の上を水が流れる洗い越しが出てきました。この写真は洗い越しを通り過ぎてから撮っていますが、酷道感満載で、何とも良い感じです。
 
これぞ洗い越し
これぞ洗い越し
     
  さらにこういう洗い越しも。左の奥に小さな滝が見えていますが、あそこから水が出てきて、道路を横切って流れています。
 
これも洗い越し
これも洗い越し
     
  さらに酷道をクネクネと進むと、岐阜県と福井県の県境の 温見峠 に至ります。ちなみに温見峠からは、少し南にある 能郷白山 まで行く登山道の入口があります。下の写真でも左端にちょっと見えていますね。157号をここまでやってきて、これからまた登山とは、なかなか大変です。(+_+)
 
温見峠
温見峠
     
  温見峠を越えて福井側に出ると、ちょっと道が荒れてきました。ガタガタです。
 

荒れた路面
荒れた路面

     
  何となく橋も福井側は貧弱な気がします。あと、福井側にはカーブミラーが少ないです。まったく無いわけではありませんが、ほとんどありません。ちょっと走りにくいですね。対向車に注意しながらじっくり走ります。
 
橋も貧弱
橋も貧弱
     
  157号では、この折れたおにぎり標識も有名ですね。
 
折れたおにぎり
折れたおにぎり
     
 

この標識も、何とも「酷道」感満載です。リニューアルせず、ずっとこのままにしておいて欲しいなぁ。

この標識は、このあたり で見られます。
ちなみにこの写真は来た方向を振り返りながら(温見峠方面を見ながら)撮っています。つまり今回は向こうからこっちへ走っているのです。そのため、今回のように岐阜→石川方面に走っていると、この標識は、うっかりすると見落としてしまうかもしれないので、ご注意を。

折れたおにぎり拡大
折れたおにぎり拡大
     
  さらに北上すると、工事中の箇所にぶつかります。これは、このあたり です。
いわゆる酷道区間はここまでで、この工事区間の向こう側からは普通の道になります。とはいえ、工事区間は未舗装路がしばらく続きます。ここに来て未舗装路が出るとは。(^_^;) ちなみにどこからどこまでを酷道区間と言うかは難しいですが、道がぐっと細くなったと書いた場所からここまでは約 36 km です。結構ありましたね。また、この酷道区間中、対向車はデミオ、セレナ、プリウスの3台。バイク2台。原チャリ1台でした。同じ方向へは、ハリアー、レガシィアウトバック、軽トラ2台。(写真撮ってるときに抜かれた。)36 km 走ってこれだけってのはやはり少ないですね。そりゃ普通こんなとこ通りませんよね。
 
工事中
工事中
     
  しばらく進むと湖があります。麻那姫湖 です。真名川ダム によって作られるダム湖です。川の名前は「真名(まな)川」ですが、湖は「麻那(まな)姫湖」と、読みは同じですが、漢字が違う。麻那姫湖の北部にこのような金色の麻那姫の像があります。
 
春の里
春の里
     
 

麻那姫 とは、大干ばつから村を救うために竜の住む淵に身を投じたとされる姫の名前で、村の長者の娘だそうです。麻那姫は真名川の名前の由来ともなっているそうです。(何故川の名前が「麻那川」にならないのかは謎ですが。)

麻那姫の像は この場所 にあります。
駐車場もあり、休憩できます。

そしてここからは麻那姫湖や、真名川ダムが見えます。

 

麻那姫像
麻那姫像
     
  真名川ダムはこんな感じに見えます。写真は 88 mm(軽く望遠)で撮っています。
 
真名川ダム
真名川ダム
     
  真名川ダムも国道に隣接していて、すぐに行けるので行ってみました。
上の麻那姫像のところからの写真は湖側の様子が見えていますが、ここからは下流側が良く見えます。迫力満点。
 
真名川ダム(下流側)
真名川ダム(下流側)
     
  ダムの下流には噴水があります。ダムの上から良く見えます。
 
噴水
噴水
     
 

麻那姫湖は大野市市街地に結構近いところにあって、真名川ダムを出るとすぐに大野市の中心近くに降りてきます。そしてここはちょっと複雑なのです。

157号は右の地図の下から出てくるのですが、 A 地点で何故か右折して B → C → D → E と進みます。A 地点は真っ直ぐ進むのが自然な場所なのに、何故か右折させられるのです。

どうやら、かつて157号は A 地点を真っ直ぐ進み、F → G → H → I と進み、さらに北側で現在の157号のルートと合流するルートをとっていたようなのです。

そういえば、157号とかなり長い区間重複している418号の起点は、G 地点の上神明交差点なのです。すると418号は A → B → C → D → H → G と進む?なんだかヘンだなぁ、と思っていたのですが、157号の旧ルートが A → F → G だとわかれば、なるほど、と思いますね。

     
  と言うわけで、ここが問題の A 地点。案内標識がなければ、ここで右折とはとても思えません。
 
A 地点
A 地点
     
  続いて B 地点。左右に走る158号に合流します。右折です。
 
B 地点
B 地点
     
  そして C 地点で左折、158号と分かれます。重複は約 850 m。
 
C 地点
C 地点
     
  C 地点から 600 m ほど北上すると、D 地点です。476号が分岐します。476号はここが起点です。
 
D 地点
D 地点
     
  さらに 300 m ほど北上すると、踏切があります。これは、JR九頭竜線。
 
E 地点
E 地点
     
 

九頭竜線の踏切を越えてさらに 2 km ほど北上すると、ちょっとだけ別ルートの157号があります。右の地図の A → B の区間で、約 350 m です。何だこれ???

ちなみに地図の右を上下に走る A 地点を通過するルートが157号の本ルートです。

B 地点は中部縦貫自動車道の大野IC入口です。B 地点をもうちょっと西へ進んだところを斜めに走っている道路は昔の157号のようです。この短い区間は、このヘンと何か関係があるのでしょうか。

     
  これがその A 地点。左折方向は大野ICとはありますが、157号とは書いてありません。
 
A 地点
A 地点
     
  そして B 地点。左折して大野ICです。ここは直進してその先でUターンして戻って来ます。
 
B 地点
B 地点
     
  麻那姫湖のあった真名川は九頭竜川に合流します。合流した付近で157号も九頭竜川を渡ります。次の写真は九頭竜川を渡る下荒井橋の様子です。結構狭い。
ちなみに、「九頭竜」とは何とも格好いい名前ですよね。八岐大蛇は八頭ですが、これは九頭ですよ。でも何で「九頭竜」なのかはハッキリしていないようです。また 九頭竜(龍)の伝承 は他にも色々なところにあるようですね。
 
九頭竜川を渡る
九頭竜川を渡る
     
  さらに北上すると、石川県との県境に至ります。県境はトンネル(谷トンネル)で超えます。
 
谷トンネル
谷トンネル
     
  石川県内を北上していると、恐竜が見えてきました! これは、白山恐竜パーク白峰 です。
 
白山恐竜パーク白峰
白山恐竜パーク白峰
     
  恐竜を反対側から。ここ、ちょっと面白そうだったんですが、時間の都合で寄らずに通り過ぎてしまいました。「化石発掘体験」とか楽しそうですよね。
 
恐竜
恐竜
     
  続いてまたダムです。今度は手取湖の 手取川ダム です。ここも国道からすぐ行けます。結構広い駐車場があります。
 
手取湖
手取湖
     
  ダムの上にも道があるようなのですが、残念ながら立入禁止。
 
立入禁止
立入禁止
     
  ダムはこんな感じに見えます。ちょっと遠い。
 
手取川ダム
手取川ダム
     
  手取川ダムは岩石や土砂を積み上げて造るダムなので、ダム本体を見るとこんな具合に岩だらけなのがわかります。
 
ダム拡大
ダム拡大
     
  手取川ダムを後にしてさらに北上します。次は、360号が右から合流してきます。と言うか、左右に走る360号に157号が突き当たるような感じですね。左折して360号との重複となります。
 
360号が合流
360号が合流
     
  ポール標識が出てきました。早速撮影。
 
ポール標識
ポール標識
     
  360号は 9 km ほど重複した後分岐します。
 
360号が分岐
360号が分岐
     
  横型のキロポスト発見。
 
キロポスト(横)
キロポスト(横)
     
  続いて縦型のキロポストも発見。
 
キロポスト(縦)
キロポスト(縦)
     
  ここに来て、色々なタイプの標識が見られるようになってきました。今度はシールおにぎり。
 
シールおにぎり
シールおにぎり
     
 

そしてこの交差点の歩道のフチのコンクリート部分に貼り付けタイプのキロポストが。(貼ってあるので「ポスト」ではありませんけどね。)

この貼り付けタイプは、上の写真では反射板付きの赤白ポールが見えていますが、そのすぐ下あたりにあります。反対車線側から撮っています。

キロポスト(貼り付け)
キロポスト(貼り付け)
     
  白山市の中心部まで北上してきました。ここで 8号 に合流です。正面の信号を右折して金沢方面です。
 
8号に合流
8号に合流
     
  8号合流直後に二連標識がありました。
 
二連標識
二連標識
     
  8号とは約 1.4 km 重複して分岐します。分岐点の三日市交差点は立体交差なので、まず側道へ進みます。
 
8号から分岐
8号から分岐
     
  そして三日市交差点を右折して再び157号の単独区間です。
 
三日市交差点
三日市交差点
     
  金沢市に入ります。ゴール地点まであと少し。またポール標識があったので撮影。これはおにぎりの背景が白いですね。
 
ポール標識その2
ポール標識その2
     
  金沢市の中心部までやってきました。ここは香林坊交差点で、ゴール地点までもうちょっと。ちなみにここの右側少し行ったところに 兼六園金沢城公園 があります。今回は残念ながら寄っていません。
 
香林坊交差点
香林坊交差点
     
  ゴール地点の 200 m 手前までやってきました。
 
200 m 手前
200 m 手前
     
  そしてついにゴール地点です。手前の「武蔵南」ではなく、もうひとつ奥の「武蔵」交差点がゴール地点です。
 
157号ゴール
157号ゴール
  これで157号は終了です。
157号は、何と言っても温見峠越えの酷道区間が特徴的で、ここはとても良かった\(^_^)/ のですが、でも、全長 200 km 以上ある結構長い国道なので、普通の道区間も大変長く、他にもいろいろあって楽しかったです。ダムも2つあったし。あと、前の国道の21号などと違って、バイパス(別ルート)区間があまり無かった(350 m あったけど)のは良かった。バイパス多いと予想外に時間かかるんですよ。(^_^;)
  次は、305号です。  

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