国道345号
345号
 
起点 新潟県新潟市
終点 山形県飽海郡遊佐町
総延長 212.0 km
 
スタート 2015年07月19日 7:30 頃
ゴール 2015年07月19日 18:00 頃
総時間 約 10.5 時間(順走)
平均速度 約 20.2 km/h

 

次は345号です。
345号は新潟県新潟市の東港十字路交差点で 7号 から始まり、新潟県を北東へ進み、山形県入って、秋田県に入る手前の飽海郡遊佐町(あくみぐんゆざまち)で再び7号に至るまでの 212.0 km です。

7号から始まって7号で終わることからも分かるように、全線に渡っておよそ7号と併走しています。起点の近くでは113号と重複しながらくねくねと海側を進み、そして113号と分岐した後もやはり海側を進みます。山形県に入る手前で一度7号と重複しますが、山形県に入った後は7号が海側を走るのに対して345号は山側を走ります。
順走します。

     
  それでは345号のスタートです。
スタート地点は新潟市内の東港十字路交差点です。新潟市内では、中央区本町交差点 に多くの国道の起点、終点があるのですが、この345号は少し外れた位置からスタートです。スタート直後は113号との重複なので案内標識などには113号の表示しかありません。
ところで、この東港十字路交差点は345号の始点でありますが113号の始点ではありません。113号の始点は中央区本町交差点なのです。本町交差点と東港十字路交差点とは 950m 程度の距離なので、345号の始点も本町交差点にしてしまっても良いように思うのですが、別にすべき何か理由があるのでしょうか???
 
345号スタート
345号スタート
     
 

113号はかなりくねくねと進みます(右の地図の A → I)。しかしそこは113号を走るときに詳しくやることにして、113号との重複区間はばっさり割愛です。

しかし一つだけ。割愛するには惜しいものを発見。下の写真の巨大な像です。結構遠くから見えます。これは、親鸞聖人の像なんだそうです。
この施設、「越後の里親鸞聖人総合会館西方の湯」と言うそうで、見た目は宗教施設で、それはそれで間違いないのですが、名前の通り温泉施設でもあり、とても臭い(笑)温泉に入れるのだそうです。今回は風呂には入らず通り過ぎてしまいますが、どんな臭いなのか、ちょっと興味ありますね。

 
親鸞聖人像
親鸞聖人像
     
  113号との分岐点です。113号はここから東進して太平洋側へ向かい、福島県相馬市まで行きます。
345号はこのまま直進です。ちなみに113号との重複区間はここまで約 45 km ありました。
 
113号と分岐
113号と分岐
     
  345号の単独区間となりました。こういう道が続きます。
どこかに似ていると思ったのですが、何となく鳥取みたいですね。日本海沿いだから??
 
345号単独区間
345号単独区間
     
  海沿いに出られるところがあったので、出てみました。するとこんな感じで、遠くに風車の列が見られます。真ん中少し左に親鸞聖人の像も見えています。(^_^;)
 
風車
風車
     
  沖を見ると遠くに建造物が見えます(右の写真)。
なんだこれ、と思ってあとで調べたところ、これは 岩船沖ガス田 の洋上プラットフォームのようです。岩船沖ガス田は、現在日本で操業している唯一の海洋ガス田なのだそうです。
プラットフォーム
プラットフォーム
     
  345号に戻って先へ進みます。新潟県村上市に入ります。するとすぐ川(荒川)を渡ります。現在荒川を渡る橋は架け替え作業中のようで、新しい道&橋が建造中です。写真では左右を横切る道が建造中の新道で、現道はその下をくぐった先で左折です。新道の向こう側に現在の橋があります。
 
荒川
荒川
     
  建設中の新道の下をくぐった先の様子です。この交差点を左折して荒川を渡ります。
 
現道
現道
     
  荒川を渡る橋の様子です。写真の向こうからこちら側へ進んでいます。左の橋が現在の橋で「旭橋」と言うようです。あまり車線も広くなく歩道もありません。確かにこれだと架け替え対象になるかもしれません。右奥に見えているのが建設中の新道(新橋)です。新しい橋ができると、345号はそっちを通るように変わるのでしょうね。
 
荒川と旭橋
荒川と旭橋
     
  新潟というと米どころで一面の田んぼの様子がすぐ浮かびます。
このあたりもやはり田んぼは多く、道路の周囲はこんな感じです。(右端に写っている道路が345号です。)
 
田んぼ
田んぼ
     
  村上市街地に入ってきます。県道3号との分岐点ですが、この交差点の左側に、
 
村上市
村上市
     
  コンビニ「セーブオン」の 村上松山店 があります。東京在住の身ではあまりなじみのないコンビニですが、セーブオンは群馬県を拠点とするコンビだそうで、山形以南千葉埼玉以北にあり、東京にはないみたいですね。新潟には結構あります。
 
セーブオン
セーブオン
     
  村上市内を通過してさらに北上します。次の写真は市街地北部で撮ったもので、笹川流れ方面に向かいます。
 
村上市内を抜ける
村上市内を抜ける
     
  そしてまた川(三面川)を渡ります。川を渡ったすぐの場所にこんなポール標識がありました。
 
ポール標識
ポール標識
     
  三面川を渡るとすぐに海沿いに出てきます。ここでは、日本海沿いをJR線と国道が併走しています。
 
JR線と併走
JR線と併走
     
  しばらく日本海沿いを北上します。このように山をぶち抜くトンネルがいくつもあります。
この場所では、やはり345号と、右側にJR線が走っています。また、345号のすぐ左は海になっています。海水浴場も結構たくさんあります。
 
トンネル
トンネル
     
  途中、こんなものを発見。ちょっと不気味な感じですが、右奥に見えるのは旧道のトンネルです。昔はこんな道だったのですね。
 
旧道
旧道
     
  現在この場所は、左側を良く整備された現道が走っており、右の旧道へは入れないようになっています。
 
現道と旧道
現道と旧道
     
  道の駅がありました。ここはJR羽越本線桑川駅と一体化している、道の駅笹川流れ です。「道の駅」なのですが、ここは駐車場が小さくすぐ満車になってしまいます。私も入るのに少し待ちました。駐車場は写真の場所の道の駅北側の他、南側にもあります。
「夕日会館」ともありますね。西向きなので、確かに夕日は奇麗そう。
 
道の駅 笹川流れ
道の駅 笹川流れ
     
  道の駅の裏にあるJR桑川駅の様子です。
 
JR桑川駅
JR桑川駅
     
  どんどん北上します。長い長い新潟県ももうすぐ終わります。山形県に入る手前で7号に合流します。写真の交差点を左折して酒田方面に向かいます。
 
7号に合流
7号に合流
     
 

上の写真に写っているポール標識を拡大したのが右です。

国道7号まで 0.1 km とあります。こういうキロポストは始点や終点から距離を測るものだと思ってたのですが、これは正面に見えている7号を基準にしていますね。こういう測り方もあるんですね。

ポール標識
ポール標識
     
  このあたりの345号&7号沿いには塩を作っているところが何軒かあります。場所によっては見学させてもらえます。
下の写真はそういう塩屋さんの一つ、ミネラル工房 さんです。山形県に入るちょっと手前にあります。
 
ミネラル工房
ミネラル工房
     
  ここでは店の人が詳しく丁寧に説明してくれます。左下が濃縮釜でまずこれで海水を濃縮。続いて沈殿槽で不純物を分離。
 
濃縮釜
濃縮釜
沈殿槽
沈殿槽
     
  そして湯煎釜で結晶化。と書けば簡単ですが、実際やるのは大変そうです。なんせ熱い。(^_^;)
しかも成分調整はいろいろノウハウがあるらしく、そのため店によって塩の味が違うそうです。
塩はここでも買えますし、道の駅笹川流れでも置いていました。ミネラル工房さんの製品名は「白いダイヤ」だそうです。
 
湯煎釜
湯煎釜
塩
     
  ミネラル工房を後にすると、そのすぐ先で山形県に入り、そして7号と分岐します。7号との重複区間は 7.8 km でした。
 
7号と分岐
7号と分岐
     
  7号から分岐すると、ぐんぐん山の中へ進んでいきます。道端にはこういうポールが立っていますが、
 
ポール標識
ポール標識
     
 

そのうちの一つだけに345号との記載があるのを発見。
このあとも345号の記載は見た記憶が無いので、ひょっとしたらこの一つだけだったのかもしれません。

距離表示は 0.6 km となっていて、これは7号から測った距離ですね。

0.6 km
0.6 km
     
  少し進むと、道路情報がありましたが、「大型車通行不可」とあります。これは酷道出現でしょうか???
 
大型車通行不可
大型車通行不可
     
  するとやはり道が細くなります。ドキドキ。(^_^;)
 
幅 2.0 m 超通行禁止
幅 2.0 m 超通行禁止
     
  ここにも「大型車通行不可」の表示があります。
道路幅狭小
道路幅狭小
     
  確かに一部路肩が崩壊しているところがあります。大型車はキツそうです。
 
路肩崩壊
路肩崩壊
     
  それなりに道は狭いのですが、しかしこういうちょっと開けたところもあり、
 
田圃もあります
田圃もあります
     
  また、森の中も結構明るいので、「酷」感はあまりありません。
 
     
  そうこうしているうちに酷道区間を終了して広いところに出てきます。そして山形自動車道に突き当たります。345号は山形自動車道の手前で右折です。
 
山形自動車道
山形自動車道
     
  そして少し南へ進んだ後、山形自動車道の下をくぐります。
 
山形自動車道の下をくぐる
山形自動車道の下をくぐる
     
  続いて112号に合流します。ここは左折して酒田方面へ向かいます。
 
112号に合流
112号に合流
     
  112号とは 4 km ほど重複した後、分岐します。
 
112号と分岐
112号と分岐
     
  そしてすぐに 47号 に合流します。
 
47号に合流
47号に合流
     
  しかし47号とは、750 m ほど重複してすぐに分岐します。
正面に風車が見えています。案内標識には「風車村」の表示もありますね。
 
47号と分岐
47号と分岐
     
  47号を走ったときにも撮りましたが、このあたりには風車が並んでいます。こんな感じ。
 
田んぼの中の風車
田んぼの中の風車
     
  少し進むと川があります。最上川です。そして赤い橋。これは最上川橋と言うそうです。そのまんまの名前ですね。(^_^;)
 
最上川橋
最上川橋
     
  しばらく最上川沿いを進んで、川から離れていきます。少し北上すると、344号が合流してきます。
 
344号が合流
344号が合流
     
  と思ったらこれもまたすぐ分岐します。重複区間は 600 m 程度です。
 
344号が分岐
344号が分岐
     
  もう少し北上すると遊佐町に入ります。すると山が見えてきます。
この日はちょっと雲がかかっていますが、、、、これは鳥海山?でしょうか。
 
鳥海山?
鳥海山?
     
  山の麓付近になんだか変な形の雲を発見。
 
変な雲
変な雲
     
 

遊佐町の中心部では、ルートが2つに分かれています。

通常ルートは、右の地図の A → B → C です。
そして2つ目というか、旧道と思われる A → D → E → F → G のルートもあります。

2015年7月現在、旧道は G までのようですが、少し前までは、G → C の区間も国道だったようです。

ここも両ルートを走ることにします。
まず A → D → E → F → G を走り、折り返して A まで戻り、A → B → C と進みます。

ということでまず A 地点。

その手前で撮った様子が次の写真です。
写真を見ると、案内標識の直進方向には国道の記載が無く、左側のみに表示があります。まっすぐには進むな、という意志を感じます。(^_^;) しかしここは気にせずまず直進です。

 
A 地点
A 地点
     
  D 地点の手前です。ここでぐっと道が細くなります。
しかし案内標識にはしっかり345号の表示があり、ここがまだ345号だと言うことが分かります。
 
D 地点
D 地点
     
  F 地点の遊佐駅前です。右折です。
 
F 地点
F 地点
     
  そして G 地点。横断歩道のある交差点が G 地点で、一応ここまでが国道らしいです。
しかし何の表示も無く、本当にここで良いのか?と思えるような場所です。
 
G 地点
G 地点
     
  折り返して A 地点まで戻って来ます。
案内標識を見ると、右折方向は県道208号となっています。国道345号のはずなんだけどなぁ。(@_@)
 
A 地点(反対側)
A 地点(反対側)
     
  B 地点です。直進方向が県道208号。345号は右折です。
 
B 地点
B 地点
     
  C 地点を過ぎてしばらく進むと、また7号と合流です。ここは右折します。
 
7号に合流
7号に合流
     
 

一つ上の写真の交差点で7号に突き当たって、ここで345号が終了かと思いきや、もう少しあります。

上の交差点を右折して 500 m ほど進むと345号は7号から再び分岐します。右の地図では A 地点です。

 
再び7号から分岐
再び7号から分岐
     
  ここから海沿い(B 地点側)を 5 km ほど走ると345号の終点の C 地点です。
途中、こういうポール標識を発見。あれれ、7号となってますよ。
 
7号?
7号?
     
 

現在この場所の7号は少し山側の吹浦バイパスなのですが、たぶんちょっと前まで、345号の A → B → C のルートが7号だったんでしょう。吹浦バイパスができ、そっちに7号が付け変わった後、 A → B → C のルートが県道になるのではなく、国道345号になったものと思われます。だからこんな不自然な、とってつけたような区間が345号なのですね。

というわけでゴール地点の C 地点に至ります。

 
345号ゴール
345号ゴール
 

これで345号は終了です。
345号は 200 km 以上と結構長く、走り甲斐がありました。海あり山あり塩ありだったし。
山ではちょっと酷道的な道もありましたが、しかし、とりたてて言うほどの「酷」感はなく、これくらいなら酷道初心者にも安心、という感じの、ほどほどの「酷」感でした。(^_^)/

  次は、373号です。  

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