●国道472号
472号
 
起点 富山県射水市
終点 岐阜県郡上市
総延長 185.8 km
 
スタート 2024年08月15日 7:45 頃
荘川町着 2024年08月15日 14:45 頃

郡上市発 2024年08月16日 8:00 頃
清見町着 2024年08月16日 9:15 頃

所要時間 約 8.25 時間(順走)
平均速度 約 22.5 km/h

 

次は472号です。
472号は富山県射水市の新港の森(西)交差点から始まり、富山県内、岐阜県内を南下し、岐阜県郡上市の城南町交差点に至るまでの 185.8 km です。

この国道は、いわゆる不通国道で、ルートが繋がっていません。右の地図では、射水市(A)がスタートで、高山市荘川町(B)→ 高山市清見町(D)→ 郡上市(C)と行きたいところですが、B → D 間が繋がっていません。(地図では B は D に重なっていて、ちょっと見づらい。)

そこで、1日目に A → B と走り、2日目に C → D と走ることにします。 C → D はルート的には「逆走」ですが、A → B 区間が長いので、この国道は「順走」で良いでしょう。

B → D 間は直線距離で約 2.8 km です。なんだか長いような短いような、、、今後ここが繋がることがあるのか??? どうなんでしょうね。

     
  それでは472号のスタートです。射水市内で 415号 を南下して新港の森(西)交差点です。
下の写真では正面の赤信号の交差点が「新港の森(西)」交差点です。ここから472号がスタートです。さらに奥の青信号の交差点は「新港の森(南)」交差点で、右折します。なお、415号は「新港の森(西)」交差点を左折しますが、そのすぐ先に「新港の南」交差点があります。無印、西、南と分かりづらい。笑
 
472号スタート
472号スタート
     
  新港の森(西)交差点のすぐ向こうに、「ここから」の補助標識付きのおにぎり標識があります。
 
ここから
ここから
     
  また、振り返ると「ここまで」となっているおにぎり標識も。
 
ここまで
ここまで
     
  さらにその手前にはポール標識もありました。スタート早々、いろいろ撮れて満足。
 
ポール標識
ポール標識
     
  「新港の森(南)」交差点を右折して少し進むと、国道8号 と交差です。
 
8号と交差
8号と交差
     
  続いて北陸新幹線と交差します。
 
北陸新幹線
北陸新幹線
     
  さらに南下し、北陸自動車道と交差します。このあたりまでは順調です。
 
北陸自動車道
北陸自動車道
     
  北陸自動車道を越えて少し進んだ所にある案内標識です。472号は左折ですが、細くないですか?笑
 
細くなる
細くなる
     
  とはいえ、いきなり道が細くなるわけではありません。
少し進んで射水市から富山市に入ります。 富山市に入った後、酷道的な狭い道になります。
 
富山市
富山市

   
 

そして何と、この先、少し進んだ所で通行止でした。
右の地図で472号は左上から出てきていますが、A → B 区間が通行止なのです。(B は C と重なっています。)

しょうがありません。ここは、A → D → E → C → B と迂回することにします。

     
  まずは A 地点。この日は8月中頃ですが、9月末まで通行止なのですね。。。
 
A 地点
A 地点
     
  そしてぐるっと回って B 地点。A 地点に比べてこっちは道幅狭いですね。通行止区間はいわゆる酷道区間かもしれません、
 
B 地点
B 地点
     
  引き返して C 地点です。左折して、左右を横切る 359号 に合流します。
 
C 地点
C 地点
     
  359号との重複は約 1 km で、472号はすぐに分岐します。
 
359号から分岐
359号から分岐
     
  359号から分岐して南下します。だんだん道が狭くなる感じ。おにぎり標識がありましたが、よく見ると、
 
富山市八尾町福島
富山市八尾町福島
     
  地名を示す補助標識に絵が描いてありますね。これは踊っている人のように見えますが、どうゆう由来なんでしょうか。
おにぎり標識拡大
おにぎり標識拡大
     
  そしてJR高山本線と踏切で交差します。
 
高山本瀬
高山本瀬
     
  高山本線と交差した後、井田川を渡ります。渡った先にちょっと変なところがあります。
下の地図では、472号は F → G → H → I → J と進みます。このうち、G → H → I 区間はなんと一方通行です。I→ G の逆向き一方通行も北側にありますが、そちらは国道ではないようです。
 
     
  G 地点以降はクネクネと一方通行を進みます。
次の写真は H 地点を過ぎたあたりの様子です。対面通行にできそうな道幅がありますが、向こう向きの一方通行です。
 
一方通行
一方通行
     
  そして J 地点の手前の様子です。真っ直ぐ進んだ後突き当たりを右折してクネクネ進み、J 地点です。
この区間、F → J と県道224号を進んだ方が良さそうなのですが、どうしてこの細い道が国道なんでしょうね。
 
J 地点へ
J 地点へ
     
  続いて徐々に高度を上げていきます。
少し進むと湖の畔に出ます。湖かと思ったのですが、これは室牧貯水池という名前で、室牧ダム の貯水池と言うことのようです。つまり「ダム湖」ではないのか。その室牧ダムは472号沿いにはありませんが、遠くにこんな感じで見えます。
 
室牧ダム
室牧ダム
     
  続いて、471号 と合流します。
右の地図は471号で載せたものと同じもので、記号だけ付け直したものです。471号はこの場所では K → L と K → M → L の2ルートがあります。そのため、472号も2回471号と合流します。
     
  これが1つ目の合流地点(M)です。しかし右折方向が471号ということを示すものは何もありません。
 
M 地点
M 地点
     
  続いて L 地点の手前です。ここには立派な案内標識があります。写真では左奥に見えているのが471号です。
 
L 地点
L 地点
     
  ということで471号との重複区間になりました。
 
471号と重複
471号と重複
     
  471号はこれまたすごい酷道です。(@_@) 詳しくは 471号 のページで。
 
酷道471号
酷道471号
     
  471号は走行済みなのでおよそ様子が分かり、道こそ酷いですが安心して進めます。順調に岐阜県に入ります。
 
岐阜県へ
岐阜県へ
     
  続いて楢峠(標高 1.228 m )を超えます。471/472号の最高地点です。
 
楢峠
楢峠
     
  楢峠を超えると道は下りになります。どんどん下って 360号 に至ります。左折して高山方面に向かいます。
 
360号に合流
360号に合流
     
  471号を走ったのは1年前で、その時は場所によっては次の写真のように左右から草や木が道路まではみ出していて、とても走りづらかったのですが、今回はそんな感じでもありませんでした。確かに道沿いに草木はかなり茂っていましたが、前回ほどでもないような。。。整備された? または、ちょっと草木の勢いが減っている?のかもしれません。
 
1年前の471号
1年前の471号
     
  360号へ合流した後は、360/471/472号の3国道の重複になります。このルートはすでに走行済みなのでざっくり省略しますが、途中で360号が分岐し、その後、471号が分岐します。471号との分岐は次の写真の交差点です。471号は前方を斜めに走る 41号 に左折して合流、472号は41号に右折して合流です。
 
471号から分岐
471号から分岐
     
  41号に合流したあと南下します。
高山市の中心部へ進み、上岡本町南交差点で右折です。ここで41号から分岐して、次は 158号 に合流します。
 
158号に合流
158号に合流
     
  今度は158号との重複ですね。二連標識があったので撮影。
 
158号と重複
158号と重複
     
  そしてこの場所の反対向きには何と三連標識がありました。三連ではありますが、一番上の41号は正面を左右に走っていることを示しているだけで、この場所で41/158/472号の重複になっているわけではありません。
 
三連標識
三連標識
     
  158/472号はこのあと、中部縦貫道や東海北陸自動車道と何度か交差します。次の写真はそのうちの1つ、飛騨清見IC入口付近の様子です。飛騨清見ICは、中部縦貫道と東海北陸自動車道の双方に繋がるICです。正面手前に見えている高架は、中部縦貫道へ進むランプウェイで、正面奥に小さく見えている高架が東海北陸自動車道です。
 
飛騨清見IC入口
飛騨清見IC入口
     
  次の写真は飛騨清見IC入口を過ぎた先で、中部縦貫道が東海北陸自動車道に繋がる場所です。正面を横切る高架が中部縦貫道で、右が東海北陸自動車道です。複雑に絡み合っている様子が分かりますね。
 
中部縦貫道と東海北陸自動車道
中部縦貫道と東海北陸自動車道
     
  しばらく158号と重複して進んだ後、次の丁字路で158号から分岐します。正面の民家の手前の道を左折するのですが、見ての通り、特に何か印があるわけではなく、ここが472号の分岐点であるとは、普通は分かりません。
 
158号から分岐
158号から分岐
     
  左折した先はぐっと細い道になります。なお、この場所は257号の終点でもあり、ここから先は257号との重複になります。
 
左折した先
左折した先
     
  少し先に「車両通行不能」と看板がありました。国道の番号としては257号が記載されていますね。
 
車両通行不能
車両通行不能
     
  そしてそのすぐ先に滝がありました。これは 魚帰りの滝 と言います。結構見応えあり。
 
魚帰りの滝
魚帰りの滝
     
 

その後、東海北陸自動車道と交差するのですが、、、

その交差する場所付近、ルートが2つに分かれています。右の地図の N → O 区間で、北ルートと南ルートです。ちょうど庄川の北と南を通るルートになっていますね。

ここはとりあえず主たるルートと思われる北ルートを先に通ることにします。南ルートは帰りです。

     
  N 地点を通過して北ルートを進みます。東海北陸自動車道と交差します。
 
東海北陸自動車道
東海北陸自動車道
     
  さらに先に進みます。少し進むと、左矢印が並ぶ場所があります。ここが前半の終点です。
 
ここまで
ここまで
     
  矢印の先にまだ道があるようなので覗いてみると、この先は関係者以外立入禁止になっていました。やはり進めるのはここまで。
 
関係者以外立入禁止
関係者以外立入禁止
     
  行けるところまで行ったので引き返します。O 地点まで戻ります。しかしここは先に進めないようです。
 
O 地点
O 地点
     
  N 地点まで戻ります。こっちは三角コーンが立っていますが、でも進めそうな雰囲気。
近くにいた釣り人(現地の人か?)に聞いたところ、この先は落石があって進めないのだとか。
 
N 地点
N 地点
     
  進んでいくと、確かに落石があり、道は荒れているようです。
 
落石
落石
     
  と思ったら、何とこんなデカい落石が! 大きさは人の身長ほどあります。しかも測ったように道の真ん中にある。こんな見事な落石、はじめて見ました。こんな落石があるのなら、N → O 区間は不通区間で間違いありません。N 地点もハッキリと入れないようにしておく方が良い気がしますね〜。
 
落石!
落石!
     
  これで前半区間が終了です。この日はひるがの高原で宿泊なので、ひるがの高原を目指します。その途中、デカい水車を発見。これは、くるる荘川水車 で、五連水車 が見られます。特に一番左の水車は直径 13 m もあり、かなりデカいです。これがくるくる回るのは迫力満点。
 
五連水車
五連水車
     
  そして158号を進み、ひるがの高原に到着です。ここには分水嶺公園があります。この分水嶺公園には実は何度も来ているのですが、今回はここで宿泊。後ろに見えているホテルに宿泊です。こんな所にホテルがあったのか。 本当は後半ルートのスタート地点近くの郡上市の中心付近で宿泊したかったのですが、残念ながら予約が取れず、次善の策でここで宿泊です。でもここ、静かで良いホテルでした。宿泊コースは朝食無しでしたが、サービスで軽食(トースト)が出ます。焼きたてでうまかった。
 
分水嶺公園
分水嶺公園
     
  そして日付が変わり、8月16日になりました。後半ルートのスタートです。東海北陸自動車道を南下し、郡上八幡ICで 国道156号 に降ります。そして156号を少し南下し、城南交差点です。この交差点が後半ルートのスタートです。そしてこの交差点は、472号の終点です。案内標識にはまったく表示がありませんが、472号はこの交差点を左折してスタートで、このあと 256号 との重複です。
 
後半ルートスタート
後半ルートスタート
     
  左折するとすぐに256号との重複を示す二連標識がありました。
 
256号と重複
256号と重複
     
  しかし256号との重複は約 1.9 km で、すぐに分岐します。ここは道なりに緩やかに右へ進んだ後、472号が左へ分岐します。分岐してすぐに吉田川を越え、そのまた少し先で右折して先へ進みます。
 
256号から分岐
256号から分岐
     
  郡上市市街地を離れ、どんどん高度を上げていきます。しばらく進んで、右から257号が合流してきます。257号はこのあと、472号後半のゴール地点まで重複します。(さらに不通区間を越え、158号に達する地点まで重複しています。)
 
257号が合流
257号が合流
     
  道路情報の表示板がありました。上の国道番号の表示も256/472の重複表示ですね。
 
道路情報
道路情報
     
  そしてしばらく進んだ先で、257/472号は左折します。道なりに直進は県道73号です。
 
左折
左折
     
  左折した先で川(馬瀬川)を渡ります。道幅がぐっと狭くなります。「通行止」とありますが、通行止期間は8月29日 9:00〜12:00 で、この日は通れます。橋梁点検のため、となっています。
 
左折した先
左折した先
     
  県道73号のところから細い道を約 750 m 進みます。下の写真では左奥から出てきています。ちょうど目の前を横切る手前で舗装がなくなり、砂利道になります。目の前を横切って右へ進んだ所は、、、
 
後半ルートのゴール
後半ルートのゴール
     
  こんな感じで、関係者以外立入禁止です。関係者ではない私はこの先へは進めません。これで後半ルートも終了です。
 
立入禁止
立入禁止
     
 

これで472号が終了です。
472号はいきなり通行止から始まり、変な細い富山市八尾町ルートがあり、471号と重複の極悪酷道楢峠越えがあり、不通区間があり、落石もあり、いやはやすごい国道でしたね。471号を走ったとき、大概ヒドい国道だと思いましたが、472号はそれを上回ると言っても良いでしょう。(^_^;)

そしてこれで富山県の国道が終了しました。富山県は22県目の終了県となりました。

  次は、361号です。  

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