●国道471号
471号
 
起点 石川県羽咋市
終点 岐阜県高山市
総延長 181.6 km
 
スタート 2023年08月18日 7:30 頃
ゴール 2023年08月18日 16:45 頃

所要時間 約 9.25 時間(順走)
平均速度 約 19.6 km/h

 

次は471号です。
471号は石川県羽咋市の 国道249号 上の中央町南交差点から始まり、石川県、富山県を南下したあと岐阜県に入り、岐阜県高山市の平湯IC口交差点で 国道158号 に到達して終了するまでの 181.6 km です。
順走します。

     
  それでは471号のスタートです。
前の国道 360号 は富山市で終了しています。前日のうちに羽咋市まで移動しておいて、朝一に、羽咋市からスタートです。スタート地点は中央町南交差点で、国道249号上にあります。写真のように交差点の案内標識には249号の記載しかありませんが、この交差点がスタート地点です。何でこんな中途半端なところがスタート地点なのかと思うのですが、しかしこの交差点を左折したところに市役所があり、さらに進むとJR羽咋駅があるので、このあたりが羽咋市の中心部ということなのでしょう。
 
471号スタート
471号スタート
     
  スタートして約 900 m 進んだ兵庫町交差点で、415号が分岐します。415号はこの交差点が起点です。
 
415号が分岐
415号が分岐
     
  スタートから 7 km 弱進んで249号から分岐します。北国らしく路面が茶色ですね。
 
249号から分岐
249号から分岐
     
  続いてJR七尾線と踏切で交差します。
 
JR七尾線
JR七尾線
     
  この踏切の所にはポール標識が立っていました。
早速撮影。
ポール標識
ポール標識
     
  次は 159号 に合流します。ここは直進すると奥に見えている159号の高架の下をくぐって向こうへ行ってしまいます。左折してランプウェイから159号に合流し、金沢方面へ進みます。案内標識を見るとすぐに合流するように見えますが、実際には左折した後 230 m ほど進んで159号です。
 
159号に合流
159号に合流
     
  159号とは約 3.7 km 重複して分岐します。次の写真の宝達山(ほうだつさん)東間口交差点を左折します。この交差点には案内標識の類がまったく無く、ここで曲がるとは普通分かりません。そしてここから471号単独区間です。
 
159号から分岐
159号から分岐
     
  石川県内を南下していきます。
 
石川県を南下
石川県を南下
     
  しばらく進んで富山県に入ります。
 
富山県へ
富山県へ
     
  さらに南下します。国道8号 と交差します。
 
8号と交差
8号と交差
     
  小矢部市の中心部へ進みます。あいの風とやま鉄道 の石動駅の隣を通り過ぎ、右折します。右折した先で、あいの風とやま鉄道の高架の下をくぐります。あいの風とやま鉄道は北陸新幹線が開通するのと同時にJR西日本から分離されて第三セクターになった鉄道路線です。こういう第三セクター鉄道はあちこちにたくさんありますが、どうなんでしょうね。ちょっと複雑。。。
 
あいの風とやま鉄道
あいの風とやま鉄道
     
  続いて小矢部川を渡り、その先で北陸新幹線と交差します。
 
北陸新幹線
北陸新幹線
     
  しばらく南下して、次は北陸自動車道と交差します。このあたりの北陸自動車道は東西に走っています。
この場所の少し左に小矢部砺波JCTがあり、北陸自動車道はこのJCTで南北に走る自動車道と交差しています。交差する道路はJCT以北と以南で違っていて、以北が能越自動車道、以南が東海北陸自動車道です。
 
北陸自動車道
北陸自動車道
     
  北陸自動車道を越えたらすぐに 359号 と交差します。
 
359号と交差
359号と交差
     
  さらにその先で東海北陸自動車道と交差します。いろいろ交差して忙しい。
 
東海北陸自動車道
東海北陸自動車道
     
  417号は南砺市から砺波市へ進み、砺波市南端を少しだけかすめていきます。南砺市に入る直前にこんな案内標識が。なんだか471号細くありませんか?(^_^;)
 
細い?
細い?
     
  案内標識にある通り、471号はぐっと狭くなります。写真で道なりに右へ進むのが県道27号で、写真屋さんの手前を左へ進むのが471号です。一瞬、え、ここに進むの??? と思います。
 
狭い
狭い
     
  細い道を進みます。曲がり角の電柱を見ると、
 
電柱
電柱
     
  なんと小さなおにぎり標識が貼ってあるではありませんか。
標識有り
標識有り
     
  そして普通のおにぎり標識もしっかり設置してあります。この道、一応センターラインがありますが、電柱の所とか、反対車線側にはみ出さないと通過できません。正面の交差点が細い区間の出口で、国道156号です。右折してしばらく重複します。
 
出口
出口
     
  156号とは約 2 km 重複して分岐します。471号が左へ外れていきます。
 
156号から分岐
156号から分岐
     
  分岐するとすぐに庄川を渡ります。その直後から道がぐっと細くなります。ダムがありました。小牧ダム です。見事なダムですね。
 
小牧ダム
小牧ダム
     
  山道をクネクネと進みながら高度を上げていきます。スノーシェッドがたくさんあります。駐車場(利賀村高沼パーキング)があったのでちょっと休憩。海抜 533 m まで上がりました。
 
利賀村高沼パーキング
利賀村高沼パーキング
     
  どんどん南下していたルートですが、南砺市利賀村で折り返して北向きになります。しばらく進むと、栃折(とちおり)峠を超えて南砺市から富山市に入ります。峠を越えた少し先に富山市の標識があります。
 
栃折峠
栃折峠
     
 

栃折峠を越えた先、ルートが2つあります。2つあるというか、旧道と新道がある、と言うことでしょうか。

ルートは右の地図の左下から進んでいます。A → B と進んでさらに南下するのが素直なルート(栃折バイパス)なのですが、A → C 区間も471号のようなのです。

A → C 区間は、例によって Google Maps は国道表記ではありません。MapFan と Mapion も同様。しかし bing 地図と Yahoo マップは国道です。微妙なところですが、A → C も通っておくことにします。

つまりここは、A → B → C → A → B と一回りします。

     
  まずは A 地点。
 
A 地点
A 地点
     
  正面の案内標識は道なりに右が471号となっています。左折方向はもう国道ではないのかもしれません、、、
右へ
右へ
     
  続いて B 地点。写真奥の丁字路が B 地点です。まず左折。ちなみに案内標識では左が472号となっていますが、472号は左からやってきて B 地点で471号に合流し、しばらく重複します。
 
B 地点
B 地点
     
  そして C 地点です。
 
C 地点
C 地点
     
  C 地点を曲がった先です。おにぎり標識が設置してあるので、ここはまだ国道ですね。道路の両端には「旧道471号」の表示も見えています。「旧道」なので、いつまで国道かは分かりませんが、、、
 
曲がった先
曲がった先
     
  A 地点へ向かいます。森の中を走るという感じです。路面は荒れています。
 
森の中
森の中
     
  栃折バイパスの下を2回くぐります。写真の右外でバイパスの下をくぐって向こうからこちらへやってきて(1回目)、写真撮っている場所の後ろを回って左のトンネルへ進みます(2回目)。トンネルの後、少し進むと A 地点です。
 
バイパスの下
バイパスの下
     
  再び B 地点まで進み、今度は右折します。右折した先は472号と重複です。ここから先、エラいことに。笑
 
472号と重複
472号と重複
     
  少し進むとダムがありました。中山ダム です。隣というか道をはさんで反対側に発電所(大長谷第二発電所)もあります。ダムの反対側に発電所? と思って調べてみたら、この発電所は中山ダムから取水しているのではなく、山の向こうの 菅沼ダムから取水 して中山ダムの下流側に流しているんだとか。何と。菅沼ダムも471号沿いにあるダムです。残念ながら写真は撮ってません。
 
中山ダム
中山ダム
     
  中山ダムの上流側は「ダム湖」というほど大きくはありませんが、こんな様子です。川は大長谷川。川の真ん中に大きな岩がありました。また、水はものすごく透明です。
 
大長谷川
大長谷川
     
  どんどん南下します。大型車通行不能の看板が出てきました。
 
大型車通行不能
大型車通行不能
     
  看板の通り道は狭くなります。森の中を進みます。路面はかなり荒れていて、崩れているところもあります。
 
路肩崩壊
路肩崩壊
     
  細い道をクネクネ進みます。まさに「酷道」です。岐阜県との県境にやってきました。ゲートがあります。
 
岐阜県飛騨市
岐阜県飛騨市
     
  ゲートの先は左右に進めますが、471/472号は右折です。右折した先には二連標識があるので迷うことはありません。
 
右折した先
右折した先
     
  岐阜県に入ってからまた「酷道度」が高まります。しかしかまわず進みます。楢峠(標高 1,228 m)を超えます。写真は楢峠の手前で撮ったものです。正面奥の細い道へ進んだ先が峠の最高地点なのですが、特に印のようなものは見当たりませんでした。
 
楢峠
楢峠
     
  楢峠を越えると下りになりますが、相変わらず道は酷い。(^_^;) 何と何箇所かダートが出てきます。
 
ダート
ダート
     
  しかも道幅はクルマギリギリ1台分しかありません。さらに左右から草や木が道路まではみ出してきていてとても走りにくい。車体にカンカン当たります。こんな所を進むのかい。(@_@) 私、これまで結構いろんな酷道を走ってると思いますが、この区間はその中でも酷さ随一でしょう。なかなかシビれます。
 
狭い
狭い
     
  延々酷い道を進み、やっと 360号 に合流です。右奥のガードレールがある道が360号です。472号と共に左折します。
酷道が終了すると、ホッとします。(^_^;)
 
360号に合流
360号に合流
     
  合流地点側からも撮ってみました。こちらにも「大型車通行不能」の看板がありますね。
どこからどこまでを酷道区間と言うかははっきりとした決まりはありませんが、472号が合流してきた地点(B 地点)から測ると、360号への合流点まで、約 30 km あります。30 km ですよ。長い。。。しかもこの区間は472号との重複区間なのです。つまりもう一回ここに来ることになるのです。ハハハ。(^_^;)
 
反対側から
反対側から
     
  360号と重複してしばらく走ります。JR高山本線と交差した後、宮川を渡ります。渡った先で360号から分岐します。ここで360号は左折、471/472号は右折です。
 
360号と分岐
360号と分岐
     
  宮川と共に南下します。
次はまたJR高山本線と交差です。ここは上下線が分離されていて、それぞれ別々に高架の下を通過します。
 
JR高山本線と交差
JR高山本線と交差
     
  来た方向を振り返ってみました。川は宮川、川の右の道が471/472号、左がJR高山本線です。
 
宮川
宮川
     
  そしてこの場所のすぐ先で41号に合流します。ここは鋭角に左折して富山・神岡方面へ進みます。長らく重複していた472号はこの交差点を右折して分岐です。
 
41号に合流
41号に合流
     
 

この交差点の角には右のような矢印標識が立っています。しかしこれ、よく見ないとなんだかよくわからない。

下の3つはOKです。正面を横切るのが41号、左折が471号、右折が472号です。

その上の新しい472号は41号を走行している人向けに472号の方向(こちら向き)を示したものでしょうか。

そして一番上の471号は、471号を走行している人向けに471号の方向(こちら向き)を示したものでしょうか。
ムズカシィ。

なんだかよくわからない
なんだかよくわからない
     
  左折して41号との重複区間のスタートです。
 
41号と重複
41号と重複
     
  41号とは約 21 km 重複して分岐します。
 
41号から分岐
41号から分岐
     
 

分岐して少し進んだ所に 道の駅 スカイドーム神岡 があります。そしてこの道の駅には ひだ宇宙館カミオカラボ が併設されています。写真左のキノコみたいな建物がそれです。

この場所からもう少し北上した岐阜県と富山県の県境付近に、ニュートリノ研究で有名な スーパーカミオカンデ があります。カミオカラボではその資料がいろいろ見られます。

ここには何と、ニュートリノ検出のキーデバイスの光電子増倍管の実物がありました。すごい。これでチェレンコフ光を検出するのですね。浜松ホトニクス製

また、検出器内の壁面の様子の再現模型があります。実際の検出器と同じ材料・取り付け方で忠実に再現してあるのだそうです。

道の駅 スカイドーム神岡
道の駅 スカイドーム神岡
 
光電子増倍管
光電子増倍管
たくさん
たくさん
     
  道の駅を後にしてさらに南下します。
41号から分岐以来、ずっと高原川に沿って進んでいます。その高原川は奥飛騨温泉郷で高原川と蒲田川に分かれます。471号は下の写真の交差点(栃尾交差点)で右折して、右に見えている赤い橋(宝橋)で蒲田川を渡ります。
 
奥飛騨温泉郷
奥飛騨温泉郷
     
  宝橋はクルマ用の橋の他、歩行者用の橋もあります。次の写真はその歩行者用の橋から蒲田川を見た様子です。
 
蒲田川
蒲田川
     
  さらに進んで、ゴール地点の手前まで来ました。
 
471号ゴール手前
471号ゴール手前
     
  そして平湯IC口交差点に到達してゴールです。直進すると安房峠道路です。
 
471号ゴール
471号ゴール
     
  平湯IC口交差点の南側からも写真を撮ってみました。正面奥の交差点が平湯IC口交差点で、左折方向が471号です。遠くに尖った山が見えていますが笠ヶ岳です。
 
南側から
南側から
     
 

ゴール地点の平湯IC口交差点の少し北に 平湯バスターミナル があります。バスターミナルには食堂があるので、晩飯はその食堂で食べようかと思っていたのですが、、、

バスターミナルに着いたのは 17:00 頃だったのですが、なんと食堂は 15:00 ラストオーダーで、15:30 閉店。あれれ、、、

しょうがないので併設の売店でパン買って食べました。しかし袋がパンパンです。平湯付近は標高 1.300 m くらいです。気圧差でこんなになってしまうのか。

パン
パン
     
 

平湯IC交差点口まで到達して、これで終了かと思いきや、まだあります。

これまで走った471号の区間とはずいぶん離れるのですが、右の地図の D → E 区間(約 600 m)が残っているのです。この区間は、利賀(とが)バイパスが 建設予定 のようで、その第一段としてこの利賀大橋が建設されたようです。

利賀バイパスは名前の通り利賀村の中心部まで繋がるようです。いつ完成するのか。。。

471号本線走行当日はもう時間が無いので、この橋は次の日です。次の日は自宅へ帰るだけなので、ちょっと(かなり)大回りになりますが、この橋を通ってから帰ることにします。

  そして、日付変わって 8 月 19 日です。156号を南下して D 地点までやってきました。左折で利賀大橋ですが、案内標識には国道の表記はありません。
 
D 地点
D 地点
     
  利賀大橋はこういう橋です。赤が鮮やかですね。
 
利賀大橋
利賀大橋
     
  橋を渡ります。600 m なので一瞬です。
下の写真が橋を渡った先の E 地点の様子です。どこが E 地点なのかちょっとよくわかりませんが、センターラインが無くなった先の舗装が変わるあたりではないかと思います。「幅員減少」の先ですね。
 
E 地点
E 地点
     
 

これで471号は終了です。
何ともまぁ、471号は大変な国道でしたね。特に楢峠越えのルート。こんな酷い道はそうそうありません。このルートが現時点での最悪酷道かもしれません。

471号ゴール後は平湯温泉で宿泊したのですが、部屋には何とエアコンが付いていなかったのです。扇風機が一台だけ。え、エアコン無いのか??? 大丈夫か? と思ったのですが、無くて全然大丈夫でした。8月だというのに一晩中過ごしやすくて、さすが平湯です。

これで石川県の国道がすべて終了しました。石川県は19県目の終了県です。

  次は、461号です。  

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