国道388号
388号
 
起点 大分県佐伯市
終点 熊本県球磨郡湯前町
総延長 229.4 km
 
スタート 2021年12月28日 12:00 頃
門川町着 2021年12月28日 15:45 頃
所要時間 約 3.75 時間

門川町発 2021年12月29日 8:00 頃
ゴール 2021年12月29日 14:15 頃
所要時間 約 6.25 時間

総時間 約 10.0 時間(順走)
平均速度 約 22.9 km/h

 

次は388号です。
388号は大分県佐伯市の佐伯駅前交差点で 217号 から分岐して始まり、大分県東岸を南下して宮崎県に入ったあと、宮崎県東臼杵郡門川町から西進して九州山地を越え、熊本県球磨郡湯前町で 219号 に至るまでの 229.4 km です。順走します。

海沿い区間、10号 との重複区間など、普通の道もありますが、しかし大部分は山の中の酷道を走ります。果たしてどうなることやら、、、笑

     
  前の国道 217号 走行後、来た道を少し戻ります。佐伯駅前交差点まで戻って右折して388号のスタートです。
 
388号スタート
388号スタート
     
  スタート直後は海沿いからすぐ山の中へ進み、またすぐ海沿いに出てきます。海沿いと言っても山と海の間を進む、という感じ。
 
山と海
山と海
     
  そして佐伯市蒲江大字丸市尾浦です。このような大きな「注意」の標識が出てきます。
 
大型車通行困難
大型車通行困難
     
  そしてそのすぐ向こうで、388号線は右折します。案内標識にクネクネした道で表現されていて、こっちには行くな、という主張がよく伝わります。笑 でも構わず右折します。
 
離合困難
離合困難
     
  右折した先はぐっと道が狭くなります。2つ上の写真では「大型車(長さ 8 m 以上)の通行は困難」とありますが、こちらは「通行できません」と書いてあります。「困難」だったら、難しいけどできるかも、というニュアンスが出てきますが、はっきり「できません」と書いてあったら、無理、という感じになりますね。この道は「できません」で良いんじゃなかろうか。
 
大型車の通行はできません
大型車の通行はできません
     
  そして、388号の酷道区間その1に進みます。酷道感がでてきました。
 
酷道区間1
酷道区間1
     
  この区間は路肩が壊れていたり、路面一面落ち葉にまみれていたり、落石がゴロゴロ転がっていたり、下の写真のような感じで舗装されてるのか?と思えるような道がでてきたり、なかなか素晴らしいです。ガードレールの類もありません。晴れて良かった。
 
舗装されてる?
舗装されてる?
     
  しばらくして県境に到着して、大分県から宮崎県に入ります。写真は進んできた方向を向いて撮ったもので、向こうからこちらへ進んでいます。大分県佐伯市の看板の下を見ると、、、
 
県境
県境
     
 

「巾員極狭」とあります。これは「ふくいんごくきょう」と読むのでしょうか。あるいは「ふくいんごくせま」とか。どっちなんでしょう。

「幅員」ではなく「巾員」だし、「狭小」ではなく「極狭」です。ちょっと珍しいかも。でもなんだか狭そうなことは伝わってきます。

そういえば、後から写真を見直して気がつきましたが、酷道区間の入口(佐伯市蒲江大字丸市尾浦、4つ上の写真)にもこれと同じく「巾員極狭」の看板がありましたね。向こうはちょっと色が褪せてて気がつきづらいかも。

巾員極狭
巾員極狭
     
  宮崎県内をさらに進みます。すると支柱型標識を発見。
 
支柱型
支柱型
     
  北浦支所まで 15 km とあります。
なんだかこんな山奥には似つかわしくないような、きれいな支柱型標識で、汚れたガードレールとの対比が見事です。最近設置されたのでしょう。
北浦支所まで 15 km
北浦支所まで 15 km

   
  そうこうするうちに、酷道区間も終了し、すっかり山を下りてきました。延岡市北浦町で東九州自動車道と交差します。
 
東九州自動車道
東九州自動車道
     
  どんどん南下して延岡市の中心部へ向かいます。10号に合流します。ここは左折して宮崎・日向方面へ向かいます。
 
10号に合流
10号に合流
     
  10号と重複しながら南下します。途中で218号が分岐します。
 
218号が分岐
218号が分岐
     
  宮崎県東臼杵郡門川町まで南下し、門川町中須交差点で10号から分岐します。下の写真では、中央分離帯に10号との二連標識が見えていますが、このタイプの二連標識、結構たくさん見られました。なお、この日はここで終了。もうちょっと南下して日向市内のホテルで宿泊です。
 
10号から分岐
10号から分岐
     
  さて日付変わって 2021 年 12 月 29 日です。後半戦です。前日と反対方向から門川町中須交差点に進入。左折してスタートです。
 
二日目スタート
二日目スタート
     
  スターとするとすぐにに日豊本線を踏切で超えます。
 
日豊本線と交差
日豊本線と交差
     
  続いて東九州自動車道の下をくぐります。昨日から東九州自動車道とは良く交差しますね。
 
東九州自動車道
東九州自動車道
     
  その後ちょっと酷道っぽくなりますが、でも前日のコースほどでもなく、快調に進みます。快調? 私の感覚はちょっと麻痺しているのかも知れないので、一般的には結構厳しい道路なのかも知れません(笑)。コースは五十鈴川にそって進みます。五十鈴川はこんな険しそうな川です。写真では右奥に壁にへばりつくようにガードレールが見えますが、あそこが388号です。
 
五十鈴川
五十鈴川
     
  道の泉 北郷」発見。「道の駅」ではありません。ちょっと休憩しました。
 
道の泉
道の泉
     
  道の泉のすぐ先に「舟方轟」があります。
舟方轟
舟方轟
     
  なんでも、1億年前の地層が五十鈴川によって浸食されて見えているものなんだとか。迫力あります。
 
地層
地層
     
  その後も順調に進んで、東臼杵郡美郷町で 327号 に合流します。この丁字路を左折して日向方面に向かいます。
 
327号に合流
327号に合流
     
  327号とは 1.3 km ほど重複して分岐します。下の丁字路(歩道橋の手前)を右折です。
 
327号から分岐
327号から分岐
     
  少し進むと、トンネルがあります。美郷トンネル(A → B)です。クネクネ走る旧道を真っ直ぐ進むトンネルで改良してある場所ですね。旧道もまだ国道であるようなので、両方走行することにします。
     
  まずこれが A 地点。道なりに進むとトンネル、左が旧道です。
 
A 地点
A 地点
     
  ちょっと旧道側を覗いてみました。こんな感じ。おにぎり標識もちゃんと立っています。
 
旧道
旧道
     
  美郷トンネルを抜けて B 地点です。左は旧道。ここから旧道へ進み、A 地点経由で一回りしてきます。
 
B 地点
B 地点
     
  旧道はやはり狭い。途中トンネルがありました。小原隧道。
 
小原隧道
小原隧道
     
  そして再び B 地点まで戻ってくるのですが、B 地点から先を見ると、右側に細い道が見えます。これも旧道のようです。
 
もう一つ旧道
もう一つ旧道
     
  これが旧道の下の入口。
 
旧道入口(下)
旧道入口(下)
     
  こっちの旧道も通ってみました。路面は荒れ気味で、この道はもう廃止しても良い気がします。
 
旧道
旧道
     
  そしてさらに南下します。次は、446号 に合流します。この丁字路を右折して南郷方面です。446号とは終点まで重複です。
 
446号と合流
446号と合流
     
  446号は走行済みなので、このルートは2回目です。相変わらず、こういう道が続きます。
 
椎葉村栂尾
椎葉村栂尾
     
  なんと霧が出てきました。霧? 雲の中を走っているんでしょうか。ちなみにこの看板は「九州大学演習林」とあります。ここは446号を走ったときにも写真撮っていますが、大河内峠 で、標高 1,100 m。388号全行程で最も標高の高い場所です。
 
九州大学演習林
九州大学演習林
     
  この日、結構寒かったです。途中こんな氷柱を発見。
 
氷柱
氷柱
     
  なんとすごい氷柱ですね。寒いはずです。
 
氷柱拡大
氷柱拡大
     
  さらに進んで、今度は 265号 と合流です。この先の交差点を右折なのですが、、、
 
265号に合流
265号に合流
     
 

実はこの先のルートを JARTIC のサイトで確認すると、熊本県球磨郡に入ったあと、「チェーン規制」となっているのです。。。
確かに 2021 年の年末は「最強寒波」襲来で、日本海側は大雪なのです。九州でも降ってもおかしくありません。この先どうしたものかなぁ、、と悩むところです。
ここ から 市房ダム のライブカメラ画像が見られます。これを見ると、まったく雪があるようには見えません。なので、ちょっと不安ですが、そのまま進んでみることにします。(タイヤチェーンは用意しています。)

と言うことで、しばらく265号と重複して進みます。

 
265号と重複
265号と重複
     
  265号とは約 3.5 km 重複して分岐します。このあたりから雨が降ってきました。雪でなくてちょっと安心。
 
265号が分岐
265号が分岐
     
  そして県境を越えて熊本県に入ります。ここから先は「チェーン必要」となっています。
 
県境
県境
     
  外気温計によると気温は 4 度。なかなか微妙な気温です。
気温 4 度
気温 4 度
     
  小雨の中を進みます。幸い道路に雪はなく、雨の効果か融雪剤の効果か凍結しているところもありません。道路は工事箇所が多く、こういった感じでクネクネと進みます。
 
融雪剤
融雪剤
     
  山から下りてくると雨も止んできました。道路の状況も特に心配するほどのこともなく、普通に走れました。良かった。
ライブカメラを確認した市房ダムに到着。
 
市房ダム
市房ダム
     
  市房ダムの上からは、くまモンが見られます。ちなみに写真左上のガードレールが388号です。
 
くまモン
くまモン
     
  市房ダムの少し先に 奥球磨ループ橋 があります。446号を走行したときにも撮りましたが、今回も撮影。446号の時は iPhone でパノラマ撮影しましたが、パノラマだと中央付近が少し歪んで不自然になります。そこで今回は iPhone の超広角で撮影。両端がちょっとはみ出てますが、でも全体的に自然で良い感じで撮れました。iPhone 12 Pro Max なので、超広角は 35 mm 換算でなんと 14 mm です。凄い広角。
 
奥球磨ループ橋
奥球磨ループ橋
     
  そして球磨郡湯前町の中心部へ進みます。219号に到達してゴールです。
 
388号ゴール
388号ゴール

これで388号は終了です。
388号は全般的にかなりの酷道でした。(^_^;) はじめの頃、10号と重複しているところなど、一部普通の道路もありましたが、特に宮崎県東臼杵郡門川町から西進して山の中へ進みはじめて以降の酷道っぷりはなかなかのものでした。九州では九州山地を縦断する265号もかなりの道でしたが、この388号の方がさらに上かも知れません。特に今回はチェーン規制が出てたりしたので、いつもにも増してドキドキしました。
  次は、445号です。  

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