国道265号
265号
 
起点 宮崎県小林市
終点 熊本県阿蘇市
総延長 203.8 km
 
スタート 2019年12月30日 7:15 頃
ゴール 2019年12月30日 16:00 頃
所要時間 約 8.75 時間(順走)
平均速度 約 23.3 km/h

 

次は265号です。
265号は宮崎県小林市の本町交差点で 221号 から始まり、宮崎県の山の中を北上し、熊本県に入ったのち、熊本県阿蘇市の内牧温泉入口交差点に到達するまでの 203.8 km です。

内牧温泉入口交差点は、57号上の交差点で、212号の終点でもあります。順走します。

     
 

それでは265号のスタートなのですが、、、

右の地図の A 地点がスタート地点。そして → B → C → と進むのですが、なんと B → C 区間は現在通行止めなのです。JARTIC によると「災害復旧工事」と言うことです。
困ったなぁ。。。

通行止め区間を迂回するには、B → D → C と進みます。ずいぶん大回りですね。でもこのルートしかありません。

B → D は県道143号、D → C は県道144号です。

265号は総延長 203.8 km ですが、この迂回路経由だと約 220 km になります。もともと 200 km 超の、1日で走るにはなかなか厳しい距離ですが、これでさらに 16 km ほど増えてしまいます。

夏の北海道ならともかく、冬の九州で1日 220 km、しかも山の中で酷道が沢山あるのが予想できるルートを走るのは結構辛そうですね、、、どうなることやら。(^_^;)

     
  ということで265号のスタートです。この日の小林市の日の出は 7:16 です。この日はたくさん走る必要があるので、ほぼ日の出と同時にスタートです。写真では手前に仲町交差点の信号が見えていますが、スタート地点はここではなく、もう一つ奥に見えている本町交差点がスタート地点です。左折してスタートですね。また、天気は小雨模様で、先が思いやられます。(T_T)
 
265号スタート
265号スタート
     
  B 地点までやってきました。265号は右折ですが、電光掲示で「西米良方面 災害 通行止」となっています。
 
B 地点
B 地点
     
  右折したすぐ先に全面通行止の看板がありました。いつもならこの先も進めるだけ進んでみるところなのですが、今回は時間にあまり余裕がないので、ここで引き返します。先の B 地点まで戻り、県道143号方面へ進みます。
 
通行止
通行止
     
  県道143号を進みます。初めのうちは順調に走れましたが、そのうち山の中の道になり、やはりここもなかなかの「険道」でした。この写真はちょうど熊本県との県境付近ですが、霧が出てきて見通しが悪いです。
 
県道143号
県道143号
     
  熊本県内をどんどん北上し、D 地点です。県道143号は左折、私は右折です。右折は県道144号です。
 
D 地点
D 地点
     
  県道144号を進みます。学校の側を通り過ぎます。これは 多良木町立槻木(つきぎ)小学校 です。現在は生徒がいなくなったので 休校中 なんだとか。左の川は槻木川です。県道144号はこの川に沿って進みます。離合困難なこんな道が続きます。ちなみに向こうからこちらへ進んでいます。
 
県道144号
県道144号
     
  県道144号を南下して、再び宮崎県に戻ります。するとまたこんな看板が。えっ、この先通行止???
よく見ると、「国道265号小林方面」(C → B 区間)のことですね。ビックリしたなぁ。(^_^;)
 
再び全面通行止
再び全面通行止
     
  そして C 地点です。ここはヘアピンカーブになっていて、その頂点付近に県道144号がぶつかるような形になっています。右の B 地点(小林市)方面は全面通行止です。ここでは左へ進み、国道265号に復帰です。
 
C 地点
C 地点
     
  少し進むとダムがあります。田代八重(たしろばえ)ダム です。次の写真はダムの上から見た様子で、正面の橋が265号です。橋を渡っているときにダムが見えたので、急いで寄ってみました。
 
田代八重ダムから
田代八重ダムから
     
  こっちが下流側。この日はあまり時間が無いので、写真を撮ったらそそくさとダムを後にします。
 
田代八重ダム
田代八重ダム
     
  先へ進みます。ダムの近くは結構良い道ですが、すぐに「酷い」道になります。(^_^;)
小林市から西米良村へ入ります。ここにはゲートがあって、今は開いていますが、「全面通行止」の文字も見え、ちょっと不気味な感じですね。
 
西米良村
西米良村
     
  細い道をどんどん進みます。途中、このように路肩が崩壊しているような場所が何箇所もあります。
 
路肩崩壊
路肩崩壊
     
  また、落石も結構あります。踏まないように気をつけて進みます。怖いなぁ。(+_+)
 
落石
落石
     
  しばらく走っていると前が明るくなりました。これは 尾股峠 です。
 
尾股峠
尾股峠
     
  しかしまたすぐに森の中になってしまいます。
 
また森の中へ
また森の中へ
     
  どんどん進んで高度を下げていきます。219号 に合流します。右折して宮崎方面です。
 
219号に合流
219号に合流
     
  219号とは 4.3 km ほど重複して分岐します。分岐点は一ツ瀬川を渡った先の交差点です。左折します。
 
219号から分岐
219号から分岐
     
  219号から分岐して少し北上した先でスリット標識を発見!
 
スリット標識
スリット標識
     
  さらに北上すると正面に滝が見えてきました。結構大きい。
 
滝
     
  これは 野地の大滝 です。
雨だったこともあり水量も豊富で、なかなか立派な滝です。
野地の大滝
野地の大滝
     
  続いて388号に合流します。写真ではちょっとわかりづらいですが、橋を渡った先を緩やかに左折するとその先が三叉路になっていて、265号は左折して388号との重複になります。
 
388号に合流
388号に合流
     
  388号とは 3.5 km ほど重複して分岐します。この道は前日の446号走行時にも通っています。前日は左でしたが、この日は右の下り坂へ進みます。
 
388号から分岐
388号から分岐
     
  どんどん北上し、どんどん高度を上げます。そして 飯干峠 に到達します。飯干峠は標高 1,050 m で265号の最高地点です。写真は向こうから撮るとちょっといまいちなので、進行方向逆向きに撮っています。
 
飯干峠
飯干峠
     
  この場所には「ひえつきの里」と書かれた壺?みたいなものがあります。何なんでしょうこれ。
 
ひえつきの里
ひえつきの里
     
  飯干峠の少し先で九州山地の山海が見える場所がありました。雲のかかる様子なんか、なんだか「蟲師」の世界みたいですね。
 
九州山地
九州山地
     
  進んでいると何箇所かでこういう壺を見かけます。このあたりの特産品?なんでしょうか。
 
壺
     
  さらに北上するとダムがあります。上椎葉ダム です。ダムへは国道から左へ外れる細い道へ進みます。
 
上椎葉ダムへ
上椎葉ダムへ
     
 

しかし曲がり角にこんな看板が。

「ダム堤体上道路が通行止」と書いてあります。しかしその上に「開放中」とも貼ってありますね。上に貼ってある「開放中」の方が優先でしょうか。

とりあえずダムへ進んでみます。

開放中
開放中
     
  堤体上道路は特に問題なく進めました。下流側を見るとこんな感じ。
 
下流側
下流側
     
  ダムを反対側まで進み、その先の細い道を進んだ先に 女神像公園 があります。ここはダムを見る絶好のスポットです。この上椎葉ダムは日本初の 100 m 級の大規模アーチダムなんだそうですが、そのダムのアーチがここからはとても良く見えます。何と、とても美しいアーチですね。
 
女神像公園から
女神像公園から
     
  ちなみに女神像公園の「女神像」はこの金色の像です。この像のある場所のすぐ横がダムの撮影ポイントです。
女神像
女神像
     
 

ダムを後にして先へ進みます。するとルートが2つに分かれている場所にやってきます。右の地図の A → B のルートです。トンネル(中椎葉トンネル)を通るのが新ルートで、A → B を真っ直ぐ結ぶのが旧ルートのようです。

しかし例によって、Google Maps では旧ルートは国道の表示ではありません。MapFan と Mapion も国道ではありません。Yahoo 地図と bing マップは国道です。うむむ、、、

こういうときは両方通るに限ります。ということで中椎葉トンネルで B 地点まで行って旧道で A 地点まで戻ってくることにします。

     
  まずは A 地点。トンネルのすぐ前に旧道が見えますね。
 
A 地点
A 地点
     
  そしてトンネルのすぐ左には滝があります。落ち水の滝 と言います。この写真では2段しか見えませんが、全体で3段の滝で、全長 70 m もあるんだとか。
 
落ち水の滝
落ち水の滝
     
  そしてこっちがトンネルの出口です。ここから左の道へ進むのですが、、、
 
B 地点
B 地点
     
  旧道もトンネルを通るはずだったのですが、何と、トンネルの入口にはトラックが止めてあって入れません。。。
しょうがないので、左の迂回路へ進みます。
 
入れないトンネル
入れないトンネル
     
  そして反対側の出口があるべき場所まで進んできましたが、何と!トンネルは塞がれてしまっているではありませんか!もうこっちは廃止と言うことですね。ちなみに 2020 年 1 月時点の Yahoo 地図と bing 地図(ゼンリン組)はまだトンネルがあります。一方 MapFan と Mapion の INCREMENT P 組と Google Maps はトンネルではなく、今通ってきた迂回路の方が表示されています。ここに関しては、INCREMENT P と Google の方が正しい(現状を正しく反映している)ようですね、
 
トンネル反対側
トンネル反対側
     
  そしてまた A 地点に戻ってくるのですが、ここ何と、右へは行けません。あれれ、、、ということで一度左へ曲がったのち、その先でUターンして引き返して先へ進みます。
 
再び A 地点
再び A 地点
     
  続いて正面からやってきた 327号 と合流します。正面の丁字路で合流し、左折して高千穂方面です。
 
327号が合流
327号が合流
     
  左折した先は音ヶ瀬大橋で、これで川(十根川)を渡ります。ここから先はすでに2日前に通った道で、その時にじっくりやっています。かなり長めの265号で、どうなることかと思いましたが、ここまでやってくれば、もう終わりが見えたも同然!ですね。
 
音ヶ瀬大橋
音ヶ瀬大橋
     
  さらに北上すると支柱型のキロポストを発見。このタイプはそんなに沢山は見ませんでした。2つか3つくらい。
 
支柱型キロポスト
支柱型キロポスト
     
  このキロポストには「県境まで 16 km」とあります。起点や終点からじゃなく、県境が基準になっているのですね。
県境まで 16 km
県境まで 16 km
     
  続いて国見トンネルを超え、
 
国見トンネル
国見トンネル
     
  熊本県に入ります。
 
熊本県へ
熊本県へ
     
  よく見ると県境の看板の手前に小さなキロポストがあります。このタイプ、宮崎県区間では見なかった気がします。早速撮影します。
小型のキロポスト
小型のキロポスト
     
  そしてその少し先で左右に走る218号に合流します。265号は左折ですが、ここまで重複していた327号瀬はここで終了です。(ここが起点です。) なんだか霧が濃くなってきました。雨はさほどでもありません。
 
218号に合流
218号に合流
     
  218号とは 750 m ほど重複して分岐します。
 
218号から分岐
218号から分岐
     
  ぐぐっと北上します。次は右から325号が合流してきます。
 
325号が合流
325号が合流
     
  次に阿蘇山の外輪山を乗り越えて阿蘇カルデラの中へ進みます。ちょうど乗り越える途中に パーキング展望台 という展望台があり、展望台の北西にある高森町が見えるはずでしたが、この日は霧っぽかったのであまりクリアには見えませんでした。残念。
 
パーキング展望台
パーキング展望台
     
  阿蘇カルデラ内に進みます。325号が分岐します。と言うか、265号が右折して325号から離れていきます。
 
325号が分岐
325号が分岐
     
  265号はその後外輪山の縁に沿って北上します。こんな草原の間を進みます。
 
草原
草原
     
  そして左右に走る57号に到達します。ここで終了と思いきや、もう少しあります。この交差点を左折して、、、
 
57号に到達
57号に到達
     
  57号と約 5 km 重複して西進します。そして次の写真の内牧温泉入口交差点に到達してゴールです。
 
265号ゴール
265号ゴール
 

これで265号は終了です。
265号は九州山地の中央を縦断する、最高地点では標高 1,000 m を超える山の中の国道(酷道)で、しかも通行止による予定外の迂回が必要となり、さらに当日は朝から雨模様だったので、いったいどうなることかと思いましたが、北部の327号との重複区間は327号走行時にじっくりやったこともあり、予定通り(予定より若干早いくらい)でゴールまで到着できました。良かった。それにしても山の中の酷道、かなり面白かったですよ!

  次は、170号です。  

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