国道221号
221号
 
起点 熊本県人吉市
終点 宮崎県都城市
総延長 74.6 km
 
スタート 2018年01月05日 12:00 頃
ゴール 2018年01月05日 17:00 頃
所要時間 約 5.0 時間(順走)
平均速度 約 14.9 km/h

 

次は221号です。
221号は熊本県人吉市の東間下町交差点(219号上)から始まり、熊本県、宮崎県を南下し、宮崎県都城市の松之元交差点で 10号 に至るまでの 74.6 km です。

ほぼ全線に渡って九州自動車道と宮崎自動車道が併走しています。順走します。

     
  それでは221号のスタートです。
前の国道 267号 のゴール地点の西間上町交差点から219号を 650 m 東進した、東間下町交差点がスタート地点です。「西間上町」「東間下町」と交差点の名前が対比していますね。その西間下町交差点は、写真では奥の信号のある交差点です。この交差点は219号上の何でも無い交差点で、どうしてこんな、一見中途半端な場所に見える交差点が起点なんでしょう。ちなみに案内標識は219号の表示のみで、221号を思わせるものは何もありません。
 
221号スタート
221号スタート
     
  スターとするとすぐに跨線橋でJR肥薩線を超え、その先で九州自動車道と交差します。
 
九州自動車道
九州自動車道
     
  続いて川が出てきます。この川は鳩胸川と言うようです。
写真の上に写っている道路が221号で、こちらか向こうへ進んでいます。
 
鳩胸川
鳩胸川
     
  この先219号と分岐するのですが、ここ、ちょっと複雑。
このあと221号は右折します。219号は直進です。こっちから向こうに進むのは普通ですが、向こうから来た219号は2つに分かれ、こっちに進む時は右上の道からやってくるしかありません。下の道に進むと221号方向へ行くのみで、こちら側には来られないのです。何でこんな変なことになってるんでしょうね。普通に丁字路にすれば良いのに。
 
219号
219号
     
  ここがその分岐点。221号はここで右折です。221号は実質的にはここが起点みたいなものですね。
右の高架は向こうから来た219号。左からの道も219号ですが、こっちから来た場合は221号方向にしか行けません。
 
219号から分岐
219号から分岐
     
 

219号から分岐して南下します。するとループ橋が出てきます。人吉ループ橋です。

右の地図の一回りしているところがループ橋です。そして A の当たりにループが良く見える場所があります。ループの中に入ってしまうとループがデカすぎて写真撮るのは難しいので、全体が見える場所は貴重です。

     
  次が A 地点から撮ったループ橋です。天気が良くないのでちょっと霞んでいるのが残念ですが上下2つのループが良く見えます。
 
人吉ループ橋
人吉ループ橋
     
  ループの下にやってきました。デカい橋です。
 
ループの下
ループの下
     
  ループの内側にパーキングがあったのでそこからパノラマでループ全体を撮ってみました。国道は右下から出てきて、写真撮ってる私の後ろを通って、写真の左から正面を横切り、右上へ抜けていきます。やはり霞んでいるので奥の方は良く見えませんね。
 
ループ
ループ
     
  ループ橋を後にして南下すると、熊本県と宮崎県の県境です。県境の加久藤(かくとう)峠は 加久藤トンネル で超えます。
写真は加久藤トンネルの宮崎県側の入口の様子です。
 
加久藤トンネル
加久藤トンネル
     
  トンネルを出た先には宮崎県に入ったことを示す看板などがいくつかあります。宮崎に入ったことが一目でわかりますね。
 
宮崎県
宮崎県
     
  山の間から平地が見える場所がありました。見えているのは、えびの市の市街地でしょうか。まだ随分高いところにいます。
 
えびの市
えびの市
     
 

続いて221号2つめのループ橋、えびのループ橋です。

右の地図では上から出てきて、右回りにぐるっと回って右下へ抜けていきます。この1周半ほどでぐんぐん高度を下げます。

えびのループ橋は人吉ループ橋よりも大きくて、全体が見える場所はありません。トンネル区間も多いですしね。

     
  支柱型標識を発見。A 地点付近です。えびのICまで 6 km とあります。
 
支柱型
支柱型
     
  反対向きも撮ってみました。こっちは県境から 5 km となっています。
 
逆方向
逆方向
     
  B 地点付近から南を見ると山が見えます。霧島山 です。と言っても「霧島山」という名前の山は無く、「霧島山」はいくつかの山の総称です。見えているのは、左端が夷守(ひなもり)岳、中央の奥が、最高峰の韓国(からくに)岳。その左の雲に隠れているのが甑(こしき)岳、右のやはり雲に隠れているのが白鳥(しらとり)山。右端は栗野(くりの)岳です。2018 年 3 月現在、噴火中の新燃岳も霧島山のうちの1つですが、場所的には韓国岳のさらに向こう側になります。
 
霧島山
霧島山
     
  B 地点付近でループ橋を下から見られます。こんな感じに見えます。
 
下から見るループ
下から見るループ
     
  そして山を下りてきて、左右に走る268号に合流します。左折して宮崎/小林方面です。
 
268号と合流
268号と合流
     
 

小林市の中心部近くへ進みます。するとルートが2つに分かれる所があります。右の地図の場所です。

道なりに進む通常ルートは A → B のルートですが、その他に C 地点を経由するルートがあります。

ここでは、A → C → B → A と一回りして、再び B 経由で先へ進みます。

     
  まずは A 地点の種子田交差点です。
右奥へ進むのが C 地点経由の道ですが、案内標識などもなく、とてもこちらが国道とは思えません。
 
A 地点
A 地点
     
  続いて B 地点。写真は C 地点方向からやってきて、B 地点を見た様子です。A → B の通常ルートは立派な道ですが、こちらの道は結構路面も荒れていて、もう国道じゃなくって良いんじゃないかと思うような道ですね。
 
B 地点
B 地点
     
  さらに小林市中心部に近づきます。このあたり で塀の上から飛び出している標識を発見。ちょっと珍しい。
 
塀の上の標識
塀の上の標識
     
  続いて265号が分岐します。写真では手前に仲町交差点が見えていますが、分岐はそこではなく、もう一つ奥の本町交差点です。ちなみに265号はこの本町交差点が終点です。
 
265号が分岐
265号が分岐
     
  次は268号が分岐します。と言うか、直線方向が268号なので、221号の方が分岐するという感じです。ここでは右車線の都城方面に進み、300 m 先で右折です。路面に国道の番号を表すおにぎり標識がペイントされていますね。
 
268号と分岐
268号と分岐
     
  次は宮崎自動車道と交差します。221号が宮崎自動車道の上を越えます。
 
宮崎自動車道
宮崎自動車道
     
  宮崎自動車道と交差したすぐ先で左折します。高原町仲町交差点です。
 
高原町仲町交差点
高原町仲町交差点
     
  続いて223号が分岐します。正面の高原町二本松交差点を右折する方向が223号のはずなのですが、案内標識にはその旨の表示がありませんね。。。右方向への道路も書いてなく、まるで右へは道が無いようです。ちなみに223号は221号が268号と分岐した東上町交差点からここまで重複していました。
 
223号?
223号?
     
  続いて JR吉都線 と交差します。「吉都」は「きっと」と読むようです。鹿児島県姶良郡吉松駅と宮崎県都城市の都城駅を結ぶ路線だそうです。「きっと」とはなかなか読めませんね。。。
 
JR吉都線
JR吉都線
     
  そしてそのすぐ先で宮崎自動車道とも交差します。
 
宮崎自動車道
宮崎自動車道
     
  さらに吉都線とはもう一回交差します。このあたりでは221号と吉都線が絡み合うように走っています。
 
吉都線再び
吉都線再び
     
  続いて最後に宮崎自動車道ともう一度交差します。
 
宮崎自動車道再び
宮崎自動車道再び
     
  そして10号に到達して、221号のゴールです。
 
211号ゴール
211号ゴール
 

これで221号は終了です。
221号にはループ橋が何と2つもありました。山越えするに当たり、片方で高度を上げ、もう片方で高度を下げるという構造になっています。221号と併走する九州自動車道にも221号のトンネルと同じ「加久藤トンネル」という名前のトンネルがあり、このトンネルは高速道路のトンネルとしては日本第6位の長さ(約 6.2 km)あるのだそうです。(2018年3月時点) こんなに長いトンネルが必要だったとは、やはりここの山越えはなかなか厳しかったのでしょう。ちなみに2つのループ橋を繋ぐように加久藤峠を超える道もあるようで、それが旧221号だったようです。まだ通れるのだろうか??

  次は、268号です。  

 前の国道(267号)へ
「国道201号から300号まで」へ戻る

トップへ