●国道289号
 
起点 新潟県新潟市中央区
終点 福島県いわき市
総延長 275.4 km
 
スタート 2025年05月01日 7:45 頃
南会津着 2025年05月01日 15:15 頃

南会津発 2025年05月02日 7:00 頃
只見町着 2025年05月02日 8:45 頃

新潟市発 2025年05月03日 8:15 頃
ゴール 2025年05月03日 13:45 頃

所要時間 約 14.75 時間(逆走)
平均速度 約 18.7 km/h

 

次は289号です。
289号は新潟県新潟市中央区の本町交差点から始まり、新潟県内を南下し、福島県に入ったのちはおよそ東進し、福島県いわき市の錦町で 国道6号 に到るまでの 275.4 km です。逆走します。

この国道はいわゆる不通国道で、途中で途切れています。下の地図も前半(R289_1)と後半(R289_2)の2つです。不通国道なので、今回はちょっと変則的な走行パターンとなっています。逆走なので、走行はいわき市からスタートし、1日目は南会津郡南会津町まで行きます。2日目は南会津町から只見町の行けるところまで行き、その後不通区間を迂回して新潟市まで行きます。最後の3日目は、新潟市から前半のゴール地点まで、ここも行けるところまで行きます。

 
     
 

それでは289号のスタートです。逆走なので、いわき市からスタートです。
いわき市と言っても広いのですが、南端近くの錦町がスタート地点です。もう少し行けば茨城県というあたりです。下の写真では左右を走る高架が国道6号です。今回はこの交差点に東側から進入してスタートします。

 
289号スタート
289号スタート
     
  スタート直後、JR常磐線を跨線橋で超え、その少し先で常磐自動車道と交差します。
 
常磐道
常磐道
     
 

常磐道と交差したのち、どんどん山の中へ進み、高度を上げていきます。
しばらく進むと旧道区間のある場所にやってきます。と言うか、、、

旧道区間は右下の地図の A → B 区間と C → D 区間です。A → B は、本線から外れて少しだけ進みます。B 地点で行き止まり。C → D 区間は、この区間をくねくねと進むルートです。

しかし、右下の地図でもわかるように、Google Maps ではこれらのルートは既に国道ではありません。C → D ルートなど、道すらありません。この区間は、Yahoo 地図(左下)、bing 地図では国道となっており、MapFan、Mapion では道はありますが国道の表記ではありません。どうしたものか。。。ということで、とりあえず現地で調べます。

 
Yahoo 地図
   
  まず A 地点。A 地点からは左下へ進む道があります。写真はその道を見た様子。右上が289号本線です。
 
A 地点付近
A 地点付近
     
  そのまま細い道を進みます。500 m ほど進むと、B 地点で行き止まりです。ホントにここ国道ですか???
 
B 地点
B 地点
     
  行き止まりから A 地点まで引き返し、C 地点に向かいます。トンネル(荷路夫(にじぶ)トンネル)があり、その手前に小さな駐車場があります。そしてその駐車場のさらに手前が C 地点です。しかし C 地点はガードレールが設置してあって先には進めません。その奥の道も荒れ果てているようで、到底通れるような雰囲気ではありません。
 
C 地点
C 地点
     
  C 地点を後にして D 地点を目指します。トンネル(朝日トンネル)を出た先が D 地点です。しかし D 地点にはゲートが設置してあって、封鎖されています。この先へは進めないようです。ということは、この区間は Google Maps が正解でしたね。
 
D 地点
D 地点
     
 

さらに進むとまた旧道区間があります。右の地図の E → F 区間です。南側に出っ張っている部分が旧道区間です。

しかし例によって Google Maps では国道の表記では無いようです。Yahoo 地図や bing 地図は国道の表記です。ここはどちらが正解なんでしょうか???

     
  E 地点は下のように通行止めです。
 
E 地点
E 地点
     
  F 地点にも、通行止めの看板はありませんが、下のようにゲートが設置してあって、入れなくなっています。この区間も Google Maps が正解のようです。いつもハズレばかりの Google Maps ですが、ここは正確ですね。
 
F 地点
F 地点
     
  少し進むと、また旧道区間があります。右の地図の G → H 区間です。ここは Google Maps 以外はすべて国道の表示です。
     
  まずは G 地点。ここは通過可能ですね。
 
G 地点
G 地点
     
  そして H 地点。ぐるっと一回りして先へ進みます。なお、G → H 区間は約 130 m でした、
 
H 地点
H 地点
     
  続いて正面から 349号 がやってきて合流します。右折です。
 
349号と合流
349号と合流
     
  しばらく349号と重複します。
 
349号と重複
349号と重複
     
  349号との重複は約 3 km で分岐です。349号は右折、289号は直進です。
 
349号が分岐
349号が分岐
     
  289号はいろいろ改良中のようで、上の写真のような新しい道と、ちょっと古い細い道が交互に現れます。
その後しばらく山の中の道を進んで高度を下げていき、東白川郡棚倉町に入ります。ここで左から118号が合流してきます。
 
118号が合流
118号が合流
     
  しばらく118号と重複して進みます。
 
118号と重複
118号と重複
     
  118号とは約 6 km 重複して分岐します。289号が左折です。
 
118号から分岐
118号から分岐
     
  しばらく進んで白河市に入ります。白河市中心部へ向かいます。
中心部の手前で 294号 が右から合流してきます。案内標識にはありませんが、294号は直進方向に進んでいると思われます。
 
     
  先の交差点から約 750 m 先で294号が左へ分岐します。なお、案内標識には記載がありませんが、この交差点の右折方向も294号(旧道)です。旧道は地図サービスによってはもう国道ではなくなったりしているので、廃止されつつあるようですね。
 
     
 

続いて白河市の中心部へ進みます、
289号は右の地図の右下から出てきて I 地点で左折し、秋田新幹線と交差し、国道4号 の上を越えて行きます。その後ですが、どうやら J → K 区間も288号のようなのです。

J → K 区間は、289号から4号へ降りていく道で、約 350 m あります。一応ここも走っておきます。

     
  まずは I 地点。直進だとJR白河駅や市役所方面です。289号は左折です。
 
I 地点
I 地点
     
  そしてその先で秋田新幹線と交差します。ちなみに、この場所ではJR東北本線が秋田新幹線と併走しています。秋田新幹線のすぐ向こうです。東北本線は地面(下)を走っているので、跨線橋で超えています。
 
秋田新幹線
秋田新幹線
     
  そして J 地点。左折して国道4号方面へ進みます。
 
国道4号方面へ
国道4号方面へ
     
  J 地点からぐるっと左へ回り込むように進んで、K 地点の和尚壇(おしょうだん)交差点です。正面を横切っている高架は東北新幹線です。この交差点を通り過ぎ、引き返して289号本線に復帰します。
 
K 地点
K 地点
     
  本線に復帰して少し進むと東北自動車道と交差します。
 
東北自動車道
東北自動車道
     
  さらに進むとスリット標識を発見! 場所は このあたり です。
 
スリット標識
スリット標識
     
  続いて徐々に高度を上げていきます。山の中へ進みます。天気良くて良かった。
 
森の中
森の中
     
  289号の西白河郡西郷町から南会津郡下郷町を結ぶ区間は、かつてクルマの通行は不可能で、いわゆる点線国道区間でした。しかし、2008 年にこの区間を通る 甲子(かし)道路 が完成し、クルマで通行できるようになっています。次の写真は安心坂トンネルを出た先の 甲子大橋 の様子です。この先(左奥)に甲子道路の主トンネルの甲子トンネルがあります。デカい橋ですね。
 
甲子大橋
甲子大橋
     
 

かつての289号は登山国道とも言われ、点線区間の山の中の登山道におにぎり標識が立っていたりして、かなりエクストリームな(^_^; ) 国道だったようです。(登山道のおにぎり標識は既に撤去されているようです。)

安心坂トンネルを抜けた先から左に外れて下に下ると、甲子温泉 があります。大黒屋 という旅館が有名なようです。かつての289号はこの旅館を通過し、抜けた先から登山道へ進んでいたようです。どんな国道やねん。(^_^)/

甲子温泉 旅館大黒屋
甲子温泉 旅館大黒屋
     
  大黒屋さんの敷地を通過させてもらい、その先の登山道の入口まで行ってみました。写真左の橋を渡り、その先の階段を登って行くのが登山道です。正面右に滝が見えていますが、
 
登山道入口
登山道入口
     
  左側にも滝があります。左の滝を橋の上から見た様子です。迫力あります。
 
左の滝
左の滝
     
  そしてこれが登山道。
ここを進むのが国道だったとは、、、
登山道
登山道
     
  本線に復帰して先に進みます。甲子大橋を渡り、その先の甲子トンネルに進みます。これで下郷町まで出ます。ありがたや。笑
 
甲子トンネル
甲子トンネル
     
 

甲子トンネルを抜けて少し進むとまた旧道区間があります。右の地図の L → M 区間です。

右の Google Maps では L → M 区間には何も表示されて居ません。もう道はないような表示です。一方、例によって、Yahoo 地図、bing 地図では国道のように表示、MapFan、Mapion では道はあるが国道の表記ではありません。ホント表記がバラバラ。

     
  まずは L 地点の様子です。一応「通行止」の看板は立っていますが、特にゲートなどがあるわけではありません。奥にチラッとクルマが見えていますね、、、 この先に改めて通行止ゲートがあるのでしょうか。
 
L 地点
L 地点
     
  行けるところまで行ってみようと思って進んでみると、何と M 地点まで行けてしまいましたよ。確かに道は少し荒れていて、交通量が少ない(無い)ことが想像されましたが、でもそんなに酷い様子でも無く、ごく普通に M 地点まで行けてしまいました。どうなっているんでしょう???
M 地点は 道の駅しもごう の少し先です。写真では入口看板などが見えています。
 
M 地点
M 地点
     
  L 地点まで戻って本線に復帰し、先に進みます。
L 地点付近から南側には雪をかぶった立派な山々が見えます。何山かはちょっとわかりません。笑
道の駅しもごう に立ち寄って休憩して先に進みます。
 
山々
山々
     
  甲子トンネル付近が本日の行程での最高標高地点でした。この後どんどん高度を下げていきます。
下郷町の中心部まで降りると、121号 に合流します。正面の交差点を左折して南会津方面です。
 
121号に合流
121号に合流
     
  ちなみに上の写真を撮っている橋の上から南側を見るとダムが見えます。旭ダム です。
 
旭ダム
旭ダム
     
  合流してすぐに二連標識(小)を発見。このタイプの二連は珍しいかも。なお、この後121号としばらく重複です。
 
121号と重複
121号と重複
     
  少し進むと会津鉄道会津線と交差します。
 
会津鉄道会津線
会津鉄道会津線
     
  そしてさらに進むと、こういうちゃんとした(?)二連標識も発見。
 
二連標識
二連標識
     
  さらに進んで南会津町に入ります。
かつて121号を走行したときには、121号/289号の重複路線は、下の地図の右上から来て、N 地点を通過し、そのまま南進して右折し、R 地点まで西進して、そこで左折して南進する、というルートでした(121号の実際の走行はその逆方向でしたが。)。2025 年 6 月現在の Google Maps は(Google Maps だけは)依然そのようなルートになっていますが、その他の地図サービスでは、121号は N → O → R → となっています。289号は N → O → P → Q と来て、さらに西進します。
 
     
  まずは N 地点です。案内標識などまったくありませんが、この交差点を右折します。
 
N 地点
N 地点
     
  続いて O 地点。ここで121号が左へ分岐します。
 
O 地点
O 地点
     
  続いて P 地点の丁字路です。左右を走る400号に合流。289号は左折です。
 
P 地点
P 地点
     
  左折するとそのすぐ先が Q 地点です、289号はこの後右折ですが、本日の行程はここまでです。
なお、案内標識の通り、Q → R 区間は400号で、289号では無いようです。Yahoo 地図や bing 地図では案内標識の通りです。しかし、Google Maps ではこの区間は289号となっているのです。また Google Maps だけ、、、
 
Q 地点
Q 地点
     
  まぁたいした距離ではないので、R 地点まで行ってみました。左右に横切るのは会津鉄道線の高架で、その奥の交差点が R 地点です。これで完璧。
 
R 地点
R 地点
     
  さて、1日目はこれで終了です。この日は南会津町で宿泊して、次の日は Q 地点からスタートです。
  次は、289号パート2です。  

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