国道186号
 
起点 島根県江津市
終点 広島県大竹市
総延長 145.5 km
 
スタート 2016年05月03日 7:45頃
ゴール 2016年05月03日 16:00頃
所要時間 約 8.25 時間(順走)
平均速度 約 17.6 km/h

 

次は186号です。
186号は、島根県江津市の渡津(わたづ)町交差点から始まり、浜田市まで西進した後、中国山地を南下し、広島県大竹市で 2号 に至るまでの 145.5 km です。

スタート直後は 9号 と重複しており、浜田市から単独区間になります。その後、191号488号 などと重複します。順走します。

 

186号のスタート地点は、江津市の渡津町交差点です。右の地図では A 地点です。何でこんな中途半端なところが起点なんでしょうか。

江津市内で9号は2つのルートに分かれています。北側を通る旧道ルートと、南の江津バイパスです。B 地点で分かれます。そして近くには、前日に走った 261号 の終点(C 地点)があります。

想像ですが、、、
江津バイパスができる前は、261号は D 地点から北上してきて、山陰本線をくぐった後、渡津町交差点で9号に到達して終了、ということだったのではないでしょうか。そして186号もその地点が起点。

  それはともかく、スタートです。下の写真が渡津町交差点の様子です。北側から進入。
左端に山陰本線の線路がちょっと見えています。186号を感じさせるものは何もありません。
 
186号スタート
186号スタート
     
  9号と重複して約 21 km 進んで浜田市の殿町(とのまち)交差点です。ここを左折して9号から分岐します。
 
殿町交差点
殿町交差点
     
  浜田市でも9号はルートが2つあります。
浜田市市街地を通る9号旧道ルートから分岐した186号は、少し南下して、今度は9号の南ルートと交差します。こっちは山陰道の無料区間となっていて、立派な高架です。
 
9号と交差
9号と交差
     
  どんどん中国山地を南下します。山の中です。するとこういうものを発見。これはスノーシェッドですね。
案外忘れがちですが、山陰地方は冬は雪が降ります。このあたりも結構積もるのでしょうか。
 
スノーシェッド?
スノーシェッド?
     
  そして広島県との県境です。ここは傍示峠(ぼうじとうげ)と言うようです。でもこの「傍示」とは、このあたりの地名などを表しているのではなく「境界を示す棒杭」という意味なのだそうで、ここの他にも各地に何箇所かあるようです。
 
広島県へ
広島県へ
     
  峠を越えると少し開けます。「大佐スキー場」との看板が見えますね。
 
峠を越えたあと
峠を越えたあと
     
  大佐スキー場 はすぐ横にあります。赤い屋根がレストハウス。左にはリフトが見えます。
ちなみにこれは「おおさ」と読みます。「たいさ」ではありあません。念のため。
 
大佐スキー場
大佐スキー場
     
 

中国山地を南下すると、湖が出現します。王泊(おおどまり)ダム によって作られる仙水湖です。

右の地図では A 地点がダムがある場所で、186号が仙水湖を渡る直前の場所からダムが見えます。

 
王泊ダム
王泊ダム
     
  仙水湖を渡るのは 新王泊橋 という赤い吊り橋です。186号はこの橋を通ります。
そして橋を渡った先を左折するとダムに行けます。クルマは橋を渡った左側に止めます。
 
新王泊橋
新王泊橋
     
  ダムに行く途中にこんな橋脚が見えます。昔の橋の跡のようですね。
赤い吊り橋が「新」王泊橋だったので、こっちが「王泊橋」なのでしょうか。
 
王泊橋?
王泊橋?
     
  ダムの向こう側まで行ってみました。振り返ってみると、赤い新王泊橋が見えます。
 
ダムから
ダムから
     
 

王泊ダムを後にして南下します。
するとまた湖出現。これは龍姫湖(りゅうきこ)です。そしてこの湖を作っているのは、温井(ぬくい) ダム。

ダムは右の地図では A 地点にあります。湖南端ですね。国道からは少し外れるのですが、寄ってみることにします。

この日は天気予報では雨でしたが、ここまでは曇りを保っていました。しかし温井ダムに着く少し前から、すごい風が吹き始めたのです。そして雨も少し降り出しました。

温井ダムはデカいです。
下の写真ではダムの向こうに駐車場があるのですが小さくて見えませんね。駐車場のところからダムの上を歩いて反対側までやって来られます。

しかしダムの上は風が強く、傘を差していたら飛ばされそうなので、多少濡れるのは構わず傘無しでやって来ました。
土砂降りでなくて良かった。(^_^;)

 

ちょうどダムの放水が始まったので、その様子を撮ってみました。遠いせいで小さく見えますが、放水はものすごい勢いです。そして風に巻き上げられて水煙が上がっています。迫力満点。(@_@)

 
放水
放水
     
 

温井ダムを後にしてさらに南下します。
少し進むとまたダムがあります。

今度は打って変わってコンパクトなダムです。
このダムは中国電力滝本発電所の発電用ダムのようですね。186号からは、鋭角に左へ曲がるとこのダムの前まで進めます。ちょうど右の地図の A の地点です。

このあたりには滝山川発電所とか、加計発電所とか、発電所(水力)がたくさんあるようです。

  この滝本ダムは温井ダムが大きかっただけに可愛く見えますね。
 
滝本ダム
滝本ダム
     
  看板もあります。
看板
看板
     
 

滝本ダムを後にしてさらに南下です。するとすぐ南に、右のようなちょっと複雑な場所があります。

ここは191号や 434号 を走った時にも来ている場所です。また来ました。(^_^)/

186号は上から出てきて、191号とぶつかるところで東へ折れ、すぐに次の信号(加計町山崎交差点)で南へ折れます。続いて191号の下をくぐって左下へ抜けていきます。

191号は下から出てきて186号にぶつかり、東へ折れ、加計町山崎交差点から後は186号と重複して左下へ抜けていきます。つまりここでぐるっと一周しています。

434号は右から来て加計町山崎交差点で南へ折れ、186号/191号と重複して左下へ抜けていきます。

  下の写真はその問題の場所の手前です。正面に見えている信号の場所を左折します。
 
左折前
左折前
     
  するとすぐに加計町山崎交差点です。右折です。
 
加計町山崎交差点
加計町山崎交差点
     
  続いて191号/434号との重複区間です。しかし434号の記載はありませんね。番号が大きいからか?(^_^;)
 
191号/434号と重複
191号/434号と重複
     
  そして191号の高架の下をくぐります。
 
191号の下をくぐる
191号の下をくぐる
     
  191号の高架の向こうに線路が見えます。というか、これはJR可部線なのですが、この区間(可部〜三段峡)は 2003 年に廃線になっているので「線路だったもの」というべきものでしょうか。
 
可部線
可部線
     
  191号と重複しながら、南西へ進みます。6.6 km ほど進んで191号が分岐します。
186号は直進、191号は右折です。そして左折すると中国自動車道の戸河内ICです。
 
191号が分岐
191号が分岐
     
  戸河内IC付近から、186号は中国自動車道と併走します。両者は絡み合うように進みます。
次の写真は初めて186号が中国自動車道と交差する場所です。ここでは中国自動車道は上りと下りが別々に分かれて走っているので、手前が上り線で、奥が下り線です。
 
中国自動車道と交差
中国自動車道と交差
     
  下り線と少し併走した後、今度は下り線と交差します。
 
さらに交差
さらに交差
     
  しばらく中国自動車道と何度か交差しながら併走します。そして吉和IC付近です。
吉和ICはこの写真の先の交差点を右に入ります。そして左右に横切る高架を右から左へ走って中国自動車道へ繋がります。
 
吉和IC
吉和IC
     
 

吉和ICへの入口交差点(吉和インター入口)です。そしてそのすぐ向こうにもう一つ交差点(吉和郵便局前交差点)です。
奥の交差点は吉和郵便局前交差点で左から488号が合流してきます。

 
488号が合流
488号が合流
     
  吉和郵便局前交差点のすぐ向こうにヤマザキYショップがあります。上の写真でもチラッと見えています。
このヤマザキYショップは、前にこのあたりに来たとき(488号、434号走行時)にも何度か寄っています。今回もまた立ち寄って休憩です。とてもお世話になりました。(^_^)/
 
ヤマザキYショップ
ヤマザキYショップ
     
  続いて448号が分岐していきます。重複区間は約 2.6 km。
488号はその核心部が落石のため通行止めになっており、2015年5月に走行したときには途中までしか行けませんでした。
2016年6月現在、この区間はまだ通行止めのままで回復していないようです。案内標識にも「通行不能」とあります。
はたしてここが開通するのはいつになるのでしょうか?
 
488号が分岐
488号が分岐
     
  さらに先に進むと434号との分岐点です。434号とは約 33.5 km の重複でした。
 
434号が分岐
434号が分岐
     
  雨の中をどんどん進みます。道路は川に沿って南下しています。この川は小瀬川(おぜがわ)です。
 
小瀬川
小瀬川
     
 

186号は一度小瀬川から離れるのですが、またすぐに合流します。そしてさらに南下するとまた湖があります。この湖は、小瀬川ダム によって作られる湖で、「真珠湖」と言うらしいです。なんで真珠なんでしょう?(@_@) ちなみにかつては「小瀬川貯水池」という味気ない名前だったようです。

小瀬川ダムは真珠湖の南端にあります。
しかも道路のすぐ横なので見学しやすいです。

真珠湖と小瀬川は広島と山口の県境となっています。

  ダム湖側から見るとこんな感じ。
 
小瀬川ダムの様子
小瀬川ダムの様子
     
  ダムの上を渡って向こう側まで行き、反対側から見るとこんな感じです。
 
小瀬川ダム反対側
小瀬川ダム反対側
     
 

小瀬川ダムを後にしてさらに南下すると、また湖です。今度は弥栄湖(やさかこ)です。そして弥栄湖を作る 弥栄ダム がその南東端にあります。

 

  弥栄ダムも国道からすぐ行けるので行ってみました。このダムも大きいです。
 
弥栄ダムの様子
弥栄ダムの様子
     
  途中に県境の印があります。
 
県境
県境
     
  弥栄湖を後にすると、次に山陽新幹線と交差します。
 
山陽新幹線
山陽新幹線
     
  そしてさらに小瀬川に沿って進むのですが、突然ちょっと道が細くなります。センターラインが無くなってしまいました。
 
細い道
細い道
     
  続いて山陽自動車道と交差します。ここも上り線、下り線が別々になっていて、2つの高架をくぐります。
 
山陽自動車道
山陽自動車道
     
  山陽自動車道と交差した後トンネルに入り、それを抜けるとゴール地点のみどり橋東詰め交差点です。
この場所は跨線橋になっていて山陽本線の線路を越え、2号に到達して終了です。ちなみに橋のガードレールが緑ですね。これが「みどり橋」の名の由来なのでしょうか。
 
186号ゴール
186号ゴール
 

これで186号は終了です。
186号はダムが多かったですね。王泊ダム、温井ダム、滝本ダム、小瀬川ダム、弥栄ダムと、5つもありました。こんな国道も珍しい。そして走行途中からかなり酷い雨と風になりました。特に温井ダムあたりでは、雨はたいしたことなかったですが、その代わりものすごい風で、ほんと飛ばされるかと思った。(@_@)

  次は、187号です。  

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