国道191号
191号
 
起点 山口県下関市
終点 広島県広島市
総延長 284.1 km
 
スタート 2012年05月01日 7:30 頃
萩着 2012年05月01日 16:00 頃
所要時間 約 8.5 時間

萩発 2012年05月02日 9:15 頃
ゴール 2012年05月02日 15:45 頃
所要時間 約 6.5 時間

総時間 約 15.0 時間(逆走)
平均速度 約 18.9 km/h

 

次は191号です。
191号は、山口県下関市のJR下関駅近くの下関駅西口交差点から始まり、日本海沿いをぐるっと回って島根県益田市まで行き、そこから中国山地を横断し、広島県広島市の広島市役所前交差点に至るまでの 284.1 km です。
逆走します。

下関駅西口交差点は 9号 の終点でもあります。9号は下関の瀬戸内海側から山口市に抜け、益田市を通過し、その後は日本海側を走って京都まで行きます。つまり、益田市から東の日本海側は9号で、西は191号となっているわけですね。

ところで、久しぶりの 300 km に近い長い国道です。長いので2日に分けて走っています。このページは終点の広島市から山口県萩市まで。2ページ目は萩市から起点の下関市までです。

   
  さてそれでは191号のスタートです。
広島市内の広島市役所前交差点に南から進入します。スタートからしばらくは54号との重複なので、標識には54号と表示されていて、191号を思わせるものはありません。
 
191号スタート
191号スタート
     
  広島市役所前交差点です。広島市内には路面電車が走っていて、その線路に沿って北上です。
 
広島市役所前交差点
広島市役所前交差点
     
  広島市内は54号として アストラムライン と併走しながら北上します。アストラムラインはいわゆる「新交通システム」で、タイヤで走る電車です。下の写真のように54号に沿ってずっと高架が走っていて、アストラムラインはその上を走行しています。
 
アストラムライン
アストラムライン
     
 

広島市内を北上して安佐北区までやってきます。
ここで191号は54号と分岐します。

191号分かれ1
191号分かれ1
   
  分岐する交差点は「191号分かれ」という名前でわかりやすいですね。
 
191号分かれ2
191号分かれ2
     
  ここから益田市目指して中国山地に分け入っていきます。と言っても道自体は良く整備された道です。
 
中国山地へ
中国山地へ
     
  少し進むと広島自動車道の広島北ICです。広島市周辺は、中国自動車道、広島自動車道、山陽自動車道、広島高速と、高速道路がいろいろ走っています。(中国縦貫道はちょっと離れていますが。)
 
広島北IC
広島北IC
     
  広島北ICを過ぎたあたりで、261号と分岐します。
261号はやはり広島市役所前交差点が始点です。ということはつまり、ここから広島市役所前交差点までの区間は191号と261号が重複してたわけですね。
 
261号と分岐
261号と分岐
     
  川沿いにの道になりました。太田川です。近くに 安佐動物公園 があるようです。
 
川沿い
川沿い
     
  しばらく進むと、もみじマークのついた標識を発見!
 
もみじマーク
もみじマーク
     
  何故か広島県の国道標識にはもみじのマークがついているのです。すべての標識についているわけでは無いようですが、広島と言えば「もみじ」!ですね。
紅葉マーク標識
紅葉マーク標識
     
  さらに太田川沿いを進みますが、川に架かっている橋を発見。程原橋と言うようです。
 
程原橋
程原橋
     
 

通行規制基準がありました。
「自動車類は走行できない」とあります。
クルマは無理です。
でも軽自動車なら頑張れば可能?笑

程原橋通行規制基準
程原橋通行規制基準
     
  程原橋のすぐ近くにこんな高架跡が。この高架は旧可部線の跡のようです。
 
可部線
可部線
     
 

現在JR可部線は広島市西区の横川駅から安佐北区の可部駅までとなっていますが、かつては可部駅からさらに北西に 50 km 弱の三段峡までの区間もあったようです。この区間は、2003年に廃止 されていますが、上の高架はこの廃止区間のもののようですね。

橋桁に右のようなパネルが貼ってありました。
自動車などが衝突したのを見た方は連絡願います、とは。。。

衝突!
衝突!
   
  高架の上に登るとトンネルが見えました。
トンネルはずいぶんコンパクトですね。
 
トンネル
トンネル
     
  旧可部線高架のすぐそばで、433号が合流してきます。
 
433号が合流
433号が合流
     
  433号は太田川を渡って191号に合流してくるのですが、太田川を渡る橋は結構狭いです。
 
433号
433号
     
  続いて、中国道の下をくぐります。
 
中国道
中国道
     
  振り返ってみると長い洞門が。山の中に来たって感じの道になりましたね。
 
洞門
洞門
     
  この場所には 加計スマートIC があります。このスマートICでは広島・大阪方面には乗り降り可能ですが、山口方面は乗り降り不可だそうで。スマートIC降り口付近に気温表示のついた標識があったので、これも撮っておきました。
 
23℃
23℃
     
 

どんどん先に進みます。
すると191号は一度ぐるっと回ります。

回るって言ってもよくわかりませんね。
右の地図で真ん中下から出てきているのが191号で、加計町山崎交差点で右に曲がり、さらにすぐまた右に曲がり、はじめの191号と交差して左下へ向かうのです。この交差は立体交差なので、ショートカットはできません。

   
  次の写真が加計町山崎交差点です。まずここを右折。
 
加計町山崎交差点
加計町山崎交差点
     
  そしてすぐに右折します。この区間は186号との重複なので、標識的には186号と表示されていますね、
 
すぐ右折
すぐ右折
     
  右折したところから振り返ってみました。真ん中に見えている川は太田川の支流の滝山川という川のようです。
 
滝山川
滝山川
     
  しばらく進むと、186号と分岐します。
 
186号と分岐
186号と分岐
     
  この場所には中国自動車道の戸河内ICがあります。
 
戸河内IC
戸河内IC
     
  戸河内ICの反対側には道の駅 来夢とごうち があります。トイレ休憩だけさせてもらって、先を急ぎます。
 
道の駅来夢とごうち
道の駅来夢とごうち
     
 

すぐ先に、地図上では2ルートに分かれているようになっている場所があります。

でも実際の標識を見ると、直進(トンネル)方向は国道ですが、左折方向は国道と表示されてはいません。県道305方面となっていますね。

いつものようにこの場所は左折方向が旧道で、そのうち直進のトンネルだけが国道になるんでしょうが、今日の時点ではどうなんでしょう。

   
  とりあえず両ルートを通っておくことにして、左折方向へ進んでみます。
 
左折は国道?
左折は国道?
     
  するとすぐにおにぎり発見。やはりまだこちらも国道のようです。
 
おにぎり発見
おにぎり発見
     
 

左ルートの途中には水力発電所があります。
柴木川第二発電所と言うようです。

左ルート通過後に右ルート(トンネル)も通過します。
つまり、左ルート通過後にトンネルの向こう側からはじめの分岐点まで戻って来て、折り返します。

柴木川第二発電所
柴木川第二発電所
   
  道すがら何度か案内が出ていたのですが、恐羅漢スキー場 があります。
「恐羅漢」とは何とも恐ろしげな名前ですが、恐羅漢山にあるスキー場で、雪のないときはキャンプ場のようです。このあたり、夏場は走りやすい道ですが、冬は結構雪が積もります。
 
恐羅漢
恐羅漢
     
  さらに進むと、島根県に入ります。
 
島根県
島根県
     
 

上の写真の中央奥の方に緑色の案内標識が立っていますよね。あの標識の裏側を見ると右の写真のようになっています。

191号のマークが奇麗な逆三角形になっています。
ちゃんとおにぎり型にして欲しいものです。笑

三角標識
三角標識
   
  島根県観光案内図がありました。
 
島根県観光案内図
島根県観光案内図
     
  この場所では鯉のぼりが泳いでいました。この日はゴールデンウィーク(5月1日)ですからね。
ちなみにこの川は益田川という川で、日本海に注ぎます。また左端にトラックが写っていますがあの場所が国道です。
 
鯉のぼり
鯉のぼり
     
  益田市内に入りました。益田市内では9号と交差します。
 
益田市内
益田市内
     
  9号との交差点は中吉田交差点です。渡るとすぐにこのような標識が。
 
中吉田町交差点
中吉田町交差点
     
  「ここから」と「ここまで」は管轄が違うようですね。
管轄
管轄
     
  益田市内を抜けると日本海に出ます。
 
持石海岸
持石海岸
     
  振り返ってみた様子です。右端の道路が国道です。
 
日本海
日本海
     
  少し進むと左側にヘンなものが見えてきました。何でしょうこれは?
 
ヘンな建造物
ヘンな建造物
     
 

益田市には 石見空港 という空港があります。
右の地図の右端に見えているのが石見空港の滑走路です。

滑走路の延長線上に真っ直ぐに伸びている線が写っていますよね。どうやら上の建造物はこの線のようです。

つまりこれは空港と関係あるもののようですが、一体何なんでしょうね。

     
  この建造物の真下付近の柵には以下のようなパネルが貼ってあります。航空保安施設、とありますね。
はじめは自衛隊の設備かとも思ったんですが、やはり空港関連のものだったようです。
 
航空保安施設
航空保安施設
     
  さらに進んで、山口県に入ります。
 
山口県
山口県
     
  ここでもやはり管轄が分かれています。
管轄2
管轄2
     
  ちょうどこの場所にはトンネルがあります。この写真は振り返って撮っています。
トンネルを抜けると県境だった、と言うわけですね。
 
田万川トンネル
田万川トンネル
     
  トンネルの入口にこんなものがあります。
「トンネル内はこの棒をもって」とありますね。
一体何の棒を持つんでしょう???
見てみたい。
この棒?
この棒?
     
  前の国道 31号 でも見つけた ポプラ をここでも発見。ポプラと言えば赤い看板なんですが、何故かここは茶色です。
 
茶色ポプラ
茶色ポプラ
     
 

この大きな看板まで茶色です。

山口県内は実はこういう感じの茶色いものが結構そこここにあるのです。イメージカラーか何かなんでしょうか。

茶色ポプラ看板
茶色ポプラ看板
     
  少し進むと、315号が見えてきます。正面に見えている津田交差点が315号の終点です。
標識の通り、315号はぐるっと回って191号と立体交差して、ここから南へ進んでいきます。
 
315号
315号
     
  立体交差はこんな感じです。
 
立体交差
立体交差
     
  益田市以西の191号は基本的にJR山陰本線と併走していますが、この場所ではこんな感じです。
右端に2つ上の写真の標識が見えていますね。
 
山陰本線
山陰本線
     
  そしてまた海沿いに出てきます。
 
そしてまた海沿い
そしてまた海沿い
     
  こんな島(無人島?)や岩が見られます。
 
島と岩
島と岩
     
  120.1 km となっているキロポストを発見。
 
小さなキロポスト
小さなキロポスト
     
  写真で見ると黒っぽく見えますが、実は茶色です。
先の茶色ポプラと同じような色です。
色は茶色
色は茶色
     
  そして萩市越ヶ浜という場所に来ましたが、やはり茶色の歩道橋を発見。
 
萩市越ヶ浜
萩市越ヶ浜
     
  やはり写真では黒っぽく見えますが、茶色です。
右の写真の方がわかりやすいでしょうか。
標識拡大
標識拡大
     
 

休憩でセブン・イレブンに寄ったんですが、そこのすぐ隣にこんなものがありました。「反射炉」だそうです。何なんでしょう。
「反射炉」とか言うと、私は 反射衛星砲 を連想してしまうのですが。笑
セブン・イレブンは、その名も「萩反射炉前」店です。

 
反射炉
反射炉
     
  「世界遺産暫定一覧表記載資産」だそうです。
 
萩反射炉
萩反射炉
     
  上の写真には「登山口」とあるので、どんなところなのか?と思ったんですが、登りはさほどでもなく、階段で少し上ったところに広場があり、その奥に反射炉がありました。
右が反射炉本体です。
反射炉本体
反射炉本体
     
 

いよいよ1日目のゴール地点に近づいてきました。しかし簡単には終われません。
萩では191号は2つのルートに分かれています。下の地図で、地点A→B→C と進むルートと、D→C のルートです。A→D間は262号で191号ではありません。A→B→C が伝統的なルートで山道。D→C は「山陰道」で新しいルートです。
まず A→B→C と進み、この日は終了とします。そして次の日は D→C のルートを走ることにします。

 
     
  下の写真は地点Aのものです。191号は右折です。
 
地点A
地点A
     
  市役所前を通過します。このあたりが萩市の中心部でしょうか。ちょっと変わったキロポストがあったのでこれも撮っておきます。
 
萩市中心部
萩市中心部
     
  萩市街地を抜けると道は山道になっていきます。しかし途中でこんな天空を走る道路が!
これは山陰道でやはり191号です。上の地図の D→C ルートが A→B→C ルートと交差する場所です。
しかしすごいところ通っていますね。ちなみにこの場所(交差点)は490号の終点でもあります。
 
山陰道
山陰道
     
  いったん長門市に入ります。萩市との境目は鎖峠です。
 
鎖峠
鎖峠
     
  標識の拡大です。
ちょっと汚れていますね。
鎖峠標識
鎖峠標識
     
  そして山陰道と合流します。ここが本日の終点です。でもこの写真では道路の様子がわかりにくいかもしれませんね。左から出てきているのが山陰道でそのまま右へまっすぐ進みます。今まで来た道は、そこへ突き当たります。
 
山陰道と合流
山陰道と合流
     
  ちょっと方向を変えて、西側から見た様子です。
正面右に信号が見えていますが、ここが上の写真の交差点です。191号は左から進んできてこの交差点でこの道にぶつかります。手前左側の標識を見ると、正面の道は「山陰道」とありますが、191号とは書いてません。
 
西側から
西側から
     
  Google Maps や MapFan で確認しても、この山陰道区間は191号となっています。しかし案内標識を見ると、191号を示すおにぎりが白い矢印の上に書いてないですよね。あれれ。本当にここは191号なんでしょうか。
まぁいいか。不確かでも明日ちゃんと走っておきます。笑
 
国道?
国道?
     
  この日は萩市内に戻って宿泊です。泊まったホテルは萩駅の近くでした。
萩市内に戻って来てドコモショップとユニクロを発見。しかしいずれも看板の文字が茶色いですね。
 
茶色ドコモと茶色ユニクロ
茶色ドコモと茶色ユニクロ
 

やはりこの茶色はこのあたりのイメージカラーなのかもしれません。でも、まったく関係の無い複数の会社が同じように同じ色を使っているんだったら、これはたぶんすごいことですよ。ヨーロッパの町並みは同じような建物が並び、とても美しいんですが、日本の町並みはてんでんバラバラでまったく統一感が無い。そんな中でこんな統一感のある都市も珍しい。頑張れ山口!(言い過ぎ)

  次は、191号パート2(2日目)です。
 

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