国道398号
398号
石巻市立大川小学校跡地
 
起点 宮城県石巻市
終点 秋田県由利本荘市
総延長 273.6 km
 
スタート 2018年09月15日 7:00 頃
栗原着 2018年09月15日 16:00 頃
所要時間 約 9.0 時間

栗原発 2018年09月16日 7:30 頃
由利本荘着 2018年09月16日 15:00 頃
所要時間 約 7.5 時間

所要時間 約 16.5 時間(順走)
平均速度 約 16.6 km/h

 

次は398号です。
398号は宮城県石巻市門脇で 45号 から分かれて始まり、太平洋側を海沿いに北上した後、宮城県本吉郡南三陸町から内陸へ向かい、東北山地を越えて秋田県に入り、秋田県由利本荘市の水林交差点で 7号 に至るまでの 273.6 km です。
順走します。

398号も総延長 273 km と長いので、石巻市〜栗原市の区間、栗原市〜由利本荘市の区間の2日に分けて走行します。

  2日に分けて走行と書きましたが、、、
実は398号は、起点近く(少し北)にバイパス(石巻北部バイパス)があるのです。右の地図の A → B 区間です。石巻には走行日の前日入りだったので、その日のうちにバイパス区間だけやっつけておくことにしました。なので、実は3日かけて走っています。
     
  まずはバイパスのスタート地点です。45号を北上してきて、下の交差点を右折します。
 
バイパススタート
バイパススタート
     
  スタート直後の様子です。すぐにおにぎり標識があります。少し奥には「過去の津波浸水区間 ここまで」の標識も立っていますね。この「過去の津波」は 2011 年の東日本大震災のこと?でしょうかね。
 
スタート直後
スタート直後
     
  石巻北部バイパスは約 3 km で終了です。とはいえ、どこが終了かよくわかりません。地図上では次の写真の縁石の切れている付近が終了地点のようです。ちなみにこの石巻北部バイパスは 2018 年 11 月 17 日に第2期工事が終了し、この先の 3.4 km が 供用開始 となるようです。もうすぐです。バイパスはさらに第3期工事が予定されており、完成した暁には全線こっちのルートに変わってしまうのかもしれませんね。
 
バイパス終了
バイパス終了
     
  さて日付変わって、398号本線のスタート日です。45号を、今日は南下してきて、下の交差点を左折です。写真の左に見えている川のような物は 北上運河 で、398号は写真の左の橋で運河を渡ってスタートです。
 
398号スタート
398号スタート
     
  スタート直後、歩道橋がありました。
 
釜歩道橋
釜歩道橋
     
  よく見るとちょっと変な標識が付いていますね。何だが形が三角形に近く、文字も少し剥げ気味です。ちなみに石巻市内には何故か歩道橋が多かった気がします。
ちょっと変な標識
ちょっと変な標識
     
  続いて鉄道線路と交差します。石巻貨物線です。
 
石巻貨物線
石巻貨物線
     
  少し進むとポール標識を発見。でもよく見ると(わずかに398の文字が見えますが)数字の部分が塗りつぶされている??? ように見えますね。
 
ポール標識
ポール標識
     
  同じ場所で車線の反対側に、同じような標識を発見。
 
車線の反対側
車線の反対側
     
  こちらの標識はもうちょっと字が見えますね。
このあたり、何故だかこういった字の読めないポール標識が結構立っていました。398号がバイパスに付け変わるための準備なんでしょうかね。でもそれはまだも少し先のように思いますが。。。
少し見える
少し見える
     
  石巻駅の前を通り過ぎます。このあたりは 石巻マンガロード と言われる場所で、通りのそこここに、宮城県出身の石ノ森章太郎作品の人形が立っています。さすがに全部見て回る時間は無いので国道沿いにあるものを少し撮ってみました。
 
004: アルベルト・ハインリヒ
004: アルベルト・ハインリヒ
007: グレート・ブリテン
007: グレート・ブリテン
     
  006 は後ろのビルが工事中だったのでビニールかぶってました。ちょっと珍しいかも。
 
006: 張々湖
006: 張々湖
仮面ライダー
仮面ライダー
     
  通りの東端は旧北上川に突き当たって、398号は右折するのですが、その先に橋が建設されているようです。そのうち国道は直進ルートになるのでしょうか。
 
工事中の橋
工事中の橋
     
  右折した先ですぐに左折し、旧北上川を渡ります。
 
すぐに左折
すぐに左折
     
  旧北上川の中州に 石ノ森萬画館 があります。「漫画」じゃなくて「萬画」なんですね。
石ノ森萬画館
石ノ森萬画館
     
  全景を見るとこんな感じ。円い屋根が特徴的です。外観は宇宙船をイメージした物なんだとか。開館は 9:00 からです。
 
萬画館全景
萬画館全景
     
  旧北上川を渡った先は、そのまま真っ直ぐ進んで県道192号との丁字路のなるはずですが、通行止めになっていました。丁字路の手前で右に向わされ、
 
旧北上川の先
旧北上川の先
     
  少し南の丁字路で398号に復帰です。今後どうなるかは不明ですが、川の向こうで工事中だった橋が完成すると、398号はそちらで旧北上川を越え、その先で県道192号と交わるように付け変わるような予感がしますね。
 
     
  その後、万石湾沿いをJR石巻線と併走します。
 
石巻線
石巻線
     
  ちょうど線路の向こうに湾内が見える場所がありました。
 
万石湾
万石湾
     
  さらに進むとルートが2つに分かれている場所があるのです。女川町鷲神浜付近です。
下の地図の左からやってきて石巻線の下をくぐり、そのまま A → B と進むルートと、A から分岐し、→ C → E と進むルートです。C の先には D まで進むわずかなルートがあるようです。と思っていたんですが、、、
 
     
  まずは A 地点。緑の高架が石巻線で、くぐったすぐ先でルートが2つに分かれています。まずは直進(B 方向)。
 
A 地点
A 地点
     
  B 地点まで進みます。2018 年 10 月現在、Google Maps 等の地図では国道はここまでで途切れています。でも実道はここ、信号ができていて、さらに先へ進めるようです。一度 B まで進んで A まで引き返します。ちなみにこの写真ではトラックが写っていますが、このあたり、なんだかものすごくトラックが多いのです。復興工事のせいでしょうかね。
 
B 地点
B 地点
     
  A 地点まで戻って C へ進みます。こっちは女川バイパスです。ところが C 地点に至る前の F 地点で通行止めになっているではありませんか。強制的に左折させられてしまいます。左折した先は B 地点で、一つ上の写真の交差点に右から出てきます。つまり、F → B の間に新しい道ができているようなのです。
 
F 地点
F 地点
     
  B 地点から E 地点です。ここでは右折して C 地点へ向かいます。
 
E 地点
E 地点
     
  そして C 地点です。右へは行けません。左折して D 地点を目指します。
 
C 地点
C 地点
     
  そして D 地点です。ゆるやかにカーブして右へ進んでいます。ちょうど右へカーブするあたりが D 地点でしょうか。
 
D 地点
D 地点
     
  何でここはこんな事になっているかと言うと、言うまでも無く、東日本大震災の影響です。路肩から周囲を見渡すとこんな感じで何もありません。ここのルートは、整備された暁には不通区間(F → C)が解消され、女川バイパス(A → C)が398号の主ルートになるような気がします。
 
何も無い
何も無い
     
 

その後ルートは太平洋側へ出て北上をはじめます。女川を出るとちょっと山の中になりますが、その後は女川湾沿いから御前湾に向って進みます。するとルートが2つに分かれている場所にやってきます。右の地図の A → B の区間です。

A 地点は、まぁ普通の丁字路ですが、B 地点は、なんだか右の道が途切れているように見えますね、、、

     
  次の写真が A 地点の様子です。案内標識の類はありませんが、まず右折してみます。
 
A 地点
A 地点
     
  すると何とすぐに全面通行止めになってしまいます。ゲートの奥にもおにぎり標識が見えていて、この先も398号だと主張しているようですが、、、ちなみに写真の奥に見える濃い茶色のガードレールが B 地点へ向かう398号です。
 
全面通行止め
全面通行止め
     
  しょうがないので A 地点まで引き返してきて、左ルートで B 地点へ進みます。B 地点で振り返ってみると左から右ルートがやってきている様子が見られます。見られますが、右ルートは左ルートには合流せず、途中で終わってしまうのです。ということは、もう右ルートは廃止なのでしょうね。ちなみに右ルートのガードレールを見ると「交通安全」の他におにぎり標識が書かれているのがわかります。「スリット標識」です。
 
B 地点
B 地点
     
  B 地点からさらに先を見ると、白いガードレールが続いていますが、やはり「交通安全」とスリット標識がありました。
 
スリット標識
スリット標識
     
  ちょっと拡大してみました。
スリット拡大
スリット拡大
     
  さて、どんどん北上して、北上川(新北上川)までやってきました。北上川は新北上大橋で渡ります。
 
新北上大橋
新北上大橋
     
  北上川を渡る手前で国道を外れ、県道238号に進むと、大川小学校跡地 があります。
 
大川小学校1
大川小学校1
     
  大川小学校は東日本大震災で津波に襲われ、児童74名と教職員10名が死亡した そうです。
 
大川小学校2
大川小学校2
     
  中に入って被害の様子が見られます。ものすごいです。(+_+) この校舎は震災遺構として保存されるのだそうです。合掌。
 
大川小学校3
大川小学校3
     
  北上川を渡って、さらに北上します。するとまたルートが2つに分かれている場所にやってくるのですが、、、
     
  まず A 地点付近にやってくるのですが、どこが A 地点なのかよくわかりません。よく見るとガードレールの向こうに続く道があるように見える場所がありました。ここが A 地点か?
 
A 地点か?
A 地点か?
     
  海沿いの右ルートには行けなかったようなので、左ルートを進みます。そして B 地点付近までやってきますが、やはりどこが B 地点かわかりません。B 地点と思しき場所で振り返ってみると、海側に新しい堤防のようなものが作られています。
 
B 地点か?
B 地点か?
     
  堤防の上にのぼってみると、海沿いを進んでくる道が見えます。これが右ルート?
 
堤防の上
堤防の上
     
  右ルートの末端付近まで進んでみます。すると行き止まりになっていますね。ここもやはり津波で破壊されたのでしょうか。
 
右ルート末端
右ルート末端
     
  北上川を後にして北上します。少し進むとポール標識を発見。
 
ポール標識(茶)
ポール標識(茶)
     
 

リアス式海岸の凸凹した海岸線をぐるっと回り込んでルートを西に取ります。宮城県本吉郡南三陸町戸倉でまたルートが2つに分かれているところにやってきます。

右の地図では右からやってきて、A → B と進むのですが、道なりにそのまま進むルートと、それと交差するように進む別ルートの2つがあるのです。そしてその両者は C 地点で交差しているようです。

ここではまず道なりに A → B と進み、別ルートで A まで戻ることにします。

     
  まずは A 地点。例によって標識の類は一切ありません。まず直進。
 
A 地点
A 地点
     
  C 地点では本ルートと別ルートは立体交差しています。そしてさらに進んで、B 地点です。
やはり標識の類は何もありません。ここを左折します。
 
B 地点
B 地点
     
  続いて C 地点の立体交差です。
 
C 地点
C 地点
     
  立体交差をくぐると海沿いに出るのですが、A 地点に至るまでの間、海沿いには堤防が建設されています。結構大きい。
 
A 地点へ
A 地点へ
     
  先の2つのルートに分かれていた場所のすぐ先で、またルートが2つに分かれています。地図で見ると、A → B → C と進むルートと、A → D → C と進むルートです。ここも両ルートを通ろうと思ったのですが、、、
     
  まず A 地点。ここも他同様、標識の類はありません。右に進む道の残骸が少し見えていて、元の道は右へ進むルートでしたが、左へ進むルートが整備され、そっちが主ルートに付け変わったことがわかりますね。右ルートに進んでみると、、、
 
A 地点
A 地点
     
  何とすぐに通行止めになってしまいます。
 
通行止め
通行止め
     
  もうちょっと先まで進んでみますが、先はこんな様子で、進めるのはここまでのようです。
 
ここまで
ここまで
     
  続いて B 地点経由で C 地点へ進みます。地図上ではここは緩やかに右にカーブして、D 地点経由のルートにぶつかるように見えるのですが、何故か真っ直ぐ進み道がありますね。そして右へ進むと、
 
C 地点
C 地点
     
  なんだかよくわからない道へ進み、どこが国道なのかよくわかりません。このあたりの道は壊れてしまっているのかもしれません。
 
右折した先
右折した先
     
  C 地点まで戻り、「直進方向」へ進みます。すると E 地点へと進むことができ、ここで45号に合流します。C → E の区間は、どうやら以前からあった道を整備して、旧 C → E 区間の代わりに仕立ててあるように見えます。
この丁字路では、右折して大船渡・気仙沼方面へ向います。
 
E 地点
E 地点
     
  続いて南三陸町志津川付近です。2018 年 10 月時点の右の Google Maps では、45号はここでは地図の左下から出てきて、A から B へとクネクネした道を進むように見えるのです。そして A から C へと道が延びていますが、まだ C には到達していないように見えます。
     
  しかし実際には B へ進む道はなく、あれれ、と思ううちに C 地点に来てしまいます。何と、、、
 
C 地点
C 地点
     
  A 地点はどうなっているのかと思い、ちょっと道から外れて調べてみました。A 地点を反対側から見るとこんな感じになっていて、もう完全につながていません。つまりここで45/398号は、A → C → B のルートに変わってしまっているようですね。
 
A 地点?
A 地点?
     
  C 地点で45号と分岐した後は、海沿いから内陸部へ向かって進みます。少し進むと三陸自動車道と交差します。
 
三陸自動車道
三陸自動車道
     
  三陸自動車道とはしばらく併走します。そして再度交差し、
 
三陸自動車道2
三陸自動車道2
     
  もう一度交差します。
 
三陸自動車道3
三陸自動車道3
     
  さらに西進すると、北上川にぶつかります。手前で右折し、
 
北上川手前
北上川手前
     
  すぐに左折し、ぐるっと回り込んで、
 
北上川へ
北上川へ
     
  そして北上川を渡ります。橋の名前は米谷(まいや)大橋です。前回北上川を渡った新北上大橋と同じような色の橋ですね。
 
米谷大橋
米谷大橋
     
  北上川を渡るとすぐに 342号 に合流します。342号は左からやってきて直進です。398号も直進です。
 
342号に合流
342号に合流
     
  342号とは約 1.7 km 重複して分岐します。
 
342号から分岐
342号から分岐
     
  342号から分岐して約 2.8 km 進み、今度は346号に合流です。正面の交差点を左折します。
 
346号に合流
346号に合流
     
  346号とは約 3.2 km 重複して分岐です。346号が左折方向に分岐していきます。
 
346号が分岐
346号が分岐
     
  346号と別れた後、また少し北上します。途中でまたポール標識を発見。スタンダードなタイプですね。
 
ポール標識
ポール標識
     
  そして次に、JR東北本線と交差します。奥に見えているのが東北本線ですが、その手前にちょっと珍しい支柱型標識がありました。草むらに埋もれてちょっと見づらいです。(^_^;)
 
東北本線
東北本線
     
  さらに進むと今度はポール型です。これもちょっと珍しい。
 
ポール標識
ポール標識
     
  続いて今度は東北新幹線と交差します。
 
東北新幹線
東北新幹線
     
  次に東北自動車道と交差します。ここでは398号が東北自動車道の上を越えていきます。国道の少し北に、やはり東北自動車道の上を越える歩道があり、その上から、東北自動車道の志波姫PAが上下線とも見えます。
 
東北自動車道
東北自動車道
     
  この歩道、ちょっと面白くて、歩くところが左右にあります。
 
歩道
歩道
     
  真ん中は何かというと、何と「川」のようです。と言うことは、この川、東北自動車道の上を越えて向こうまで流れている、と言うことなのです。なんだかちょっとすごいですね。
 
川?
川?
     
  本日のゴール地点が近づいてきました。4号の築館(つきだて)バイパスと交差します。
 
築館バイパス
築館バイパス
     
  栗原市の中心へ進みます。栗原市築館源光でルートが斜めに折れます。ここで、、
 
栗原市街地
栗原市街地
     
  また支柱型キロポストを発見。
 
支柱型再び
支柱型再び
     
  そして4号との交点、伊豆野原交差点に到着です。
 
1日目ゴール
1日目ゴール
 

ここまでが398号第1日です。
なんだかとても大変な国道でしたね。この日は栗原で一泊し、明日またこの交差点からスタートです。

  次は、398号パート2です。  

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