国道276号
276号
 
起点 北海道檜山郡江差町
終点 北海道苫小牧市
総延長 315.4 km
 
スタート 2023年05月01日 8:00 頃
岩内町着 2023年05月01日 15:30 頃
所要時間 約 7.5 時間

岩内町発 2023年05月02日 8:00 頃
ゴール 2023年05月02日 16:00 頃
所要時間 約 8.0 時間

総時間 約 15.5 時間(逆走)
平均速度 約 20.3 km/h

 

次は276号です。
276号は北海道檜山郡江差町で227号から始まり、北海道西岸を岩内郡岩内町まで北上し、方向を東に変えたのち、北海道を横断して太平洋側まで進み、苫小牧市で 36号235号)に至るまでの 315.4 km です。

起点から岩内町までは229号と重複しています。Google Maps で測定するとその距離は約 192 km あります。何と半分以上です(約 60% )。この重複区間は一般国道の重複区間としては最長なのだそうです。
逆走します。

重複しているもう一方の国道229号は、この276号の次に走ります。

     
  さて、今年もやってきました、北海道です。1年ぶりです。
今回のフェリーは 三井商船フェリーさんふらわあ さっぽろ です。茨城県の大洗港 19:45 発で、苫小牧には次の日の 13:30 着です。いわゆる「夕方便」です。さんふらわあ さっぽろは、2017 年就航の結構新しい船で、新しいだけあって船内はとてもキレイでした。下の写真はどちらも大洗港で出航前に撮ったものですが、船腹の太陽のマークが見事です。
 
さんふらわあ さっぽろ
さんふらわあ さっぽろ
さんふらわあ
さんふらわあ
     
  例によって車両甲板の様子も撮りました。また、北海道上陸後は早速セイコーマート 苫小牧一本松店 へ。苫小牧港(西港)に来たときには必ずこのセイコーマートに寄っています。苫小牧港へは定刻の 13:30 に到着しましたが、この日はその辺を少しウロウロしただけで終了です。苫小牧市内で一泊して、次の日にスタートです。
 
車両甲板
車両甲板
セイコーマート 苫小牧一本松店
セイコーマート 苫小牧一本松店
     
  さてそれでは276号のスタートです。逆走なので、国道36号 上の末広町3交差点からスタートです。
36号を南西から進んできて、次の交差点を左折です。
 
276号スタート
276号スタート
     
  スタート直後、JR室蘭本線を跨線橋で超え、少し進むと道央道と交差します。
 
道央道と交差
道央道と交差
     
  道央道と交差した向こう側に、クッションポストがありました。北海道ならではですね。このクッションポストには276号のおにぎり標識が貼り付けてありましたが、退色してしまっていて、あまり標識の役目を果たしていません。笑 276号ではこういう退色したクッションポスト標識をたくさん見ました。
 
クッションポスト
クッションポスト
     
  そして上の写真の奥にも見えていますが、この場所には小型のキロポスト標識がありました。岩内まで 122 km とあります。
キロポスト
キロポスト
     
  道央道を後にして北上します。こういうなかなかきれいな林の中の道を進みます(木の種類は分かりません)。しかし路面は一部工事してアスファルトがパッチワークになっているところが多く、かなりガタガタ走ります。
 
支笏湖へ
支笏湖へ
     
  支笏湖の手前で正面からやってきた453号と合流です。両国道はここからしばらく重複です。
276号は左折なのですが、ここはいったん直進して支笏湖の展望台へ向かいます。ちょっと寄り道ですね。
 
453号が合流
453号が合流
     
 

453号は今回の北海道ツアーの最後に走る予定の国道なのですが、最終日はフェリーの時間までに苫小牧まで行く必要があり、あまり時間が無いかもしれません。そこで、この日にあらかじめこの展望台に寄っておくことにしました。

支笏湖展望台 には右のような木製展望台があって、上から支笏湖が望めます。

この展望台からの景色も悪くないのですが、、、展望台からは木々の間から湖を覗く感じです。この近くからさらに湖畔に降りる道があり(支笏湖親水公園)、景色的にはそっちの方が良い感じです。

支笏湖展望台
支笏湖展望台
     
  湖畔に降りてみました。湖の向こうに山が見えていますが、右が恵庭岳、左が風不死(ふっぷし)岳でしょうか。広々とした景色で、見応え有ります。
 
支笏湖
支笏湖
     
  公園の反対側には赤い鉄橋(山線(やません)鉄橋)がありました。美しい橋ですね。
 
山線鉄橋
山線鉄橋
     
  展望台を後にして276号に戻ってきました。453号と重複しながら先へ進みます。重複を表す二連標識を発見。
 
二連標識
二連標識
     
  二連標識の支柱には右のような縦型のキロポストが貼り付けてありました。このタイプは様々な標識の支柱にたくさん貼り付けてあります。
キロポスト縦
キロポスト縦
     
  276/453号はしばらく支笏湖の南岸に沿って進みますが、千歳市美笛で支笏湖から離れ、山の中へ進みます。山の中の道の常で、川沿いを進みます。川は千歳川です。
 
千歳川
千歳川
     
  どんどん標高を上げていきますが、途中に駐車場(美笛駐車場)があったので寄ってみました。景色(見晴らし)は大したことありませんが、道路の反対側にクマの標識を発見。写真は進行方向反対向きに撮っています。北海道というと、これはヒグマでしょうか。ちなみにこのタイプの標識は他にも鳥など何種類か有るようです。
 
クマ
クマ
     
  美笛駐車場のすぐ先にトンネルがあります。滝笛トンネルで、このトンネルで美笛峠を越えます。
 
滝笛トンネル
滝笛トンネル
     
  トンネルの手前に駐車場と言うか、クルマを止められるところがあります。そのすぐ横にはこんな感じで雪が残っています。もう5月なのでさすがに路面に雪はありませんが、山の上の方にはまだこうして雪が残っています。さすが北海道。
 
雪
     
  美笛峠を越えて先へ進みます。すると きのこ王国 がありました。名前の通り中できのこが栽培されていて、きのこ狩り体験などができるようです。レストランや土産物屋も併設されており、24時間利用可能なトイレもあります。まるで道の駅じゃないかと思ったのですが、実はこのきのこ王国の隣に、かつて 道の駅フォーレスト276大滝 という道の駅が実際にあったそうです。しかしこの道の駅は令和4年(2022年)1月で廃止になっています。今はもうその痕跡もほとんどありません。
 
きのこ王国
きのこ王国
おトイレ館
おトイレ館
     
  そして駐車場の出口には恐竜マイケルが立っています。何だこれ。笑
どうして「マイケル」なのかは分かりませんが、とても目立つ恐竜で、迫力満点。良い目印です。
 
恐竜マイケル
恐竜マイケル
     
  きのこ王国を出て少し進むと再びクッションポストを発見。このクッションポストに貼り付けてある標識はちゃんとした奇麗な標識です。クッションポストたくさん見るのですが、こういう奇麗な標識が貼り付けてあるのは珍しい印象です。
 
ちゃんとしたクッションポスト標識
ちゃんとしたクッションポスト標識
     
  続いて453号が分岐します。重複区間は約 34 km でした。ここから276号の単独区間になります。
 
453号が分岐
453号が分岐
     
  どんどん山を下っていきます。正面に山が見えてきました。羊蹄山かと思いきや、これはその手前にある尻別岳ですね。
 
尻別岳
尻別岳
     
  続いて230号に合流です。右折して正面を走る230号に合流し、しばらく重複です。
 
230号に合流
230号に合流
     
  と言っても重複区区間は約 1 km で、すぐに230号から分岐します。
 
230号から分岐
230号から分岐
     
  しばらく進むと正面に羊蹄山が見える場所があります。羊蹄山に向かって道路が延びています。しかし羊蹄山は美しいですね。
 
羊蹄山
羊蹄山
     
  その後ルートは北向きになり、羊蹄山を横に見ながら進みます。クッションポストがありますが、
 
またクッションポスト
またクッションポスト
     
  これはおにぎり標識が貼ってあるタイプではなく、横に「ROUTE276」と書いてあるタイプですね。
ROUTE276
ROUTE276
     
  276号は続いて羊蹄山の北側に回り込みます。八幡ビューポイントパーキング という駐車場があります。名前の通りこの駐車場からは羊蹄山がとても良く見えます。一番良い展望が望める場所かもしれません。
 
八幡ビューポイントパーキングから
八幡ビューポイントパーキングから
     
  八幡ビューポイントパーキングのすぐ先で 393号 が分岐します。393号はこの交差点が終点です。
 
393号が分岐
393号が分岐
     
  そしてさらに少し進むと、今度は国道5号に合流です。この交差点を右折です。
 
5号に合流
5号に合流
     
  二連標識があったので早速撮影。何故か276号のおにぎりの方が5号のおにぎりよりも大きいですね。
 
二連標識
二連標識
     
  そして5号とは約 14 km 弱重複した後、分岐します。
 
5号から分岐
5号から分岐
     
 

5号から分岐すると、1日目のゴール地点がもうすぐです。しかしゴール地点の手前でルートが2つに分かれています。

右の地図で276号は右下から出てきて、A → B → C と進み、さらに南へ進みます。これが通常ルートと思います。(A 地点は D 地点のマーカーの後ろに隠れています。)こちらのルートは「岩内共和道路」です。そしてそれとは別に、C → D と進み、北上して A 地点に繋がるルートがあります。こちらは旧ルートのように思います。旧ルートは「尻別国道」です。

実は D 地点の先にも少しだけ道はあるのですが、276号に合流する手前で終わっているのです。これはつまり道が付け変わった痕跡ですね。

     
  まずは A 地点を通過します。左折方向には国道の表示はありません。。。
 
A 地点
A 地点
     
  このあたりはちょうど桜の季節です。なかなかキレイですね。
 
桜
     
  続いて B 地点です。この交差点で右から229号が合流してしばらく重複です。と思ったのですが、、、
 
B 地点
B 地点
     
  この交差点の角に、起点のキロポストがあるではありませんか。え〜、ここが起点? 229号との重複は無し???
 
起点
起点
     
  ちょっとよくわかりませんが、そのまま岩内町市街地へ進みます。続いて C 地点の栄3交差点です。ここから左折方向も276号です。「尻別国道」ルートです。
 
C 地点
C 地点
     
  この栄3交差点の角にまた起点のキロポストがあります。何と2箇所目。どういうことでしょう。笑
尻別国道ルートが旧ルートで、新ルートの岩内共和道路が建設され、いずれそちらにルートが付け変わるのでしょうが、現時点では双方が国道になっていて、そのため起点のキロポストも双方に残っている、ということでしょうか。
 
また起点
また起点
     
  続いて D 地点まで進みます。正面は行き止まりです。
 
D 地点
D 地点
     
  左折したすぐ先が A 地点です。
 
再び A 地点
再び A 地点
     
  行き止まり地点まで行ってみました。通行止看板の後ろに見えているガードレールのところが276号です。
 
突き当たり
突き当たり
  これで276号の1日目が終了です。この日は岩内町で宿泊して、2日目は C 地点からスタートします。
  次は、276号パート2です。  

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