●国道279号 | |||||||||||
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次は279号です。 279号は北海道区間と本州区間に分かれています。北海道区間は、北海道函館市函館駅前交差点から始まり、同末広町までの約 1.8 km です。本州区間は、青森県下北郡大間町の高磯崎から始まり、青森県上北郡野辺地町の松ノ木平交差点で4号と合流して終了するまでです。Google Maps で実測すると 104 km と出ます。(北海道区間は短いので、上のスタート/ゴールなどの表には乗せていません。) 北海道区間は函館湾最深部の末広町の西波止場が終点ですが、大間に向かうフェリーはここからは出ていません。フェリーは、ずっと北にある函館港のフェリーターミナルから出ています。つまりこの279号も、前の国道 280号 と同様、ルートが途中で途切れていると言えますね。 本州区間は松ノ木平交差点→大間町のルートなので、逆走です。また、北海道区間は、函館駅前交差点→末広町のルートを走ったので、順走です。 279号には出発した上北郡野辺地町付近にバイパス(野辺地バイパス、下北半島縦貫道路)があります。また、むつ市内にもバイパス(むつバイパス)があります。 |
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と言うわけで、297号のスタートです。松ノ木平交差点で 4号 から離れてスタートです。 | |||||||||||
279号スタート |
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279号はスタートするとすぐにJR東北本線を跨ぐ跨線橋を渡ります。跨線橋を渡りきった場所で撮ったのが下の写真です。 | |||||||||||
野辺地町松ノ木平 |
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しばらく陸奥湾沿いを進むと、バイパスへの入口が出てきます。右の地図でで279号の標識の付いている道路の北端です。 この部分は、394号走行の帰りに撮った写真を掲載します。むつ市から青森市内へ向かう途中なので、走行は北→南です。今走っている方向と反対です。 バイパスへ乗るためにはここでいったん県道180号に乗ります。 |
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バイパスへの分岐点 |
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国道から外れて県道180号に乗るとすぐにJR大湊線を渡ります。踏切の場所からは線路が真っ直ぐ向こうまで続いている様子が見られます。しかも北向きには彼方に風車が望めます。なかなかすばらしい光景ですね。 | 線路と風車 |
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県道180号はちょっとだけで、すぐにバイパスです。下の写真の交差点で右折して下北道方面に向かいます。 | |||||||||||
下北半島縦貫道路 |
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そして下北道とそれに続く野辺地バイパスを南下します。ここは標識が緑ですね。まるで高速道路。 | |||||||||||
下北道 |
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バイパスを降ります。スタートした松ノ木平交差点の少し南に出てきます。 | |||||||||||
バイパス終点 |
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4号に突き当たる直前に279号の標識を貼り付けた路肩ポールがあります。このバイパスが紛う事なき279号であることを示していますね。よく見るとこの路肩ポール、木製です。これも青森独自のものでしょうか。 ちなみにここでは、南北に走る4号に西から突き当たるので、右折が南下(十和田湖方面)、左折が北上(青森方面)となっています。 |
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279号路肩ポール |
4号に突き当たる |
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さて、走行日当日(9月)に戻ります。 バイパスとの分岐点を過ぎて少し進むと、道は少し折れ曲がりながらJRの線路を渡る場所にやってきます。右の地図で線路とオレンジ色の道路(国道)が交差している位置ですね。 |
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線路を渡る |
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線路を渡る直前に広場があるのですが、そこからは風車がよく見えます。上の写真(線路と風車)で見えていた風車ですね。 下の写真では語呂が良いので「風車と“電車”」と書きましたが、実はこの区間は電化されておらず、実際は下の写真で走っているのは「電車」ではありません。(架線もありませんよね。) |
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風車と電車 |
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先に進みます。するとむつ市までの行程のちょうど半分付近で「横浜」に着きます。え、横浜? ここは神奈川県??? いいえ、青森県上北郡横浜町です。笑 |
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横浜 |
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横浜町のすぐ北でちょっとだけ休憩。このあたりは「はまなすライン」と言うようです。 | |||||||||||
はまなすライン |
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また、別名「田名部街道」とも。 |
田名部街道 |
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この場所には、右のような「ほたて観音」の像があります。この観音様、手にほたて持って微笑んでいますよ。ううむ、ほたて観音、すばらしい。笑
ほたて観音 |
ほたて観音像 |
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先に進みます。むつ市に入ります。 下の写真は、その279号のむつバイパスへ向かう道路と県道4号との分岐点です。 |
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むつ市内 |
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この交差点の歩道橋に貼ってある標識は、なんとほぼ三角形です。 ちょっと珍しい形していますね。 |
三角標識 |
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行程的にはここはむつバイパスを通ってむつ市内を迂回し、さっさと先に進んでしまいました。そこで、むつ市内の279号は、やはり394号を通ったときに撮った写真を載せます。 下の写真は、そのむつ市内から北上し、むつバイパスへ合流する路線の始まる位置です。写真を撮っている位置はむつ市内を東西に走る338号で、写真の交差点を左折して279号が始まります。 |
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むつ市内の279号 |
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道は少し真っ直ぐに北上し、ちょっとだけ折れ曲がります。折れ曲がる位置が下の写真です。正面に階段が見えています。これ、神社か何かと思ったらそうではなく、小学校(第一田名部小学校)のようです。 | |||||||||||
第一田名部小学校 |
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そしてほどなくむつバイパスと合流します。 | |||||||||||
バイパスと合流 |
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むつ市を後にして少し北上すると、津軽海峡側に出ます。ここから海沿いに北西に進めば、本州側のゴール地点の大間に着きます。 しかし津軽海峡側に出る付近に、またバイパスがあります。大畑バイパスです。ここはまずバイパスを通り、海沿いに戻ってきて、再度バイパスで先に進むことにします。 下の写真は、大畑バイパスを通過し、大畑市街へ折れる場所です。標識的には右折方向に279号の指示はありませんね。 |
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大畑市街へ |
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大畑町内をクランク状に走行します。ここにはきちんと279号の表示があります。 | |||||||||||
大畑町 |
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そしてまたバイパスに戻ります。 | |||||||||||
再びバイパスへ |
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このバイパスと合流する場所には下の写真のような高架があります。線路?でしょうか?でも地図(Google Maps)で見てもここには何もありません。しかしスーパーマップルをよく見ると「下北交通大畑線跡」との記載があります。下北交通大畑線 は本州最北の路線で下が、2001 年に廃止されているそうです。これもその跡でしょう。 | |||||||||||
線路? |
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大畑町内を跡にして先に進みます。 津軽海峡沿いを進みます。右の写真のような感じの道が続きます。 |
高台より |
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そして、大間に着きます。 下の写真は、その338号と交差する場所の様子です。 |
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338号と交差 |
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そして高磯崎です。突端まで行ってみました。 手前側がアスファルトで、奥がコンクリートの舗装になっています。と言うことは、アスファルトの部分までが国道でしょうか? |
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高磯崎 |
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クルマの位置から振り返ってみたのが次の写真です。 | |||||||||||
高磯崎2 |
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すぐ隣は大間港です。漁船がたくさん泊まっていますね。 | |||||||||||
大間港 |
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ここからフェリーが見えます。フェリーは少し離れた位置に停泊しています。今日はこれに乗ります。 | |||||||||||
フェリー |
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フェリーの出発までちょっと時間があるので、大間崎まで行ってみました。高磯崎から大間崎までは、約 2.7 km です。 大間と言えばマグロです。 |
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大間崎1 |
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大間崎の北には小さな島(弁天島)があって、ここが本州の最北端です。この弁天島には灯台が建っています。また、灯台の左下に赤い建物が見えていますね。これは小さなお宮さんで、弁天様が祀られているそうです。だから「弁天島」なんですね。 | 大間崎2 |
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そのほかに、大間崎の名前を表示した看板や、最北端の地の碑等があります。 | |||||||||||
大間崎3 |
大間崎4 |
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また、例によってお土産屋さんも。「本州最北端の店」が2軒並んで建っています。ちなみに左の浜乃屋さんで「本州最北端到達証明書」を発行してくれます。たしか 200円。日付入りの判子を押してくれます。 | |||||||||||
本州最北端の店1 |
本州最北端の店2 |
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なぜか石川啄木の歌碑もありました。さらに右のようなかぶと焼きがお店の店頭で焼かれていました。 | |||||||||||
石川啄木歌碑 |
まぐろのかぶと |
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フェリーの出発時間が近づいてきたので、フェリー乗り場へ移動します。乗車待ち駐車場の隣に小さな待合室があって、ここで時間まで待ちます。ちなみにフェリーは 津軽海峡フェリー が運航しています。フェリーは出発の2ヶ月前からインターネットなどで予約できるのですが、早く予約しないとすぐに席が無くなってしまうようです。今回も実ははじめ8月にこのフェリーを予約しようと思ったんですが、残念ながら満席で、しょうがなく9月のチケットを取ったという経緯があります。皆さんも予約はお早めに。 なお、発券は待合室にある窓口でやってもらうこともできますが自動発券機もあって簡単に行えます。インターネットで予約するとメールで案内が送られてきて、それに2次元バーコードが付いています。ケータイ(私は iPhone)でその2次元バーコードを表示して発券機にかざせばバーコードが認識されてすぐに発券されます。簡単簡単。これで発券されちゃって良いのか??と思うくらい。 |
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フェリー |
待合室 |
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そしてついに出発です。大間を後にして函館へ向かいます。 フェリーで出発するときはたいてい鳥(かもめ)がついてきます。出航後しばらくフェリーの周りを飛んでいるんですが、しかしそのうちいなくなってしまいます。でも今回はどういうわけかなかなかいなくならず、かなり長いことフェリーと併走していました。 特に下の写真に撮った1羽はしぶとかった。右下の写真のようにフェリーにしばらく止まっていたと思うと左の写真のように飛び立って周囲を飛び回り、また同じ場所に止まる、と言う動作を繰り返していました。 |
函館へ |
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かもめ1 |
かもめ2 |
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さて、北海道に上陸です。279号の北海道区間はJR函館駅前から始まるので、5号で、まずそこまで移動します。 右の地図の (A) の位置が函館駅前交差点です。 |
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函館駅前 |
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次は函館駅前交差点の様子です。ここから向こうが279号です。函館には 路面電車 があるんですね。 | |||||||||||
函館駅前交差点 |
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この函館駅前交差点の北西角に、なんと国道元標を発見! | |||||||||||
元標発見! |
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「函館市国道元標」とあります。ちょっと字が小さくて読めませんが、右の写真の説明では、5号、278号、279号がここから始まっていることが書かれています。 | |||||||||||
函館市国道元標 |
函館市国道元標2 |
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元標を確認した後、すぐに函館駅前をスタートします。しかしすぐに末広町に着きます。 下の写真に見えている交差点を右折すると、北海道区間のゴールです。 |
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末広町 |
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先の交差点を曲がるとすぐ突き当たります。この場所がゴールです。信号の向こうは波止場のようです。 | |||||||||||
北海道区間終点 |
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信号の向こうから振り返ってみたのが下の写真です。手前から向こうへ続く坂道は「八幡坂通」と言うようです。 奥に見えている山が函館山で、上までロープウェイで登れます。山頂に建物が見えていますね。そこから夜景が見られます。 |
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八幡坂通 |
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これで279号は終了です! 279号は念願の大間〜函館間のフェリーを制覇し、満足です。 |
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次の国道は278号です。 |
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