国道220号
220号
 
起点 宮崎県宮崎市
終点 鹿児島県霧島市
総延長 186.1 km
 
スタート 2009年12月27日 8:30 頃
ゴール 2009年12月27日 16:00 頃
所要時間 約 7.5 時間(逆走)
平均速度 約 24.8 km/h

 

次は220号です。
220号は宮崎県宮崎市の橘通3丁目交差点から始まり、太平洋(日向灘)沿いを日南市まで南下し、そこから西進し、志布志市から鹿屋市を経由して鹿児島湾岸に出て、桜島をかすめて鹿児島湾を北上し、鹿児島湾北部の霧島市で 10号 に合流して終了するまでの 186.1 km です。
逆走します。

   
  それでは220号のスタートです。10号から分岐する敷根交差点の様子です。
右奥にまっすぐ伸びているのが220号です。
 
220号スタート
220号スタート
     
  185 キロのキロポストです。これ、短いポストがガードレールの上に乗せてありますね。このタイプは地面から生えているのが普通なんですが、こういう置き方をしてあるのは初めて見ます。
 
185 キロポスト
185 キロポスト
     
  鹿児島湾に沿って南下します。少し進んで、垂水市に入ります。
 
垂水市へ
垂水市へ
     
  なんか全般的に霞んでるなぁと思ってたんですが、これは火山灰のせいです。ボンネット見るとこんなになっています。
 
火山灰1
火山灰1
     
  上の「国土交通省管理区間」の写真を撮ろうと少しうろうろしたところ、カメラがこんなになってしまいました。
時間にして5分もありません。すごいです。ということは、この時私は灰まみれだったんですね。笑
 
火山灰2
火山灰2
     
  この場所から桜島が望めるはずなのですが、こんな感じで殆ど見えません。
 
霞む桜島
霞む桜島
     
  「降灰注意」の案内も出てますね。
そういや、前の日天気予報聞いたとき「桜島上空の風」の予報が出てました。前の日はあまり気にかけてなかったんですが、それはこういう事だったんですね。いや鹿児島ならでは。
 
降灰注意
降灰注意
     
  桜島にどんどん近づきます。道の駅垂水 があります。ここには下のような足湯があります。桜島を望みながら浸かる足湯、気持ちよさそうですね。
 
道の駅垂水
道の駅垂水
     
 

少し進んで、桜島が大隅半島にくっついているところに着きます。右の地図では、上(県道26号のある方)が桜島で、下が大隅半島です。右から出てきて左端で下に折れるのが220号です。折れずに真っ直ぐは 224号 です。

現在220号は一度桜島に渡ってまた戻ってくるようになっていますが、昔は桜島には渡っていなかったようです。右の地図で白い道で示されているのがその旧道です。

下の写真では、左下に見えている橋が桜島に渡る牛根大橋です。また、右下から正面を横切り、牛根大橋の下に続いているのが旧道ですね。

   
 
牛根大橋と旧道
牛根大橋と旧道
     
 

牛根大橋は最近架けられたようです。何でも旧220号は異常気象時通行規制区間で、連続雨量 150 mm で通行止めになる道なのですが、それを解消するために作られたようです。

この橋が架けられるときの様子は このページ などに紹介されていますが、クレーンで橋を吊り上げて架けるなんて、ちょっとイカしてます。この橋を吊り上げるんですから、このクレーン船はどんな大きさなんでしょうか。

この美しい形状は「バランスドアーチ橋」と言うそうです。

 

牛根大橋
牛根大橋
     
  橋の上から西の方向(桜島と大隅半島がくっついている部分)を見た様子が下の写真です。正面付近でくっついています。画面左を走っているのが旧220号です。ここにはたくさん漁船が出ています。224号を通ったときに見たこの反対側にもたくさん漁船が出ていました。224号の時にも思ったんですが、ここは良い漁場なんでしょうね。
 
橋の上から
橋の上から
     
  牛根大橋を渡って少し行くと224号の始点にやってきます。直進で224号です。220号はここで左折して、さらに鹿児島湾を南下します。
 
224号始点
224号始点
     
 

鹿児島湾をぐぐっと南下して、鹿屋市に入ります。鹿屋市に入るあたりで、バイパスが1本あります。古江バイパスです。

下の写真はバイパスと本線との分岐点です。直進でバイパスです。しかし右の地図からもわかるように、バイパスは途中で終わっています。

   
 
古江バイパス
古江バイパス
     
  下の写真がバイパスが終わる場所の様子です。こんな感じで突然終わってしまいます。
 
バイパス終わり
バイパス終わり
     
  バイパスを折り返して分岐点まで戻ります。この交差点を左折して本線に戻ります。
 
220号本線へ
220号本線へ
     
  鹿屋市に入ると鹿児島湾沿いを離れ大隅半島内陸部へ向かいます。そして504号、269号と交差します。
下の写真は、269号と交差している場所の様子です。「様子」って言ってもこれじゃ前のクルマが邪魔でどんな様子かわからないですね。けっこう「街中に来た」と言う感じがします。
 
269号と交差
269号と交差
     
  さらに大隅半島を横切って東へ進みます。
大崎町を通過します。宮崎から 113 キロです。
大崎町
大崎町
     
 

大崎町と志布志市の境目あたりで、220号は448号と合流し重複します。しばらく重複します。
しかし、この重複する場所、地図で見るのと実際の道路と、少し違っている場所があります。220号的には特に相違はなく、普通に進んで448号と合流するので、ここはそのまま進みます。この場所は次の国道448号を通るときに詳しく触れます。
ちなみに、この場所の標識は、何故か数字の大きな448号の方が大きくなっています。不思議。

 
448号と重複
448号と重複
     
  志布志市を通過し、宮崎県に入ります。串間市を通過し、日南市南郷町です。串間市から日南市へは山間部を通ります。
 
南郷町中講
南郷町中講
     
 

日南市で220号は海沿い(日向灘)に出ますが、出るちょっと前に、右の地図のように、コの字形に道が曲がっている場所があります。曲がっているはじめの交差点は下の写真の南郷町中村甲交差点ですが、この交差点の路面をよく見ると、なにか書いてあります。

   
 
南郷町中村甲
南郷町中村甲
     
  よく見ると、標識が書いてあります。路面おにぎりですね。珍しい。早速撮影です。
 
路面おにぎり
路面おにぎり
     
  ちなみに、こういう路面おにぎりは、この後走った こどもの国 近くの220号上でも見ました。220号独特のものなんでしょうか。
   
  そして海沿いに出ます。下の写真はちょうど海に出るところで、目井津港入り口交差点です。道路の向こうがすぐ港で、船が泊まっています。ここを左折して、この後は日向灘沿いを北上します。
 
目井津港入り口
目井津港入り口
     
  少し進んで、日南市の中心部に近づきます。ここで220号は右折してさらに海沿いを北上します。直進方向の222号はここから始まって日南市中心部を通過し、都城市に向かいます。
 
222号と分岐
222号と分岐
     
  日向灘沿いはこのような道が続きます。気持ちいい道です。
 
海沿いの道
海沿いの道
     
 

しばらく進んで、宮崎県内海です。ここで220号は、2つのルートに分かれます。はじめに堀切峠バイパスを通り、バイパスではない方(本線)で戻ってきて、またバイパスで先に進むことにします。

本線の方には堀切峠Pと 道の駅フェニックス があります。
ちなみに、ここでもバイパスではない方は便宜上「本線」と書きましたが、下の写真でもわかるとおり、本線側には国道の表示がありません。道の駅フェニックスの Wikipedia の記述 を見ると、ここでも堀切峠バイパスの開通と同時に本線は旧道になっている、とあり、もう国道ではないような雰囲気もあるんですが、右のとおり、Google Maps も、スーパーマップルもまだ本線も220号のままです。
そこで、やはり両方を走行しておくことにします。

   
 
堀切峠バイパス
堀切峠バイパス
     
  バイパスはバイパスだけあってたいへん走りやすいスムーズな道です。バイパスを終了して、本線へ北側から進入します。
 
220号本線へ
220号本線へ
     
  ちょうど本線に入る交差点のところへキロポストが立っていました。
立っている場所的には本線側にあるので、やはり本線もまだ220号なのでしょう。
 
19.4 キロポスト
19.4 キロポスト
     
  そして堀切峠です。
 
堀切峠
堀切峠
     
  こんな感じで、日向灘が望めます。大変美しい。
 
堀切峠より望む日向灘
堀切峠より望む日向灘
     
  そして道の駅フェニックスに着きます。
道の駅フェニックス
道の駅フェニックス
     
  ここからも下の写真のような大変美しい景色が見られます。
 
道の駅フェニックスから望む日向灘
道の駅フェニックスから望む日向灘
     
  この道は、日本の道百選 に含まれる、日南フェニックスロード だそうです。この道の駅フェニックスに顕彰碑があります。
 
日本の道百選
日本の道百選
     
  何故かここには猫が。
 
猫
     
  本線を南端まで走り、再び堀切峠バイパスです。ちょっと道が曲がっているのですが、ぐるっと回り込んで、今プリウスのいる場所が交差点です。ここを右折して堀切峠バイパスです。
 
本線終了
本線終了
     
  堀切峠を後にして、さらに北上します。市街地南部の宮崎南バイパスに入ります。ここは片側2車線で、中央分離帯もある立派な道路です。分離帯には下の写真のような木が植わっていて、南国の雰囲気を醸し出しています。よく見ると、街頭も独特の形をしていますね。右端にキロポストが見えています。あと 11.3 km になりました。
 
宮崎南バイパス
宮崎南バイパス
     
  その後、宮崎自動車道と交差し、269号が合流してきます。
 
269号
269号
     
  そして宮崎市内です。起点の橘通3丁目交差点です。下の写真は、橘通3丁目交差点手前の様子です。
この交差点で10号が90度に折れ曲がっているので、直進と左折が10号との表示です。10号2連と、県道25号の3連標識があったのでこれも早速撮影です。
 
220号終了
220号終了
     
  なんだか良くわかりませんが、この交差点南西角にこのような時計が立っていました。奇妙な形です。
時計
時計
     
  地図で見ると、この交差点は橘通3丁目となっています。Google Maps でも、Goo 地図でも、Map Fan でもそうなんですが、実際の標識では、下の写真のように 4丁目 になっています。どっちが正しいんでしょう??? ちなみにスーパーマップルで見ると、この交差点には橘通3と4と2つの表示が重なっています。ううん、謎です。
 
橘町4丁目
橘町4丁目
     
  先の時計のすぐ横に、起点を示す 0 キロのポストがあります。
 
0 キロポスト
0 キロポスト
 

これで220号は終了です!
220号は桜島近辺から始まり、山間部あり、海沿いありで、美しくも楽しい国道です。特に灰を被った鹿児島湾沿いの道は感動的でした。火山列島日本を感じました。

 

次の国道は448号です。



 前の国道(226号)へ
「国道201号から300号まで」へ戻る

トップへ