国道448号
448号
 
起点 鹿児島県指宿市
終点 宮崎県宮崎市
総延長 231.1 km
 
スタート 2009年12月28日 7:15 頃
ゴール 2009年12月28日 18:15 頃
所要時間 約 11.0 時間(逆走)
平均速度 約 21.0 km/h

 

次は448号です。
448号は鹿児島県指宿市の国立病院前交差点から始まり、山川港からフェリーで大隅半島の南大隅町に渡り、大隅半島を横断して太平洋側に出て、そのまま海沿いを志布志湾、日向灘に沿って北上し、宮崎県宮崎市の橘通3丁目交差点に到るまでの 231.1 km です。

448号は多くの部分を220号と重複しています。また、何箇所かルートがどうなっているのか良くわからないところもあります。

逆走します。

   
  それでは448号のスタートです。逆走なので、終点の宮崎市内、橘通3丁目交差点からスタートです。
前の国道 220号 を走行したとき、220号の起点はやはりこの橘通3丁目交差点ですが、何故か交差点の表示が橘通4丁目になっている???と書きました。(220号のページの下の方) しかし下の写真では3丁目になっています。違いは向いている方向で、下の写真は南向きですが、220号で撮った写真は北向きなのです。ということは、この交差点は北向きで4丁目、南向きで3丁目になっている、というわけなのですか。謎は解けた!のですが、、、しかし、向いている方向で表示が違って良いんでしょうか。こんなのアリ??
 
448号スタート
448号スタート
     
 

ま、それはそれとしてスタートです。
スタートしてしばらくは220号と重複です。そのため標識的には220号と表示されています。448号のはじまりを示すものは何もありません。

先の橘通3丁目交差点の手前(北側)に下のような3連標識があります。何度も撮っているんですが、やはりここでも撮っておきます。

3連標識
3連標識
     
  しばらく220号を南下します。
宮崎市と日南市の境目辺りに、いるか岬があります。駐車場と下のような展望台が有るのですが、なかなか良い景色です。やはり日向灘は美しいですね。
   
 
いるか岬
いるか岬
     
  日南市の南部で、448号は220号と分かれます。次の写真は、その分岐点の様子です。この後220号は山間部を突っ切って串間市中心部へ向かいますが、448号はさらに海沿いを走ります。そして串間市中心部で、また220号と合流します。
 
220号と分岐
220号と分岐
     
  途中で日向灘を望みます。この日は天気も良くて美しい景色です。
 
日向灘
日向灘
     
  途中、このような場所を通ります。
 
南国っぽい1
南国っぽい1
     
  ちょっと細い道になりますが、やはり南国っぽい。
 
南国っぽい2
南国っぽい2
     
  そして道は海沿いの山を駆け上がっていきます。
 
海沿い1
海沿い1
     
  ここでも凄いところ通っていますね。右端に見えているのが国道です。
 
海沿い2
海沿い2
     
 

448号がいったん南まで下がりきった場所に 都井岬 があります。448号とはちょっと外れるのですが、折角なので行ってみることにします。都井岬には、野生の馬(御崎馬)が生息しています。また猿もいるようです。

448号から離れ、県道36号を進みます。ゲートがあって、先に進むには400円必要です。400円払うと、パンフレットもらえます。面白かったのが、そのパンフレットの最後のページに、次のような記載があります。

「この野生馬の保護育成の費用は、皆様から寄付していただいた「400円」のお金で管理している状態ですから、万一馬から危害を加えられましても、補償できる余力はございません。お気の毒ですがご了承ください。」

不用意に馬に近づいて、蹴られて怪我したのを補償しろ、とかなんとかバカなことを言った人がいたんでしょうか。また「お気の毒ですが〜」ってところが良い感じですね。笑

途中で猿の群れに逢いました。すぐ逃げてしまったんですが、何枚か写真撮れました。

     
 
都井岬1
都井岬1
都井岬2
都井岬2
     
  また、馬も居ました。おとなしく草を食んでいて、可愛いです。
どうやったらこんな優しそうな馬から危害を加えられるんでしょうか。
 
都井岬3
都井岬3
都井岬4
都井岬4
     
  県道の先端に灯台があります。なかなか立派な灯台です。
 
都井岬灯台
都井岬灯台
     
  この灯台は中に入れます。上に登ってみました。ううん、やはり日向灘は美しいですね。
 
灯台からの眺め1
灯台からの眺め1
     
  山側を振り返ってみました。こんな感じ。
 
灯台からの眺め2
灯台からの眺め2
     
  再び448号に戻ります。下の写真は戻った直後の様子です。県道36号との分岐点を振り返ってみたところです。
 
再び448号へ
再び448号へ
     
  しばらく走ると220号にぶつかります。合流点は下の写真のようになっていて、JR日南線の踏切を渡り、そのすぐ向こうの交差点を左折です。
 
220号に合流
220号に合流
     
  ここからまた220号と重複です。
 
220号と重複
220号と重複
     
  そして志布志湾に沿って西進します。しばらく進むと、志布志市(鹿児島県)に入ります。
 
志布志市
志布志市
     
  この場所には国土交通省の管理区間変更の看板が立っています。宮崎から鹿児島に入った、ということが感じられます。
(こんな看板で感じるのは、私だけ???)
管理区間変更
管理区間変更
     
  志布志市の中心部を通過します。写真に見えている交差点は権現橋交差点で、このすぐ横(左横)をJR日南線が通っています。日南線は、この 1 km 程先の志布志市まで、となっています。つまり宮崎から来る電車はここまでで、この先は車でなければ行けない領域です。
 
志布志市中心部
志布志市中心部
     
  このあたりにはいくつか下のような2連標識があるのですが、何故か下の448号の標識の方が大きくなっています。普通は数字の小さな220号の標識の方が大きくてもよかろうと思うんですが、どういう事でしょうか。地図見ても重複領域は220号としか表示されておらず、448号の文字はありません。
 
有明町通山
有明町通山
     
  志布志市から隣の大崎町に入るところで448号は220号と分かれます。分かれるのですが、ちょっとここ、おかしいのです。下の地図で右上から下に走るのが448号、上に分岐して左へ向かうのが220号です。しかし220号のうち、448号と別れた場所から県道512号が分かれる場所までも、どうも448号と重複しているようなのです。これは、前の国道220号を走っているときに気がついたのですが、そういうわけで、やはり両ルートを走行しておくことにします。
(ここの重複区間は旧道となっているのではないかと思います。単独の448号区間は新しく綺麗な道でした。)
 
   
  次の交差点が220号と448号が分かれるところです。道なりに右に曲がりながら進むのが220号で、そこから分かれるのが、448号です。上の地図右上の、最初の分岐点です。
 
220号との分岐点
220号との分岐点
     
  次の写真が、448号から離れ、220号に向かう場所です。右折です。向かう先が220号と書いてありますが、折れる道が448号という記載はありません。
 
重複区間へ
重複区間へ
     
  そして220号に出ます。ここは右折です。
 
220号へ
220号へ
     
  次の写真は、220号に乗った直後に振り返って撮ったものです。今出てきた道はこの案内標識では448号となっています。上の Google Maps 見ても、その他の地図見ても、ここを448号と書いてある物はありません。
ううん、どうなっているのでしょうか。
 
448号?
448号?
     
  道の途中にカブトムシが!ここは「道の駅くにの松原おおさき」です。でも、なんでカブトムシなんでしょうか。
 
カブトムシ
カブトムシ
     
  また448号との分岐点に着きます。1周したわけですね。右折して先に進みます。
 
448号と分岐
448号と分岐
     
  志布志湾西岸をしばらく進みます。肝付町に入ります。このあたりは志布志湾に突き出した半島で、しかも平坦な部分がなく山ばっかりです。左手に志布志湾を見ながら山に沿って半島部を進んでいきます。
途中、こんなものを発見。何でしょうこれ?
 
何でしょうこれ?
何でしょうこれ?
     
  この場所では、沖合に石油備蓄基地が見えます。写真の上方に見えているヤツがそうです。
 
石油備蓄基地
石油備蓄基地
     
  続いて少し海沿いを離れます。
 
肝付町飯ヶ谷
肝付町飯ヶ谷
     
  そして 内之浦宇宙空間観測所 が現れます。ここは、JAXA の施設の1つで、種子島宇宙センター と並ぶ日本の人工衛星打ち上げ基地でした。しかし現在、衛星の打ち上げはすべて種子島から行われているようです。
   
 
内之浦宇宙空間観測所
内之浦宇宙空間観測所
     
  入り口では、門松の設置が行われていました。年末ならではの光景です。ちなみに内部に入るには、この門衛所で名前などを記入して、許可をもらいます。
 
迎春準備
迎春準備
     
  するとこういう許可証をもらえます。クルマのフロントウィンドウに貼りつけて、中に入ります。
(出るときに返します。)
 
許可証(表)
許可証(表)
許可証(裏)
許可証(裏)
     
  施設内にはこのようなパラボラアンテナが幾つか設置してあります。
 
アンテナ
アンテナ
     
  上の写真は 34 m アンテナ、下の写真は施設の最も奥にある 20 m アンテナ。20 m アンテナの方が近づけるので迫力があります。
 
アンテナ2
アンテナ2
     
 

右の写真は「M 発射装置」と言われる施設で、M 型ロケットの打ち上げ装置です。

M は「えむ」ではなく、「みゅー」と読みます。ギリシア文字ですね。M シリーズ のロケットでは各種探査衛星などを打ち上げていましたが、2006年に廃止が決定し、現在日本のロケットは、旧宇宙開発事業団(NASDA)系の H シリーズ に1本化されています。

M発射装置
M発射装置
     
  少し下がったところに、KS センター という場所があります。ここからは観測用小型ロケットなどが打ち上げられているのですが、打ち上げ小屋(ランチャードーム)のある広場に、M ロケットが置いてありました。M-3 とあります。実物でしょうか? でもこれはぜひ撮らねば。笑 ここからは後ろに 34 m、20 m のパラボラも見えていますね。
 
M ロケット
M ロケット
     
  そしてこれがランチャードームです。ここから打ち上げるんですか。なんか案外小ぢんまりとしていますね。
 
ランチャードーム
ランチャードーム
     
  宇宙空間観測所の門を出ます。するとすぐ横に橋があって、その横に「宇宙科学資料館」があります。前来たときにはここにも入ったのですが、今日はもう時間が無いのでここには入らず先に進みます。ちなみに、この資料館の横の道を先に進むと、M 発射装置のところまで行けるみたいなのですが、これも残念ですが今回は断念して先を急ぎます。
 
宇宙科学資料館
宇宙科学資料館
     
  宇宙空間観測所を後にします。しばらくは下のような海沿いの山道を走ります。
 
再び海沿いの道
再び海沿いの道
     
  そして肝付町南部で大隅半島を横切るべく、道は西に方向を変えます。山間部の道はかなり整備されてがんがん快適に走れますが、下のような細いところもあります。この道も左に工事しているのが見えていますが、そのうち左の道に付け替えられるものと思われます。
 
工事中
工事中
     
  一気に大隅半島を横切ります。
錦江町で448号の大隅半島区間は269号に突き当たって終了します。(の筈なのですが、、、)
269号に出る手前、開聞岳が見えました。こんな感じ。ちょっと霞んでいますね。
 
開聞岳
開聞岳
     
  そして269号に突き当たります。ここで大隅半島区間が終了とばっかり思っていたのですが、
 
269号へ
269号へ
     
  なんか実際はそうでない雰囲気があります。上の写真の交差点を右折したところから撮ったのが下の写真ですが、直進方向(佐多岬方面)が、269号と448号の重複区間となっています。
 
まだ448号?
まだ448号?
     
 

どういうことなんでしょうね。よくわかりませんが、とりあえずフェリー乗り場まで向かいます。

右の地図で、上から来て東に折れているのが269号で、下の写真は南大隅川北交差点の様子です。よく見ると交差点の向こうに269号と448号の2連標識が見えています。まだこの先も448号なんでしょうか?

しかしもうフェリーの出発まであまり時間がありません。フェリーは右の地図の左端、点線で表示されているところから出ます。謎はひとまず置いておいて、フェリー乗り場へ急ぎます。

   
 
南大隅町川北
南大隅町川北
     
  このフェリーは、鹿児島交通によって運行されていて、大隅半島側の根占から薩摩半島側の山川までを 50 分で結びます。
 
根占港
根占港
フェリー
フェリー
     
  乗り込む車は案外少なく、この時は5台でした。この根占〜山川ルートはやはり採算が難しく、現在の航路は平成18年11月に復活したようなのですが、現在もまた廃止されるかもしれない、という話しもあるようです。
 
フェリー内部
フェリー内部
出港
出港
     
 

そして山川港に着きます。薩摩半島側の448号は、全区間269号と重複していますが、フェリーが着いた場所から少しだけ東(北東)へ行った場所から始まります。

そこでまずその場所まで行きます。フェリーが着いたのが 18:00 なので、もう周りは真っ暗になってしまいました。

下の写真がその場所です。
ちょうどセンターラインが無くなる場所からその先を向いて撮っています。この先は民家の間の道です。

   
 
薩摩半島側スタート地点
薩摩半島側スタート地点
     
  この場所で振り返って撮ったのが下の写真です。もう真っ暗ですね。
 
薩摩半島側スタート地点2
薩摩半島側スタート地点2
     
  そして山川港に沿って北上し、226号と合流する下の交差点(国立病院前交差点)で薩摩半島側ルートも終了です。薩摩半島側ルートは、5 km ほどです。
 
薩摩半島側ゴール
薩摩半島側ゴール
 

これで448号は終了です!
448号は、都市部(宮崎)あり、海沿いあり、山の中あり、灯台あり、ロケットあり、フェリーあり、謎のルートあり、もう盛りだくさんです。文句なしに楽しめます。
ちなみにこの日はこの後、砂むし温泉 に入りました。これもまた、たいへんよろしい。

 

次の国道は269号です。



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