国道101号
101号
 
起点 青森県青森市
終点 秋田県秋田市
総延長 251.2 km
 
スタート 2009年8月15日 7:15 頃
ゴール 2009年8月15日 19:30 頃
所要時間 約 12.25 時間(順走)
平均速度 約 20.5 km/h

 

次は101号です。

101号は、青森県青森市の青い森公園前から始まり、そのまま西進して日本海に出て、白神山地を横に見ながら日本海側を南下し、男鹿半島の中程を通って、秋田市の臨海十字路交差点に至るまでの 251.2 km です。
順走します。

男鹿半島の一部区間は「案内不十分の迷走国道」だそうで、いったいどんな感じなのか楽しみです。

     
  それでは101号、スタートです。スタートは、青森市の青い森公園前です。
ここは 4号 の終点、7号 の始点でもあるためか、101号のスタートを感じさせるものは何もありません。4号や7号を走ったときにも撮りましたが、やはり路肩の始点/終点の印を撮っておきました。
 
101号スタート
101号スタート
     
 

スタートしてしばらくは7号と重複です。

そして右の場所で7号と分岐します。青森市のけっこう西端で、隣の五所川原市との境目付近ですね。JR奥羽本線の大釈迦駅の近くです。しかしここから101号はバイパスと旧道との2本のルートに分かれます。旧道はそのまま五所川原市内に向かい、バイパスは五所川原市内を迂回するように市の北部へ向かい、339号のバイパスに突き当たって終わっています。

そこで今回は、まずバイパス区間を走破し、折り返してきて旧道区間で先に向かうことにします。

まずバイパスへの進入ですが、青森からやってきて、旧道へ入る交差点を通過ししばらく行って分岐です。右の地図では101号の表示が付いている道路が旧道で、十和田神社の下を左右に走っているのがバイパスです。下の写真は、そのバイパスに進入するところです。

このバイパスは「浪岡五所川原道路」と言うようです。また、写真からもわかるように、ここ右折でバイパスなのですが、国道の表示はありませんね。

   
 
浪岡五所川原道路
浪岡五所川原道路
     
  このバイパスは走りやすい道路で、どんどん順調に走れます。そして下のように339号バイパスに突き当たって終わります。
そしてすぐに同じ道を反対向きに戻ります。
 
バイパス終了
バイパス終了
     
 

バイパスを始点まで戻り、今度は旧道に向かいます。

7号を少し青森方面に戻って、101号に分岐です。右の地図は上の地図のすぐ北側の様子です。この地図の右上で7号(上下に走っているのが7号です。)から分かれているのが、101号への分岐点です。

下の写真がその分岐する交差点手前です。
この交差点を右折します。

   
 
101号へ分岐
101号へ分岐
     
  そして一度7号と交差します。
 
7号と交差
7号と交差
     
  どんどん進んで、五所川原市内です。
下の場所は 339号 を通ったときにも右折時と左折時の都合2回写真撮りましたが、今回もまた撮ります。今度はこの交差点を直進で、これで左折、右折、直進と、すべての方向を制覇!です。笑
 
五所川原市内
五所川原市内
     
 

五所川原市内を抜けてしばらく走り、道の駅 もりた で休憩しました。しかしこの道の駅には隣接して下のような趣ある建物が建っています。つがる市有形文化財、旧増田家住宅母屋 だそうで。この建物は部屋の中が見られます。なんか田舎で昔見たことがあるような感じの作りですね。

 
旧増田家1
旧増田家1
旧増田家2
旧増田家2
 
旧増田家3
旧増田家3
旧増田家4
旧増田家4
     
  道の駅をあとにしてしばらく走ると日本海沿いに出ます。ここで101号はまた2つのルートに分かれます。海沿いを走る旧道区間と少し海から離れたバイパスです。ここでは先にバイパスを通り旧道区間で戻り、またバイパスで先に進むことにします。
 
     
  次の写真はバイパスと分岐する手前です。標識で県道31号への分岐が見えますが、この分岐を通り過ぎたあと、バイパスへ分岐します。
 
バイパス分岐手前
バイパス分岐手前
     
  上の写真の奥にもちょっと写っていますが、焼きいか屋さんです。このあたりにはこういう焼きいか屋さんが何件か見られます。
いかにつられて鳥(カモメ?)もたくさん見られます。
いかはこのように干されているんですが、国道沿いにこうやってぶら下げてあって、けっこうクルマ通ると思うんですが、排ガスとか大丈夫なんですかね。余計なお世話か。
 
焼きいか
焼きいか
     
  バイパス区間の終了が右の地図の左下の位置です。
ここで旧道区間に進入です。バイパスから外れてすぐに、JRの線路を渡ります。
   
 
旧道へ進入
旧道へ進入
     
  旧道区間を進むと、こういう標識が。電柱の影で見えないじゃないですか。
 
見えない標識
見えない標識
     
 

近寄って撮ってみたのがこれです。

こんなに電柱に接近して建てなくても良いと思うんですが、、、

見えない標識2
見えない標識2
     
  旧道とバイパスは途中で交差しています。交差していると言っても立体交差なんで交わっていません。しかし交差する場所付近に両者を繋ぐ場所があります。下の写真がその場所です。向こうからこちらへ来ている道が旧道で、写真右のバイパスへ繋がります。またここから左へ旧道が続きます。
 
旧道からバイパスへ
旧道からバイパスへ
     
 

しかし、、、

上の写真の右奥に標識が写っています。拡大したのが右の写真です。
これをよく見ると、奥からこっちへ来ている道は県道190号となっています。あれれ、ここは国道じゃないんでしょうか?

上の写真で101号の標識が電柱の影で隠されるようになっているのは、実はもう101号ではなくなっているせいなんでしょうか?

 

県道190号?
県道190号?
     
  それはともかく、この場所からは日本海沿いを走る101号が良い感じです。こんな感じです。
 
日本海沿いの道
日本海沿いの道
     
  先に進みます。旧道を進みます。スタート直後にさっそく101号の標識があります。今度はこちら向きではっきり見えています。ということはこっちは確実に国道101号ですね。ちなみに正面を横切っている高架がバイパスで、旧道はバイパスの下をくぐって北上します。
 
旧道
旧道
     
  旧道は鰺ヶ沢町の中心部を通ります。この日はお盆(8月15日)だったせいでしょうか、祭りをやってました。こんな感じです。
 
祭1
祭1
祭2
祭2
     
 

鰺ヶ沢駅前を通過します。ここに県道263号があります。しかし263号は、ずいぶん短い県道のようです。Google Maps で計ってみましたが、200 m くらい。

鰺ヶ沢駅前
鰺ヶ沢駅前

ちなみに、最短の県道は 広島県道204号 で、何と 7 m! しかも幅が 14 m と、全長の2倍もあるという。この県道263号は短いと思ったんですが、上には上がいるものです。

県道263号
県道263号
     
  先に進みます。旧道を進んで、またバイパスへ戻ります。下の写真がバイパスに戻る場所です。この交差点を右折します。
 
101号バイパスへ
101号バイパスへ
     
 

どんどん先へ進みます。するとまたバイパスが出てきます。
追良瀬バイパスです。同じ青森にある「奥入瀬」と同じ読みですが、全く違う場所ですね。

ここもまずバイパスを走り、旧道区間で戻り、再びバイパスで先に進む、というコースをとることにします。

で、さっそくバイパスです。まぁ短いバイパスなので、すぐに終わってしまいます。

次の写真がバイパスの終点で、突然終わる、という感じです。道路の作りからして、将来的にはこの先まだ伸びるんでしょうね。

   
 
バイパス終点
バイパス終点
     
  バイパスから降ります。カーブミラーに映っているのがバイパスから降りてくる道です。
 
旧道へ
旧道へ
     
  旧道を北上します。
 
旧道を北上
旧道を北上
     
  そしてまたバイパスへ戻ります。下の写真は戻るちょっと前の様子です。海沿いの道は気持ちいいですね。
正面を真っ直ぐ走っているのがJR五能線です。奥に木造の駅舎が見えています。駅舎のちょっと向こうでバイパスに戻ります。
 
バイパスに戻る
バイパスに戻る
     
  先に見えていた駅に寄ってみました。この駅は、JR驫木駅で無人駅です。しかし馬が3つなんてすごい字ですね。
 
驫木駅1
驫木駅1
驫木駅2
驫木駅2
     
  驫木駅のホームに入ってみました。ここからの景色もなかなかですね。駅舎も良い雰囲気だし。
 
驫木駅3
驫木駅3
     
 

先に進みます。少し先に 十二湖 があります。ちょっと寄ってみました。101号から 3 km ちょっと外れた場所にあります。

一番奥に、青い湖「青池」があります。
この湖、透明度がすごいです。池の中に倒木があるんですが、それがはっきり確認できます。そして水が青いです。何でこんな色してるんでしょうか。

   
 
青池1
青池1
     
 
青池2
青池2
     
  十二湖(青池)でちょっと道草しましたが、先に進みます。進んで、秋田県に入ります。そして能代市です。能代市で101号は7号に突き当たり、少しだけ重複します。下の写真はちょうど7号に突き当たる場所の様子です。
 
7号
7号
     
  そしてすぐに7号から分かれます。
 
7号から分岐
7号から分岐
     
 

7号から分岐した後、八郎潟の北に沿って男鹿半島へ向かいます。

この先が迷走国道だそうです。

   
 
男鹿市五明光
男鹿市五明光
     
  このあたりは八郎潟に近いこともあって、田んぼが多いですね。見渡す限り田んぼです。すごいすごい。
 
田
     
  道はだんだん細くなってきました。このような道をくねくねと走ります。
 
細い道
細い道
     
  調子よく走っていましたが、下のような場所に来ます。まっすぐ進むのは奇麗な道ですが、何故か左折する101号がすごく細い線で示されています。
 
道路狭小
道路狭小
     
 

標識には「道路狭小」とあります。

こんな標識見たことありません。
どんなに狭小なんでしょう。

道路狭小2
道路狭小2
     
  するとこんな道が。ううん、確かにこれは細い。笑 クルマ1台がやっとって感じですね。
 
狭小 101号
狭小 101号
     
  その後も結構細い道をくねくね走ります。この辺になると大変です。さすが迷走国道。ほんと、GPS ナビが無きゃ絶対迷ってますね。
 
その後の101号
その後の101号
     
  また日本海沿いに出ました。そろそろ日が沈みかけています。なかなか美しい。
しかし写真的にはだんだん厳しい時間になってきています。先を急ぎます。
 
夕日
夕日
     
 

最後にもう1カ所、2コースに分かれる場所があります。

101号は男鹿半島の真ん中あたりを北から南へ横断しているんですが、その南端付近です。

ここではまず道なりに真っ直ぐ走るルート(西ルート)を通過し、東ルートを南→北に戻り、また西ルートで先に進むことにします。

次の写真は、西ルートの南端から東ルートに入る場所のものです。

   
 
東ルートの入口
東ルートの入口
     
  そして男鹿半島内のコースを終了します。ちょうど八郎潟の南端付近です。ここで101号はまた7号にぶつかり、終点まで7号と重複します。下の写真はその突き当たる場所です。ここを右折して、終点秋田を目指します。
 
また7号へ
また7号へ
     
  もう日が沈んでしまいました。奇麗な夕焼けが見えていたので撮ってみました。Pentax K-7 の CTE というモードです。このモードで撮ると、こういう色で撮れます。実際の色とはちょっと違うんですが、いかにも夕焼けっぽい雰囲気で撮れます。何か、Velvia 使ってすごい色が出て、すげー(嬉)、と思ったときと似た印象ですね。
 
夕焼け
夕焼け
     
  そしていよいよ終点です。もう真っ暗になってしまいました。終点は、秋田市内の臨海十字路交差点です。7号はここで右に折れます。またここから13号が始まります。(と言うか、13号はここが終点ですね。)
 
101号終点
101号終点
     
  上の写真よりもう少し交差点に寄って撮ったのが下の写真です。
 
臨海十字路交差点
臨海十字路交差点
 

これで101号は終了です!

噂に違わず101号は迷走国道ぶりが印象に残ります。「道路狭小」とか、何じゃこれ、と思わせる標識もとても良い雰囲気を醸し出していますね。笑「迷走」しているときは走るのに一生懸命で写真を撮る余裕が無く、あまり迷走ぶりが伝わらないかもしれません。
迷走に入る前も、美しい海沿いの道や古い住居とか、寄り道した十二湖とか、驫木駅とか、いろいろあって楽しめた国道でした。

 

次の国道は102号です。



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