国道334号
334号
 
起点 北海道目梨郡羅臼町
終点 北海道網走市美幌町
総延長 123.3 km
 
スタート 2015年09月23日 7:00 頃
ゴール 2015年09月23日 15:30 頃
総時間 約 8.5 時間(逆走)
平均速度 約 14.5 km/h

 

次は334号です。
334号は、北海道目梨郡羅臼町から始まり、 知床半島を横断してオホーツク海側に出、そのまま西進して網走市美幌町で 39号 に突き当たって終了するまでの 123.3 km です。

334号は言わずと知れた世界遺産、知床の近くを通ります。今回は(いつもですが)、観光に行っているわけではないので、知床観光は無しですが、それでもちょっとだけ観光的な活動もします。せっかくですからね。(^_^)
逆走します。

     
  それでは334号のスタートです。逆走なので終点の網走市美幌町からスタートです。
前日の宿泊地網走市内から39号を南下し、美幌町です。39号は美幌町で女満別空港に向かう「美幌バイパス」と、そうでない「北見国道」の2つのルートに分かれているのですが、334号は北見国道の方からスタートします。
 
334号スタート
334号スタート
     
  スタート直後ですが、なんと畑から湯気が出ています。すごいですね〜。(@_@)
 
湯気
湯気
     
  少し進んで、小さなキロポストを発見。
 
キロポスト
キロポスト
     
  拡大するとこんな感じです。
キロポスト拡大
キロポスト拡大
     
  さらにまたキロポスト発見。これはよく見るタイプのヤツです。来た方向を振り返って撮っています。
 
119 km
119 km
     
  このキロポストも拡大撮影します。
これも拡大
これも拡大
     
  そしてさらに少し進みます。このあたりでは、下の写真のように畑の中を通る道をしばらく進みます。
ちなみにこの写真も来た方向を振り返って撮っています。この日はなんせ朝が早く、太陽がまだ低いため、進行方向(東向き)は完全な逆光になってしまい、写真撮りづらいのです。
 
畑の中の道
畑の中の道
     
  周りに広がる畑の様子です。この広大な感じはやはり北海道ならでは。
 
畑の様子
畑の様子
     
  少し進んで、391号 と交差します。
 
391号と交差
391号と交差
     
 

地図で見るとよく分かるのですが、391号と交差する少し前から、ものすごく長い直線路があります。右図の A → B の区間で、その長さおよそ 15 km。長いですね〜。

ただし上には上があって、日本最長の直線路はやはり北海道の12号にあり、その長さ 29.2 km なんだそうで。ということは334号のこの直線路のおよそ倍。北海道恐るべし。(@_@)

長い直線路と言うことで、遙か彼方まで真っ直ぐに伸びる道が見られるかと思えばそういうわけでもありません。334号はこのあたり、畑の中を突っ切っていくのですが、結構アップダウンがあり、上がったり下がったりします。

直線路の後半にちょっと見通しのきくところがあったので、写真撮ってみました。こんな感じです。

 
直線路
直線路
     
  そしてここが長い直線路の終点です。というか、道自体はまだ向こうへ真っ直ぐ続いているのですが、334号はここで左折して外れていくのです。ところで直線方向を見ると「道道1000号」となっています。何と4桁道道ですね。また右折方向は同じく1115号です。一体道道は何本あるんでしょうか。笑
 
道道1000号
道道1000号
     
  その後344号は北向きに方向を変え、244号にぶつかります。ここで右折してしばらく重複です。
 
244号に合流
244号に合流
     
  2連標識発見。撮影します。
 
2連標識
2連標識
     
  244号とは 1.7 km ほど重複してすぐに分岐です。
 
334号と分岐
334号と分岐
     
  そして少し進むとオホーツク海沿いに出ます。このまま海沿いに知床半島を北上していきます。
 
オホーツク海
オホーツク海
     
 

知床には「知床八景」という景勝地があるそうです。
まずその一つ目の「オシンコシンの滝」が出てきます。

オシンコシンの滝は、334号からすぐのところにあるので手軽に行けます。その割に迫力あるのでオススメです。

 

 

オシンコシンの滝では、国道のすぐ横に駐車場があり、駐車場のすぐ横に滝への入口があります。入口には下のような看板が立っています。

そして隣の階段を登っていくと滝が見えてきます。

階段を上る
階段を上る
オシンコシンの滝看板
オシンコシンの滝看板
     
  階段の上まで登ると、見事な滝が見られます。右側の水量の多い滝と左のチョロチョロととした滝のコントラストが面白いですね。そして水量がかなり多いので、階段の上の方では結構濡れます。
 
オシンコシンの滝
オシンコシンの滝
     
  滝を後にして先に進みます。
次に出てくるのは「オロンコ岩」です。
  オロンコ岩は国道からも見えます。ちょうどこのあたりには道の駅があるのですが、その北側からこのような感じで見えます。しかし重機が多いですね。景観が台無し。(-_-;)
 
オロンコ岩
オロンコ岩
     
  道の駅は、「うとろ・シリエトク」です。
 
道の駅 うとろ・シリエトク
道の駅 うとろ・シリエトク
     
  道の駅の裏(海側)では、こんな感じで工事が進行中です。ここからはオロンコ岩が見えなくなっています。
何を作る予定なのか分かりませんが、ちょっと残念です。(-_-;)
ところでオロンコ岩には上に向かう道が見えていますね。そうです。上まで登れるのです。
 
工事中
工事中
     
  国道から外れてオロンコ岩を目指します。
岩のすぐ下には小さな駐車場があり、そこから階段が上に延びています。この階段を上れば上に登れます。
階段
階段
オロンコ岩看板
オロンコ岩看板
     
  結構急な階段をずんずん登ります。
急な階段
急な階段
     
  そしてこれが頂上です。奥に見えている山は知床連山?でしょうか?
 
オロンコ岩頂上
オロンコ岩頂上
     
  海側をみるとこんな感じ。美しいです。正面奥に見えるのはこのあと行くプユニ岬でしょうか。
 
海側
海側
     
  オロンコ岩から下りて国道に戻ります。その途中にこういう岩があります。その名も「ゴジラ岩」。
左の岩が、確かにゴジラっぽい。(^_^)
 
ゴジラ岩
ゴジラ岩
     
 

続いて「プユニ岬」です。
ここは岬からの眺望が有名だそうです。

プユニ岬看板
プユニ岬看板
     
  しかし特別な展望台みたいなものがあるわけではありません。国道の脇にこんな感じでちょっと路肩の広い部分があり、クルマが止められるようになっているだけです。眺望がいいという割にこれか。(^_^;)
 
坂道
坂道
     
  確かにここからはそれなりにきれいな眺望がみられます。ちょうどさっき登ったオロンコ岩や、ゴジラ岩などが見えます。
でもそんなに言うほどのものか?という感じも。本当は海から岬の全景を見るのがいいのかもしれませんね。
 
プユニ岬からの眺望
プユニ岬からの眺望
     
 

次に「知床五湖」に行きます。
知床五湖 へはまず、知床五湖フィールドハウスのところまで行きます。フィールドハウスまでは、334号沿いにある 知床自然センター の交差点を左折し、道道93号を 9 km ほど北上します。

この日はフィールドハウスの駐車場に入るまで、20 分ほど待たされました。まぁ 20 分程度なら問題ありません。

右の地図では A 地点が知床自然センター。そしてそこからくねくねと道道93号を進んで、B 地点が知床五湖フィールドハウスです。

     
  下の写真はちょうど道道93号が334号から分岐する場所の様子です。
 
道道93号へ
道道93号へ
     
 

そして右の地図が知床五湖の様子です。

「五湖」の名の通り5つ湖があります。湖というか、実際は沼みたいな感じですが。

五湖はそれぞれ「一湖」から順に始まって「五湖」まで名前が付いています。右の地図では左下が「一湖」、真ん中の大きいのが「二湖」、上が「三湖」、右上が「四湖」、左が「五湖」です。フィールドハウスは右の地図には入っていませんが、二湖の下の方です。

ルートは二湖の左から一湖の上まで行って一湖の左を回って帰ってくるルート(小ループ、1.6 km 40分)と、遊歩道を歩いて五、四、三、二、一湖と回るルート(大ループ、3 km 1.5時間)の2つのルートがあります。どちらのルートも、一湖の左側は人工の「高架木道」を通ります。
今回は「大ループ」に行きました。

知床は言わずと知れたヒグマの生息地で、この五湖の周りでも頻繁に見られるそうです。見られるというか、遭遇するわけです。ルートの途中で目撃情報があれば、その日はルートが閉鎖されて通行不能になるそうです。

フィールドハウスではヒグマに関するビデオを見たり、ヒグマに遭遇したときの振る舞い方などのレクチャーを受けた後、ルートへ進みます。

なんでもヒグマに襲われたら極めて危険なので、遭遇しないことが大切なんだそうです。もし襲われたら、、、地面にうつぶせになって襲いかかってきているヒグマが去るまで我慢して動かないこと。これが最も「被害」を少なくする方法だそうです。これでヒグマが去ってくれたら、死ななかっただけで儲けもの、という感覚らしいです。怖い。(T_T)

 
遊歩道入口
遊歩道入口
     
  というわけで、遊歩道に進みます。遊歩道は木道になっていて、ここから外れずに歩きます。
 
遊歩道
遊歩道
     
  そして5つの湖を回るわけですが、どの湖もとても美しい。素晴らしいです。
これは三湖の様子。
 
三湖
三湖
     
  遊歩道はずっとこんな感じの木道が続きます。
 
三湖と木道
三湖と木道
     
  三湖の中には島があります。
 
三湖と島
三湖と島
     
  そしてこれが一番大きな二湖。
 
二湖
二湖
     
  そして一湖です。どこ見ても美しいので、写真撮りまくりです。(^_^;)
 
一湖
一湖
     
  それぞれの湖にはこういう看板が立っています。
国道走行時にはおにぎり標識や案内標識をたくさん撮りますが、その代わりにここではこの看板を撮っておきました。(^_^)
五湖看板
五湖看板
 
四湖看板
四湖看板
三湖看板
三湖看板
 
二湖看板
二湖看板
一湖看板
一湖看板
     
  一湖の途中から高架木道が見えます。高架木道は地上 5 m のところに設置してあり、道の周囲には触ったらシビれる電線が張り巡らされていて、ここにいればヒグマも登って来れないので安全なんだそうです。
 
高架木道
高架木道
     
  高架木道からは一湖が良く見えます。
 
一湖と知床連山
一湖と知床連山
     
  そしてこういう看板も設置してあります。記念写真を撮る場所ですね。
 
記念写真を撮る場所
記念写真を撮る場所
     
  高架木道を通ってフィールドハウスに戻ります。もうすぐ1周です。ここからは知床連山が良く見えます。
 
知床連山
知床連山
     
  さて、それではフィールドハウスを後にして334号に復帰します。
来るときに334号から道道93号に外れてから、およそ 3.5 時間で戻ってきました。
 
334号に復帰
334号に復帰
     
  次は「知床峠」に向います。途中、羅臼岳とおにぎり標識を撮影。
 
羅臼岳
羅臼岳
     
  そして知床峠です。知床峠には駐車場があり、ちょっと休憩できます。
また駐車場の反対側の道路には、こういう立派な看板が立っています。羅臼岳とともに、写真撮影の定番スポットです。
この看板、実は 2014 年 6 月に現在のものに 建て替えられている ようです。昔の物は木製看板で、見た感じ、ちょっと古くさかったですが、でもそれはそれで風情があって悪くない感じです。(昔の看板も実物見たかったですね。。。)
 
知床峠
知床峠
     
  知床峠を下りてきました。ゴール地点まであと少し。ここで小さな標識を発見。
 
小さな標識
小さな標識
     
  拡大してみます。
R-1 とありますが、どういう意味なんでしょう。
小さな標識拡大
小さな標識拡大
     
  そしてついにゴール地点です。正面の交差点がゴールです。そこから向こうは335号です。
 
334号ゴール
334号ゴール
 

これで334号は終了です。
334号は、何と言っても「知床」ですね。知床八景のうち、オシンコシンの滝、オロンコ岩、プユニ岬、知床五湖、知床峠の5つ行けました。国道とはあまり関係ありませんが。。。(^_^;)
残すは、夕陽台フレペの滝カムイワッカの滝 の3つです。夕陽台はともかく、フレペの滝とカムイワッカの滝はなかなか行くのが大変そうです。いつか行くことができるのでしょうか?

  次は、335号です。  

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