国道331号
331号
 
起点 沖縄県那覇市
終点 沖縄県国頭郡大宜味村
総延長 150.4 km
 
スタート 2015年12月29日 7:45 頃
ゴール 2015年12月29日 17:30 頃
総時間 約 9.75 時間(逆走)
平均速度 約 15.4 km/h

 

次は331号です。
331号は、沖縄県那覇市の明治橋をスタートし、沖縄本島南端部をぐるっと回った後、沖縄本島東岸を北上し、北部で東シナ海側へ出た後、沖縄県国頭郡大宜味村(くにがみぐんおおぎみむら)で 58号 に至るまでの 150.4 km です。

沖縄本島の東を走る間は多くの部分、329号と重複しています。また、スタート直後は少しだけ332号と重複してます。

逆走します。

 

 

それでは331号のスタートです。
逆走なのでこの日のスタート地点は国頭郡大宜味村です。前日は名護市で宿泊だったので、58号を北上します。
そして次の場所がスタート地点です。ちなみにすぐ左は海(東シナ海)です。

 
331号スタート
331号スタート
     
  このスタート地点では、58号を北上しながら331号に入るには上の写真の手前の交差点を曲がります。下の写真はスタート地点を振り返って見た様子ですが、逆に南下しながら331号に入るには、正面の一方通行を向こうから進入することになります。(でも南側の道からでも進入OKのようですね。)
 
スタート地点
スタート地点
     
  正面にはキロポストが見えています。
「終点」とあります。わかりやすくてグッドです。(^_^)/
終点のキロポスト
終点のキロポスト
     
  スタート地点から進行方向を見た様子です。さっそくおにぎり標識があります。
 
スタート直後の様子
スタート直後の様子
     
  そしてこの先、民家の間を通る道が続きます。キロポストを発見。これは金属製でしょうか。
写真では電柱とカブっていますが、電柱とは別物で、その手前に設置してあります。
 
大宜味村塩屋
大宜味村塩屋
     
  その後331号は塩屋湾沿いを進み、山越えをして太平洋岸に出ます。まぁ山越えと言ってもこういう道で、厳しい山道になるというわけではありません。ここでまたキロポストを発見。これはコンクリート支柱のようです。
 
山越え
山越え
     
  そして太平洋側へ出てきます。右折して南下します。
 
太平洋岸へ
太平洋岸へ
     
  太平洋岸を南下していくのですが、ずっと海沿いというわけでもなく、山の中と海沿いの道が交互に続きます。
 
太平洋岸を南下
太平洋岸を南下
     
  上の写真の真ん中付近に、縦型の小型キロポストが写っています。早速撮影です。
小型キロポスト
小型キロポスト
     
  海沿い(大浦湾沿い)を進んでいると わんさか大浦パーク がありました。屋根がとても沖縄っぽい。
 
わんさか大浦パーク
わんさか大浦パーク
     
  わんさか大浦パークの先にはトンネルが見えます。
 
トンネルへ
トンネルへ
     
  トンネルを出ると329号に合流です。左折で沖縄方向です。
 
329号に合流
329号に合流
     
  329号との重複区間は329号の時に詳しくやることにして、ここではばっさり割愛します。でも少しだけ。
沖縄のコンビニは、ローソンとファミリーマートが大半で、そのほかに every one が見られます。それに続いて、実は ココストア もけっこう見られます。下の写真は329号沿いにあった 宜野座惣慶店 です。しかしココストアは 2015年12月1日にファミリーマートと合併したため、今後この店舗はファミリーマートになるのではないかと思われます。ココストアもなくなってしまうのかと思うとちょっと残念ですね。
 
ココストア
ココストア
     
  ぐぐっと南下して島尻郡与那原町です。ここで331号は329号と分岐します。
329号との重複区間は約 61 km ありました。長い。
 
329号と分岐
329号と分岐
     
  329号と分岐して南城市を進みます。沖縄本島南部で少し東に張り出した半島部分がありますが、その部分をぐるっと回るように進みます。天気もよく、南国っぽい雰囲気の道が続きます。
 
南城市
南城市
     
 

その東に張り出した半島部分の先端近くに「斎場御嶽(せーふぁうたき)」があります。斎場御嶽は琉球王国最高の聖地で、名前の通り斎場であったそうです。ちなみに世界文化遺産。しかしこれで「せーふぁうたき」とはなかなか読めません。(^_^)
国道沿いなので寄ってみることにします。

右の地図にも見えている「南城市地域物産館」の駐車場にクルマを止めます。ここで入場券を買って、現地まで歩いて行きます。入場券は大人 200円、子供 100円。

駐車場から入口まで約 450 m です。しかし私が行ったときには残念ながら手前の駐車場は一杯だったので、さらに 300 m ほど奥の駐車場に止めました。

     
 

そしてここが斎場御嶽入口の「緑の館」です。
以前(2005年)来たときには、この入口のすぐ横にある駐車場にクルマを止めたように記憶しているのですが、現在この駐車場は廃止され、南城市地域物産館の駐車場を利用するように変わっているようです。

入口の建物では、斎場御嶽の説明ビデオが上映されていて、係の人に見るように促されます。3分くらい。

そして建物の奥から斎場御嶽に進みます。

斎場御嶽入口
斎場御嶽入口
     
  入口の後、森の中の石畳を進みます。色々な遺跡が見られます。
下の写真は「寄満(ゆいんち)」と言われる場所で、「台所」と言う意味があるようです。ちなみにこれらの場所は斎場(拝所)なので、我々一般人は、テーブル状になっている石積みの上には登らないのが原則のようです。
 
寄満(ゆいんち)
寄満(ゆいんち)
     
 

寄満(ゆいんち)は進路の山側の一番奥にあります。
寄満へ進む進路の途中から海側へ進む道が分かれており、今度はそちらへ進むと、右の写真の場所に行きます。ここは「三庫理(さんぐーい)」という場所で、斎場御嶽で一番特徴的で有名な場所でしょうか。

巨大な岩が作る三角形のすき間の奥も拝所です。ここも本当は一般人は立ち入るべきではないのですが、ここだけは(観光のため?)特別に立ち入りが許可されているのだそうです。

この奥の拝所は、かつては上(天井)以外、周囲はすべて岩に囲まれており、天を仰ぎながら礼拝していたのだそうです。

しかしその後東側が崩落し、そのすき間から久高島が見えるようになったのだそうです。

以上、同時にここに来ていたツアーのガイドのおじさんがから聞いた内容です。私は別にツアーに参加していたわけではありませんが、写真撮る順番待ちをしている間にお話を聞かせていただきました。(^_^)/

三庫理(さんぐーい)
三庫理(さんぐーい)
     
  三庫理の奥からは下の写真のように 久高島 が望めます。平べったい島ですね。
久高島は、琉球の創世神話で創成神アマミキヨが天から降りてきた島だと言われています。
創世神話とか、森の中の斎場とか、巨大な岩の間の三角の拝所とか、何だかとても神聖な場所に来ている感じがします。
 
久高島
久高島
     
  斎場御嶽を後にして駐車場に戻ります。クルマを止めた「奥」の駐車場は、知念岬の駐車場でもあります。駐車場の先の知念岬公園や、南城市地域物産館の裏からは、とても美しい太平洋が望めます。天気が良くてよかった。(^_^)/
 
     
  この日は天気が良いこともあって、とても暑かったのです。何度あるのかと思ってクルマの外気温度計を見てみると、何と 24℃ あります。(@_@) この日は暮れも押し迫った 12 月 29 日ですよ。年末なのに 24℃!
確かに自転車で走っている高校生はみんな半袖でした。
24℃
24℃
     
 

さて、知念岬を後にします。さらに先に進むと、ルートが2つに分かれているところにやってきます。南城市玉城中山付近です。

2016 年1月時点の Google Maps では、新しい道が反映されていないようで、現道は右の地図の A → B → C と進みます。
(A → B を直接結ぶルートが Google Maps に記載されていません。MapFan では記載されています。さすが MapFan。)

それとは別に、A → E → B → D → C のルート(旧道)も残っています。

今回は、A → B → C → D → B → E → A と一周し、さらに → B → C と進みます。

     
  と言うことでまず、A 地点。E 地点への分岐には国道である旨の表記がありません。
 
A 地点
A 地点
     
  そして C 地点です。D 地点方向は右折ですが、こちらも国道である旨の表記がありません。本当にまだ国道??
 
C 地点
C 地点
     
  続いて B 地点の様子。正面を横切るのが A → C に進む331号で、B 地点はこのような立体交差です。
 
B 地点
B 地点
     
  E 地点付近です。おにぎり標識(左)とキロポスト(右)を発見。ここがまだ国道であることを語っています。
ちなみに写真は、通り過ぎて振り返りながら撮っているので、E → B 方向を向いています。
 
E 地点
E 地点
     
  そして再び A 地点に戻ってきます。左折して先に進みます。
 
再度 A 地点
再度 A 地点
     
  続いて507号です。507号は言わずと知れた(?)、最も数字の大きな国道です。
507号はこの場所が起点で、ここから那覇市へ向います。今回は507号は走りませんが、でもこうやって実際に507という数字を見るとなかなか感慨深いです。507号はいつ走りに来られるのでしょうか、、、
 
507号!
507号!
     
 

さらに先に進むと 平和祈念公園 があるのですが、その前でもルートが2つに分かれています。平和祈念公園の前を通るルート(A → C → B)と少し離れた場所を通るルート(A → B を真っ直ぐ結ぶルート)です。

どう見ても後者(A → B を直接結ぶルート)が新しい道で、そっちだけが331号で良いように思うのですが、何故か平和祈念公園の前のルートも331号なのです。

しかも Google Maps と MapFan では、両ルートーが合流する B 地点の場所が違うのです。どちらを信用すべきか、、、と言うことで、今回は MapFan ルートを通っています。(MapFan では両ルートの合流部は B 地点です。)

     
  と言うことで、A 地点です。C 地点へ向かう道が左にちょっと見えてますが、ぱっと見には気がつきません。
 
A 地点
A 地点
     
  そして B 地点。ここは要注意です。普通に考えると駐車禁止標識の向こうを左折のように思えますが、さにあらず。その手前の細い道を左に入ります。ちょっと(かなり)わかりづらい。
 
B 地点
B 地点
     
  左折した先はこういう道で、ここで大丈夫か?と一瞬思います。(^_^;)
 
曲がった先
曲がった先
     
  平和祈念公園近くでおにぎり標識を発見!やはりまだここは国道です。
 
おにぎり標識発見!
おにぎり標識発見!
     
  平和祈念公園には寄らないのでその前を通り過ぎるのですが、その前で白い塔を発見。
これは 沖縄平和祈念堂 という建物のようです。
 
沖縄平和祈念堂
沖縄平和祈念堂
     
  そして再び A 地点に戻ってきます。
旧道から新道へ切り替わった場所の常で、ここも新道側へ 90 度の角度で合流するようルートが変更されていますね。
 
再び A 地点
再び A 地点
     
 

また少し先に進むと、国道沿いに ひめゆりの塔 があります。

クルマを手前の駐車場に止めて、ひめゆりの塔に行ってみます。門を入って正面に右の写真の白い慰霊碑があります。はじめこれが ひめゆりの塔? かと思ったのですが、これは慰霊碑で塔ではありません。

ちなみにこの慰霊碑の手前には地面に穴が明いていて、資料館の中からもこちら側(地上)を覗けます。この穴は、多数のひめゆり学徒隊の生徒や軍関係者が亡くなった壕(伊原第三外科壕)の跡なのだそうです。

慰霊碑
慰霊碑
     
 

慰霊碑の右手前に ひめゆりの塔 があります。
あまり大きな塔ではないので、言われないと気がつかないかもしれません。

この慰霊碑・ひめゆりの塔の左奥に「ひめゆりの塔平和祈念資料館」があり、様々な資料が収蔵されています。入館料 310 円。

例によってあまり時間が無いので、資料館の中は駆け足で見たのですが、この資料館はなかなか素晴らしいです。日本人だったら 広島平和記念資料館 とここは、一度は見ておくべき場所かもしれません。

ひめゆりの塔
ひめゆりの塔
     
  ちなみに、門の手前には左のような献花販売店があり、お花を 200 円で買えます。慰霊碑の前に献花します。
またすぐ隣に右のような土産品店(姫百合民芸品センター)があり、シーサー がたくさん置いてあります。シーサーは沖縄の色々なところで買えるのですが、実は Made in China のものが多いのです。特に小さいヤツ。この姫百合民芸品センターでは、地元の窯で焼いたシーサーがたくさん売られています。是非シーサーは地物を。(私も一組買いました。)
 

献花販売店献花販売店

民芸品センター
民芸品センター
     
 

ひめゆりの塔を後にします。あと少しになりました。

ひめゆりの塔のあたりがちょうど沖縄本島の南端に近いあたりです。331号はここから本島西岸に出て、その後那覇市まで北上します。しかしこの最後の部分で、またルートが2つに分かれています。

右の地図の A → B が現在の主ルートと思います。
そして A → C → B のルートがたぶん旧ルートでしょう。

今回は A → B → C → A と1周することにします。

  と言うことで、A 地点なのですが、ここ、C 地点へ向かう道が良くわかりません。300 m 先の交差点???
とりあえず直進でバイパスへ進みます。
 
A 地点
A 地点
     
 

しかし実はこのバイパス、かなり混むのです。特に北半分。バイパスの北半分は海沿いを橋で走ることになるのですが、現在は片側1車線で、側道からの合流が何箇所かあり、その場所でぐっと混んでしまいます。片側2車線にすべく工事中なので、将来的にはもう少しスムーズに走れるようになると思われますが、現時点だと、ひょっとして旧道(A → C)の方が速いんじゃなかろうか、みたいな感じになっています。だんだん日が落ちてくるので、ちょっと焦り気味で先に進みます。(^_^;)

下の写真は B 地点の手前で、この一つ先の交差点を右折します。

 
B 地点手前
B 地点手前
     
  右折した先では、那覇空港自動車道への分岐があります。右へ外れると那覇空港自動車道。ここは直進です。
 
那覇空港自動車道
那覇空港自動車道
     
  そして名嘉地交差点です。331号はここを右折。右上に見えているのは那覇空港自動車道の高架です。
 
名嘉地交差点
名嘉地交差点
     
  C → A 区間を南下します。豊見城市渡橋名(とみぐすくしとはしな)付近です。
 
豊見城市渡橋名
豊見城市渡橋名
     
  そして A 地点に戻ってきます。でもバイパスへ戻るのはちょっと複雑なのです。
C → A と進んできた道をそのまま末端まで行くと、確かにバイパスへ合流するのですが、ここは南向きにしか行けません。バイパスには中央分離帯があり、ここから右折はできないのです。
 
バイパス(南下方向)へ合流
バイパス(南下方向)へ合流
     
  一度南へ進んでUターンという手もありますが、、、
末端まで行く手前にローソン 糸満真栄里団地前店 があり、そこの信号(真栄里(北)交差点)を右折するとバイパスに北向きでも合流できます。一般的には真栄里(北)交差点で曲がれば良いのですが、私はあまり一般な人ではないので(^_^;)、一応末端まで歩いて往復して、クルマでは真栄里(北)交差点からバイパスに戻りました。ちなみに、ローソン糸満真栄里団地前店は現時点で日本最南端のローソンなんだそうです。
 
真栄里(北)交差点
真栄里(北)交差点
     
 

A → B のバイパス区間を再び走り、さらに先に進ます。
続いて那覇空港(&航空自衛隊那覇基地)の横を通り過ぎると、322号が左から合流してきます。322号は合流方法が複雑で、北向きはこの信号の交差点(垣花(かきのはな)交差点)で左から合流してきます。反対方向(南向き)はずっと先から正面の高架に進み、高架でこの交差点を右から左へ進んだ後、左方でもう1方の車線と合流するようですね。

 
322号
322号
     
  332号が合流してすぐに明治橋(南詰め)です。起点のキロポストが立っています。
 
起点のキロポスト
起点のキロポスト
     
 

さらにここには、立派な標柱が中央分離帯に立っています。

ちなみに上の起点のキロポストとこの標柱は、331号走行時ではなく、58号を走った時に撮ったものです。標柱とその周辺については、こちらの 元標・標柱のページ にも記載していますので、そちらもご覧ください。

標柱
標柱
     
  そして明治橋の北詰めに「明治橋」交差点があります。58号パート2 のページや、標柱のページ でも書きましたが、331号の起点は「明治橋」ですが、それは標柱のある南詰めなのか、北詰めの「明治橋交差点」なのか、判然としません。標柱とキロポストを信用すべきなのでしょうか。謎です。
 
明治橋交差点
明治橋交差点
     
 

ところで、沖縄には鉄道はありませんが、モノレールが走っています。ゆいレール と言います。この明治橋交差点からは、右の方にそのレールが見えます。ちょうど走ってきたので、撮影しました。2両編成。コンパクトでカワイイですね。

ゆいレール
ゆいレール
 

これで331号は終了です。
331号は道路と言うより、後半の斎場御嶽やひめゆりの塔等の印象が強いですね。沖縄の歴史が感じられます。これら以外にもいろいろ興味深い場所があるようですが、残念ながら観光旅行ではないのでそんなにたいした場所には行けません。(^_^;)
それから沖縄は、ルートが分かれている部分が多いです。前の国道の58号もそうでしたし、331号と重複していた329号区間、そして331号のやはり後半。バイパスへの代替わりの途中でしょうか。

  次は、390号です。  

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