●国道58号 | パート2 |
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続いて58号パート2、沖縄本島編です。 |
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奄美大島から沖縄本島へは、マルエーフェリー で渡ります。船は、右の写真の「あけぼの」です。 奄美大島名瀬港を 5:30 に出発します。しかし1時間前に手続き開始なので、4:30 頃に名瀬港に行きます。と言うことは、この日は 3:30 頃には起きていました。早い、、、 那覇港にはこの日の夕方 19:00 頃到着の予定です。そのため、今回は特別に部屋を取らず標準の2等船室で行きます。料金は 54,000円(2等船室分は車両搬送に付属です)。なお、名瀬港ではカード払いができないので、現金で支払います。 |
フェリーあけぼの |
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2等船室は左の写真のような雑魚寝タイプです。でもそれぞれ仕切りが付いていて、プライバシーにそれなりの配慮があります。また、ご飯は食堂で食べられます。朝食も何種類か選択できます。フェリーあけぼのではご飯やおかずを個別に注文するタイプです。このときは焼き魚を選択。写真の真ん中の焼き魚の皿だけで確か 370円だったかな。合計で 700 円くらいになります。ちょっと魚が小さい。(-_-;) | |||
2等船室 |
朝食 |
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一つ目の寄港地は徳之島の亀徳港です。9:00 頃です。 フェリーの上から見るとこのような様子です。 人が乗り降りし、荷物の積み下ろしが行われます。 |
亀徳港 |
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荷物はフェリー後部のハッチが開いて、積み下ろされます。 右の写真の鉄製のハッチが港側へ展開して、埠頭に設置してある鉄製の「受け」の上に接続し、その上をフォークリフトが行き来します。 |
後部ハッチ |
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埠頭側に設置してある鉄製の「受け」部分は埠頭に固定してあるのかと思いきや、何と3分割されていて、それぞれをフォークリフトでフェリー出港後に片付けるのです。つまりフェリー到着前に所定の位置に毎回寸分違わず設置し、用済み後はさっさと片付けてしまうのです。。。(^_^;) | |||
荷物の積み下ろし |
片付け |
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荷物の積み下ろしも終了し、徳之島を出港です。 徳之島に比べると、待合室の建物が小さくなりましたね。 |
和泊港 |
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和泊港を出た後、しばらくして昼食です。 今回はラーメンを選択。500円です。 正直味には期待していませんでしたが、これは結構うまい。ちなみにお茶も案外うまいです。(結構とか、案外とか失礼(^_^;)) |
昼食 |
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続いて与論島の与論港に到着。13:40 頃です。 |
与論港 |
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一つ上の写真でもわかりますが、中央付近にたくさん人が集まっていて、お見送りのようです。 と思うと、中学生くらいと思しき子供たちが大量に乗り込んできました。みんな手にテープを持っています。 と思っていると、出港と同時にフェリーから埠頭側へテープが投げられ、このような状態に。 いつかどこかで見たことのある風景ですが、実際に遭遇してしまいました。壮観です。 ちなみに、埠頭側で見送っている人たちが持っている横断幕には「ヨロン・おきなわ音楽交流祭 お疲れ様でした!!」と書かれています。 |
テープ |
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与論島の後はもう那覇かと思っていたのですが、もう一ヶ所寄港地がありました。沖縄本島北部の本部港です。到着は 16:30 頃でした。 ここは人が乗り降りするところと言うより荷物の積み下ろしが主であるようです。あまり人がいません。 |
本部港 |
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本部港を出た後、定刻の 19:00 頃に那覇港に到着です。 名瀬港で乗り込んだときにはもう何台かあったのですが、途中で降りてしまったようです。 ただ、いずれにしても、名瀬→那覇に、フェリー使ってクルマで移動する人は少ないようですね。当たり前か。(^_^;) この日はそのままホテルに直行して寝ます。 |
車両甲板 |
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日付が変わって、28日になりました。さっそく58号のスタート地点に行きたいと思うのですが、、、 58号の沖縄本島区間は、ルートが複数に分かれているところが多数あります。また、那覇市内に単独の58号区間があります。なんでここが58号? と思わないでもないですが、しょうがありません。 ということでまずその単独区間に向かいます。右の地図の A → B の区間で、Goole Maps 上では「那覇西道路」、下の案内標識では「西海岸道路」となっています。 |
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下の写真が A 地点で西海岸道路へ進入する直前の様子です。交差点を直進です。ちなみに見ての通り朝から雨です。 | |||
西海岸道路 |
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この西海岸道路区間は約 2.7 km で 3分ほどで走行終了です。しかもスタート直後国場川をくぐるトンネルになってしまい、トンネルを出たらすぐに332号との交差点(B 地点)に至って、終了してしまいます。下の写真は西海岸道路の出口側から撮ったもので、左右に走るのが332号、正面が58号です。 | |||
西海岸道路出口 |
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西海岸道路を走行の後、332号経由で58号(本命ルート)のスタート地点の明治橋に向かいます。明治橋は国場川にかかる橋で、南側から進入します。「明治橋」という名前の交差点は橋の北側の交差点なので、そこがスタート地点かと思いきや、橋の南側の中央分離帯にこのような標柱が設置してあるではありませんか。 標柱1が南から見たもので「58」と記載。標柱2が北から見たもので「331」「332」と記載されています。 58号と332号はここが終点、331号はここが起点です。起点・終点はともかく、進行方向から見てここから先が58号、331/332号、という意味ですね。 |
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標柱1 |
標柱2 |
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そして明治橋を渡ったところが「明治橋」交差点です。 ちなみにこの交差点は329号の終点でもあり、交差点の右折方向は329号です。 |
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明治橋交差点 |
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そして明治橋交差点のすぐ北側が旭橋交差点です。ここは390/330号双方の終点です。 | |||
旭橋交差点 |
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那覇市内の58号は結構混んでいます。ダラダラと進みます。 そしてちょうど浦添市と宜野湾市の境目あたりでルートが2つに分かれます。右(A → B → C)が通常ルート、左(A → D → C)がバイパスのようです。 ルートの形状からして A → B → C がバイパスに見えますが、そうではありません。 |
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右ルートと左ルートの分岐点は、交差点になっているわけではありません。下の写真の牧港(南)交差点の先で、高架に進むと右ルートに行ってしまい、側道に進むと左ルートへ分岐する交差点に進みます。左はバイパスなのに、左ルートへの分岐は、やはりあまりバイパスっぽくないですね。ここではまず直進。 | |||
バイパスとの分岐点 |
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そして C 地点。ここで左折して D 地点方向へ進みます。 | |||
C 地点 |
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宜野湾バイパスを南下します。バイパスだけあって広い道が続きます。 | |||
宜野湾バイパス |
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と思っていると、スルスルと右ルートに近づきます。そして下の交差点で右ルートに合流です。正面を横切るのが右ルートの高架で、右折または左折で高架の側道に進み、その後、下りてきた高架と合流です。ここでは左折して先に進みます。 詳細はわかりませんが、将来宜野湾バイパスはさらに海沿いを南に延伸して、こことは違う場所で58号に合流するように変わるのでは無いかと思われます。それほどこの場所の合流は不自然に感じられます。 |
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右ルートへ |
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続いて読谷村です。ここでもルートが2つに分かれています。 今回は、まず E まで進み、A → B 区間、C → D 区間を走り、F で58号に復帰、と進むことにします。 ここもよくわかりませんが、いずれ A → D の区間が完成し、上下に延伸し、58号本線になるのでしょうか。 |
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ということでまず E 地点です。 | |||
E 地点 |
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この場所で下のようなキロポストを発見。文字が剥げていて何だかよくわかりませんが、91.9 km のようです。58号では、こんな感じの痛んだキロポストが多いですね。右下は 116.4 km 地点のものですが、これなんか国道の表示部分まで剥げています。 | |||
91.9 km |
116.4 km |
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E 地点の曲がり角のところに道の駅があります。喜名番所 です。この趣ある建物が道の駅?でしょうか。 「読谷山村役場」とありますね。かつての村役場を再利用しているのでしょうか。ちょっと他の道の駅と雰囲気が全然違い、これが道の駅か?と思える道の駅です。 |
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道の駅喜名番所 |
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A 地点です。ここを左折です。しかしこの先が国道であることを示すものは何もありません。 | |||
A 地点 |
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そして B 地点。ここは直進して、細い道をクネクネ走り、C 地点へ向かいます。 | |||
B 地点 |
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そして C 地点。ここを左折です。この時を前後して、突然雨が激しくなってきました。 なお、道路は工事中で、少し右に回り込んでから左折することになります。 |
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C 地点 |
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D 地点へ向かう途中でおにぎり標識を発見。「バイパス」とあります。 | |||
C 地点から D 地点の途中 |
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そして D 地点です。この信号を左折して、F 地点で58号に復帰です。 | |||
D 地点 |
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続いて恩納南バイパスです。この場所でもルートが2つに分かれています。 右の地図の A → B が恩納南バイパスです。現時点では B までですが、これもたぶんそのうちもっと先まで延伸して、こちらが58号本線になるものと思われます。 今回は A → B → C → A と一周して、また → B → C と進むことにします。 |
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というわけで A 地点です。右折方向は右斜め前の恩納南バイパス方向の他、右斜め手前に曲がる県道73号方向があります。 | |||
A 地点 |
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恩納南バイパスに乗るとこんな感じです。歩道がとても広いです。 | |||
恩納南バイパス |
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そしてほどなく B 地点。左折して C 地点へ向かいます。 | |||
B 地点 |
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C 地点へは坂道を下りていくことになります。坂道の向こうには海(東シナ海)が広がります。この日は残念ながら雨でしたが、晴れていたら素晴らしい景色だったかもしれませんね。。。 | |||
C 地点 |
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C 地点から A 地点へ戻る途中で珍しいファミリーマートを発見。これは「恩納たんちゃ店」です。なんと屋根が沖縄っぽい。しかもちゃんとシーサーもいますよ。(^_^)/ ところで「たんちゃ」って何だ?と思ったのですが、これは地名ですね。「谷茶」書いて「たんちゃ」と読むようです。 |
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ファミリーマート恩納たんちゃ店 |
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そして再び A 地点へ戻ります。バイパス方向(左斜め手前)へ左折です。 | |||
再び A 地点 |
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恩納南バイパスに続いては、恩納バイパスが出てきます。 右の地図の A → B → C が恩納バイパスです。 |
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と言うことで、A 地点です。直進します。 | |||
A 地点 |
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ここもバイパスだけあって広い道が続きます。 | |||
恩納バイパス |
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そして C 地点です。ここはまず左折。 | |||
C 地点 |
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そして再び A 地点の手前。やはり左折してバイパス方面です。 | |||
再び A 地点 |
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道路端にこのような支柱形キロポストがたくさん立っていますが、58号のものはくたびれたものが多いです。このキロポストも、上の方が激しく損耗していて、本来58号の標識が見えていなければならないところが完全に剥げています。 | |||
キロポスト |
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続いて名護市です。 通常の58号は A → B → C → D と進んでさらに北上します。しかし D → E の区間も58号なのです。この区間は、ほぼトンネル2つで構成されるルートですが、名護東道路と言うようです。 やはり将来的にはこのルートが南へ延伸して、58号は名護市街地を通らなくなるものと思われます。 |
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またまた A 地点です。ここは直進します。右折で329号。この交差点は329号の起点です。 | |||
A 地点 |
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続いて B 地点。緩やかにカーブしながら、その角で449号が分岐していきます。この交差点は449号の終点です。 | |||
B 地点 |
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続いて C 地点。ここからも449号の別ルートが分岐していきます。こちらは名護バイパス。 449号はいずれこちらが本線になるのではないでしょうか。58号は直進です。 |
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C 地点 |
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そして D 地点。しかし右折方面は名護東道路とありますが、58号との表記はありません。 | |||
D 地点 |
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名護東道路を一気に南下し、329号に至ります。現時点ではここまで。 | |||
E 地点 |
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南側を見ると建設中のトンネルが見えます。名護東道路はいずれこの先へ延伸するのでしょう。 この交差点を右折して一旦329号に乗りすぐに引き返します。そして再び名護東道路経由で D 地点まで戻り先に進みます。 |
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工事中 |
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続いて505号が分岐していきます。505号はこの交差点が終点です。 | |||
505号が分岐 |
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58号は言わずと知れた、いくつかの島を通る国道です。 沖縄にはうるま市に 宮城島 という同じ名前の島があるのですが、ここで出てくる宮城島はその宮城島ではなく、国頭郡大宜味村にある 宮城島 で、もっと小さな島です。 58号はこの宮城島をかすめるように通過します。 |
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宮城島に渡る南側の橋は宮城橋です。下の写真は宮城橋の手前の様子です。 | |||
宮城橋手前 |
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宮城橋から宮城島を見た様子です。正面に見えている川のようなところが沖縄本島と宮城島を隔てる水路です。 | |||
宮城橋 |
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そしてこちらが宮城島から向こう岸へ渡る塩屋大橋です。 58号が通過する4つ目の島「宮城島」に渡る、と言うことでしたが、こんな感じで、一瞬で通り過ぎます。(^_^;) |
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塩屋大橋 |
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宮城島を過ぎて少し進んだ場所で、331号が分岐していきます。331号はここが終点です。 | |||
331号が分岐 |
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ところで、沖縄はレンタカーが多いのです。 レンタカーというと「わ」ナンバーですが、しかし最近、沖縄では「わ」ナンバーが枯渇したとのことで、「れ」が使われるようになっているのです。今回も「れ」ナンバー、たくさん見かけました。(通常クルマのナンバーが読めそうな写真は加工して掲載していますが、これはどちらもレンタカーで、ナンバー載せても問題なかろうと思うので、そのまま掲載します。) |
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「れ」ナンバー |
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沖縄の家屋はやはり何となく本土の家屋と違うように感じられるのですが、それでも一般的な家屋はそんなに特長があるわけではありません。でもたまに、こういう伝統的な屋根の家屋が見かけられます。とても沖縄的でちょっと良いですね。(実際住んでる方は不便なところもあるのかもしれませんが、、、) | |||
伝統的な家屋 |
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大宜味村から国頭村に入り、どんどん北上します。どんどん寂れた感じになります。(^_^) するとこんな標識を発見。何も記載がありません。なんだこれ。これから何か書くのかもしれません。 |
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のっぺらぼう |
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さらに北上します。雨は大したことありませんが、かなり強い風が吹いています。打ち寄せる波もかなり高いです。 | |||
嵐 |
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58号は沖縄本島最北部近くまで北上し、ぐるっと回って少し南下します。ぐるっと回って少し南下したあたりでこのような看板を発見。このあたりではヤンバルクイナとの衝突事故が多いらしいです。注意! | |||
ロードキル多発地帯 |
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そして国頭村奥に到着。ここがゴール地点です。 ここは左右に川(奥川)が流れていて、それを渡る橋(奥橋)が架かっています。58号はこの奥橋の手前までです。 橋の手前には、左側に記念碑があり、左右にキロポストが立っています。 |
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58号ゴール |
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橋の左側の様子です。 | |||
左側 |
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記念碑を拡大したのが下の写真です。 写真でも字は読めると思いますが、一応右に転記しておきます。 |
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ここではご丁寧なことに、道路の両端に起点を示すキロポストが立っています。(0 km じゃなく、Origin との記載ですが。) | |||
起点(左) |
起点(右) |
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そして橋には貼り付け形のキロポスト。 左側は県道70号のもの、右側が国道58号のものです。58号のものは最近張り替えられているっぽいですね。以前のものに比べて左右に短くなっているようです。かつてのものにはどのように書かれていたんでしょう。 |
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橋を渡った向こう側です。 | |||
橋の向こう |
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ここにもヤンバルクイナの「とび出し注意」。 幸か不幸か(?)私はヤンバルクイナに遭遇することはありませんでした。 |
とび出し注意 |
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ところで、沖縄のお墓はちょっと特徴的なのです。下のようなものがお墓です。何だか家みたいですね。 単独で立っているタイプや、後ろの山の中に埋め込まれているようなタイプがあります。単独タイプは「破風墓」または「屋形墓」。埋め込み型は「亀甲墓」と言われるようです。このへんは こちら が詳しいです。 このお墓は58号の起点のすぐ近くにあったものですが、58号走行中に、結構色々な場所で見られます。 |
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お墓 |
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この日はこのあと名護市まで戻るのですが、その前にちょっと辺戸岬に寄ってみます。辺戸岬は沖縄最北端の地です。 | 辺戸岬 |
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辺戸岬ではいわゆる記念写真スポットがありました。 | |||
写真スポット |
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岬北端には右のような「祖国復帰闘争碑」が立っています。 |
祖国復帰闘争碑 |
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そして海の向こうには島が見えます。これは与論島?でしょうか? | |||
与論島? |
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この日の行程はこれで終了で、名護市まで戻って宿泊です。 |
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次は、58号パート3です。 | |||
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