国道256号
パート2

  続いて次の日、256号後半戦のスタートです。前日終了した弥栄橋交差点に南から進入します。
 
256号2日目スタート
256号2日目スタート
     
  そしてしばらく19号と重複します。
 
19号と重複
19号と重複
     
  19号とは約 7 km 重複した後分岐します。下の写真はその分岐点の妻籠(つまご)宿入り口交差点です。ここを右折。
 
19号から分岐
19号から分岐
     
  交差点の名前にある通り、右折した少し先には 妻籠宿 があります。妻籠宿は近くにある 馬籠宿 とともに中山道の宿場町で、昔の町並みが保存されています。馬籠宿は国道から少し離れているので今回は行っていませんが、妻籠宿は国道に隣接しているのでちょっと寄ってみました。なかなか魅力的な場所です。こんな感じ。
 
妻籠宿1
妻籠宿1
     
  これは旅館でしょうか。ちょっと懐かしい雰囲気ですね。妻籠宿はいろいろ素晴らしいです。たくさん写真撮ってしまった。(^_^;)
 
妻籠宿2
妻籠宿2
     
 

妻籠宿を後にして先に進むと、今度は153号と合流します。しかしここ、ちょっとヘンなのです。下の写真の案内標識では、この先で153号が2方向に分かれているように見えますが、写真の右に向こうから来る道(「止まれ」とあるところ)もありますよね。

実際にはこの先は右の地図のように丁字路で153号と交差するのですが、その交差点で153号側から256号へは進めないのです。153号を西進しながら256号に進むには、右の地図の右端で先に153号から分岐(一方通行)し、153号の下をくぐって256号に合流します。合流してきているのが下の写真の「止まれ」のある道路です。

 
153号に合流
153号に合流
     
  上の写真を撮った付近でこんなおにぎり標識を発見。
 
のっぺらぼう
のっぺらぼう
     
  これはたぶん256号のおにぎり標識なんでしょうけど、拡大しても何も書いてありません。ボロボロの標識でも、それとなく文字が見えていたりするものですが、この標識には文字の跡さえまったく見えません。(@_@)

のっぺらぼう拡大のっぺらぼう拡大

     
  153号との重複になった直後、中央自動車道と交差します。
 
中央自動車道と交差
中央自動車道と交差
     
  続いて中央道の飯田山本IC入口を通り過ぎます。ICへはこの交差点を右折で、その後右をぐるっと回って正面の高架で国道を渡り、左方で中央道に合流します。ここはもちろん直進。
 
飯田山本IC入口
飯田山本IC入口
     
  さらに進むと、中央道と交差します。これで中央道の北側に出ます。
 
中央道と交差
中央道と交差
     
  続いて153号が分岐します。ここまで153号とは約 10 km の重複でした。
 
153号が分岐
153号が分岐
     
  次にまた中央道と交差し、今度は中央道の東側に出ます。
 
再び中央道と交差
再び中央道と交差
     
 

中央道をくぐって向こう側に抜けると、またちょっと変な場所があります。

256号は右の地図の左下から出てきて A 地点までやってくるのですが、突然右折させられ、B 地点まで進みます。国道は一時ここで途切れてしまい、県道15号となった後、C 地点から再び国道256号に戻ります。何とこの区間国道は繋がっていないのです。

地図で見る通り、A → C と進むのが昔のルートだったようですが、今後ここはどうなるんでしょうね。

  これが A 地点です。アスファルトの色が変わっていて、最近右折するように変わっていることがわかります。
 
A 地点
A 地点
     
  A 地点を真っ直ぐ進んだ先の様子です。工事中で行き止まりです。
 
A 地点の先
A 地点の先
     
  行き止まり付近から C 地点方面を見るとこんな様子です。左に二連のアーチが見えていますが、あの上を左右に道路が通るのでしょうか。そしてアーチの少し先あたりが C 地点です。
 
C 地点
C 地点
     
  ちょっと戻って B 地点。正面を横切るのは県道15号で、ここは左折します。
 
B 地点
B 地点
     
  続いてJR飯田線と交差します。少し左に飯田駅があります。
 
JR飯田線と交差
JR飯田線と交差
     
  そしてその飯田駅前付近まで進み、151号に合流します。写真では奥に見えている信号の交差点(中央通り二・三丁目交差点)を右折です。ちなみに151号は、この中央通り二・三丁目交差点の一つ(160 m)西の、中央通り三・四丁目交差点が起点です。256号側から見ると、合流した左側に 160 m だけ151号があるので、なんだかちょっと変な感じ。
 
151号に合流
151号に合流
     
  右折した後は151号と重複してしばらく進みます。
 
151号と重複
151号と重複
     
  続いて153号と交差しますが、この場所実は153号は2ルート並列に走行しているので、2回交差します。一つ目は正面の信号の交差点で、二つ目は奥に見えている高架です。
 
153号と交差
153号と交差
     
  続いてまた飯田線と交差します。今度は踏切。
 
再び飯田線と交差
再び飯田線と交差
     
  そして151号と分岐します。ここまで約 3.5 km の重複でした。
 
151号から分岐
151号から分岐
     
  そしてまた飯田線と交差します。飯田線とは3回目。この後は飯田線から離れていきます。
 
またもや飯田線
またもや飯田線
     
  少し進むと天竜川を渡ります。渡った先で256号は右折します。右折した先は天竜峡となっていますが、ここから本日の核心部の山の中へと進みます。(^_^;)
 
ここから山の中へ
ここから山の中へ
     
  続いてルートが2つに分かれている場所が出てきます。右の地図の場所で、A → D と進むのが現ルートですが、A から → B → C と進むルートもあるのです。A → B → C → D が昔のルートのようですね。
  ここが A 地点の様子ですが、案内標識などはなく、正面奥におにぎり標識が見えているので、普通は直進するでしょう。右折も256号なので、ここはまず右折します。
 
A 地点
A 地点
     
  続いて B 地点付近です。左を川が流れていますが、これを渡った先をそのまま直進すると県道83号で、A → D ルートの途中にぶつかります。渡った先を右へ進むと、案内標識ではやはり県道83号のように表示されています。でももうちょっと先(C 地点)までは国道となっているようなのです。
 
B 地点
B 地点
     
  そして C 地点までやってきます。ここから先はもう行けないようです。
写真では右に立派な高架が見えていますが、474号です。
 
C 地点
C 地点
     
  A 地点まで戻り、D 地点方向へ進みます。途中、474号と交差します。
一つ上の写真を撮った場所は、今走行中のこの道路の右下の方にあります。
 
474号と交差
474号と交差
     
  A 〜 C に比べて A 〜 D は随分良く整備されていてとても走りやすい道です。
次の写真は D 地点の様子で、ここを左折すると474号へ進みます。
 
D 地点
D 地点
     
  さらに進むと、ついに核心部です。
クルマで行けるのは右の地図の B 地点まで。B 地点まで行ったあとは引き返して県道83号、251号経由で経由で C 地点まで進みます。
  B 地点に近づくと、「此の先行き止まり」の看板が現れます。
 
此の先行き止まり
此の先行き止まり
     
  さらに進むとまた「此の先行き止まり」看板です。道もぐっと狭くなります。
 
此の先行き止まり2
此の先行き止まり2
     
  この後かなり道が狭くなります。そしてしばらく進むと 一番の観音様 という神社(?)があります。ここには水飲み場や、奥にちょっとした広場があります。しかしここから先は本当に何も無くなるので、普通一般人が来るのはここまででしょう。
 
一番の観音様
一番の観音様
     
  一番の観音様を後にして先に進むと、どんどん森の中へ入っていきます。
 
さらに先へ
さらに先へ
     
  路面はとても荒れていて、近年まれに見る(謎)、ヒドい道です。(@_@)
 
荒れた路面
荒れた路面
     
  そうこうするうちに、B 地点に到着します。
     
  B 地点では正面にゲートがあって、この先は進めません。「この先は通行出来ません」という看板が立っています。
 
ゲート
ゲート
     
  しかしよく見ると、ゲートには「開けたらすぐ閉める!」と看板があり、ゲートは開けられるようです。この先、歩いては行って良い、ということでしょうか。
 
ゲート2
ゲート2
     
  ゲートの左側にこんな標識が立っています。上におにぎり標識があっても良さそうな雰囲気ですが、よく見ると小さなおにぎり標識が貼ってあります。ちょっと汚れていて良く読めませんが、「国道ML 97 SINCE」とあるようです。これは 437号 でも発見した 国道ML のシールのようですね。
 
飯田市越久保
飯田市越久保
国道ML
国道ML
     
  ところで、上の地図でもわかる通り、この場所の直進方向は国道ではありません。256号は左方向なのです。左方向を見ると未舗装路が続いていますが、やはりゲートがあります。「開けたら閉める!」もありますね。
 
こちらが256号
こちらが256号
     
  さらに右側を見ると、やはり未舗装路ですが、こちらはゲートがありません。こちらへ進むと山を下りていくようです。
 
右側
右側
     
  さて、256号のゴール付近へ向かうのですが、そのまま先へは進めませんので、B 地点から引き返します。またあの細いヒドい道を戻るのかぁ〜。(+_+) とはいえ、対向車はほぼ 100% 心配する必要なく、また、ほんとに狭いところは B 地点から 2 km 程度なので、案外すぐに戻れます。
というわけで県道83号まで戻り、北へ外れた後、県道251号で戻って来ます。その後、そのまま251号を進むルートと474号→152号と進むルートが選択できますが、ここではそのまま県道251号を進むことにします。
下の写真は県道251号と国道474号が交差する付近ですが、上空を巨大な道路(474号)がループしています。これまで山の中の細い道を進んできて、いきなり上空にこんな道路が出現して、ちょっとビックリ。
 

474号
474号

     
  県道251号もなかなか細い道で、まさに「険道」といって良いでしょう。251号は途中赤石峠を 赤石隧道 で超えますが、赤石隧道も細いトンネルで、中では離合不能ですね。
 
赤石峠
赤石峠
     
  そして C 地点へ向かいます。ところがどこが C 地点なのかよくわからないのです。右側にちょっと開けたところがあったので、ここか? と思ったのですが、地図で見ると少し違うようです。行きすぎてしまったか?
 
C 地点?
C 地点?
     
  地図で確認すると、ここで国道は県道251号に繋がっていないのです。国道は山の中で止まっているのですね。
     
  さっきの場所より少し引き返してきました。Google Maps で位置を確認するとこのあたりが C 地点のようです。ということはこの右の山の上の方に256号の末端があると言うことか。道らしき物はまったく見えず、右はほぼ崖ではありませんか。(^_^;)
 
C 地点
C 地点
     
 

C 地点はまだ256号の終点ではありません。C 地点からさらに先へ約 3 km 進んだ所に、ちょっとだけ256号があり、そこが終点(D 地点)なのです。

もう一度記号を付け直しますが、右の地図の B → A → C → D がその残りの区間です。全長約 350 m です。どうしてここに 350 m だけの区間が独立しているんでしょうね。先の 3 km 前の C 地点と繋いでしまっても良いと思いますが、、、

しかも県道251号を進んで出てくるのは A 地点なのです。素直に進むとそのまま → C → D なのですが、川を渡って B 地点まで進む短い区間もあるのです。なんだか変なの。(^_^;)

     
  ここが A 地点から川(伊藤沢川)を渡る橋の方向を見た様子です。
 
A 地点
A 地点
     
  川を渡って B 地点の様子です。アスファルトの色が変わっているところまでが国道ですね。昔はこの先から国道がやってきていたのでしょうか。
 
B 地点
B 地点
     
  A 地点から C 地点へ向かいます。久しぶりにセンターライン出現。正面の交差点を左折します。
 
C 地点
C 地点
     
  そして上村川を渡り、152号に到達してゴールです。
 
256号ゴール
256号ゴール
 

これで256号は終了です。418号 の終了時も思いましたが、152号に到達すると、なんだか随分遠くまでやってきたなぁと言う感じになりますね。南アルプスのすぐ側です。

256号の2日目は約 70 km 程なので、何だ簡単じゃん、と思っていましたが、結局終了は 17:30 頃になってしまいました。総走行距離は 110 km 程度でした。ちなみに1日目ページの頭の表の「飯田市着」は、クルマで行ける限界点までの時間で記載しています。なお、クルマで通れなかった最後の区間はもう今後整備されることはないような気がしています。近くに巨大な474号が整備されつつあるので、こっちができた暁には、最後は474号に重複となって終了、となるのではないでしょうか。(果たしてどうなるんでしょうね。)

  次は、398号です。  

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