国道238号
238号
 
起点 北海道網走市
終点 北海道稚内市
総延長 327.3 km
 
スタート 2010年09月21日 8:15 頃
ゴール 2010年09月21日 16:45 頃
所要時間 約 8.5 時間(逆走)
平均速度 約 38.5 km/h

 

次は238号です。
238号は北海道網走市の大曲1交差点から始まり、北海道北東部をオホーツク海に沿って北上し、宗谷岬を通過し、稚内市で40号に突き当たって終了するまでの 327.3 km です。

この国道も長い国道です。
逆走します。

 

スタートに先立ち、本日のスタート地点(稚内)にあるノシャップ岬まで行ってみました。

 

     
 
ノシャップ岬
ノシャップ岬
稚内恵山泊漁港公園
稚内恵山泊漁港公園
     
 
南極越冬隊資料展示コーナー
南極越冬隊資料展示コーナー

ノシャップ岬:ここからは利尻島が望めます。
稚内恵山泊漁港公園:小さな公園があります。
南極越冬隊資料展示コーナー:閉まってました。時間が早かったからでしょうか。
稚内灯台:白と赤のストライプのよく目立つ灯台です。

稚内灯台
稚内灯台
   
  さてそれでは238号のスタートです。
稚内の市街地を通り過ぎ、40号が90度に曲がる潮見5丁目交差点が本日のスタート地点です。
 
238号スタート
238号スタート
     
  スタートしてしばらくは、宗谷湾沿いを進みます。何にもない(笑)。
あ、いや空港がありますね。稚内空港。ちょうど下の写真の右側が稚内空港の滑走路の末端付近です。
 
宗谷湾沿い
宗谷湾沿い
     
  標識を発見したので早速撮影。左はスタンダードなヤツ。右はその下に巻き付けてあるヤツです。
 
スタンダードな標識
スタンダードな標識
ポールに巻き付けてある
ポールに巻き付けてある
     
  そしてほどなく日本最北端、宗谷岬に到着です。
 
宗谷岬
宗谷岬
  宗谷岬には、この日にちょっと寄っていきましたが、実は前日 275号 を走った後、稚内に向かう途中にも寄っています。以下の写真は、この日と前日に撮った写真が混ざっています。
238号と宗谷岬
238号と宗谷岬
     
 
日本最北端の地
日本最北端の地
     
 

これが最北端の証し、日本最北端の地の碑です。
これ見ると、ついに来たな〜、って気になります。

背景の水平線の右側には、かすかにサハリン(旧樺太)が見えていますね。

最北端の地の碑拡大
最北端の地の碑拡大
   
  拡大してみたのがこれです。
 
サハリン
サハリン
     
  日本最北端の地の碑のすぐそばに、日本最北端のお店があります。土産屋さんなんですが、ここでは「日本最北端到達証明書」を発行してくれます。発行時に日付&時刻入りの判子を押してくれます。確か 100 円くらいだったかな。(道の反対側の他の店でも買えるかもしれません。でも私は「最北端の店」で買いたい。笑)
 
日本最北端の店
日本最北端の店
     
  そして隣には、日本最北端のトイレがあります。
忘れないように利用しました。笑
日本最北端のトイレ
日本最北端のトイレ
   
 

駐車場の反対側へ渡り、後ろの丘に登ります。ここは公園になっています。
登る途中で駐車場を振り返ってみました。真ん中ちょっと左が日本最北端の地の碑、右に日本最北端のトイレ、そして写真には写ってませんが、右外に日本最北端の店があります。

 
駐車場全景
駐車場全景
     
 

丘の上に登ります。

右のような建物の残骸が目に付きます。これは、明治35年(1902年)に建設された、ロシア(旧ロシア)を監視するための監視所だそうです。

大岬旧海軍望楼
大岬旧海軍望楼
     
  さらに奥に進むと、右のようなものが見えてきます。これは「祈りの塔」と言うそうで、1983年9月1日にサハリンにてソ連の戦闘機に撃墜された大韓航空機の犠牲者を慰霊するために建てられたものです。
祈りの塔
祈りの塔
     
  駐車場に戻る途中に、右のような像があります。これは「あけぼの像」と言うそうで、北海道の牛乳生産量 100 万トンを突破と、飼育乳牛 50 万頭突破を記念して、昭和46年7月に建設されたそうです。
牛乳生産量、乳牛飼育数とこの男女の像はどう関連しているんでしょうか?笑
あけぼの像
あけぼの像
     
 

そしてここには灯台もあります。宗谷岬灯台です。
稚内灯台のように赤と白のストライプですが、こっちの方がコンパクトな感じですね。

この灯台は明治18年9月25日に初めて点灯されたそうで、道内では納沙布岬(根室)、日和山(小樽)に次いで、 3番目に古いものだそうです。

宗谷岬灯台
宗谷岬灯台
     
 
黄色と黒のヤツ
黄色と黒のヤツ
     
 

宗谷岬を後にして先に進みます。

しばらく進むと、また黄色と黒のヤツが。これは標識が無く、国道の番号だけ書いてあるタイプですね。

黄色と黒のヤツ拡大
黄色と黒のヤツ拡大
   
  そしてオホーツク海沿いを南下します。
 
オホーツク海沿い
オホーツク海沿い
     
  しばらく進むと、下のようなものが。「猿払パーキングシェルター」だそうです。
 
猿払パーキングシェルター
猿払パーキングシェルター
     
  これがパーキングシェルターの内部です。中央の対向2車線が走行車線で、両端の2車線が駐車帯になっています。こんな頑丈な屋根(シェルター)からは、冬の風雪の厳しさが偲ばれます。
 
パーキングシェルター内部
パーキングシェルター内部
     
  少し進みます。するとまたこの黄色と黒のヤツを発見。今度は手書きっぽい標識が貼り付けてあります。
 
黄色と黒のヤツ
黄色と黒のヤツ
     
  浜頓別まで南下します。275号との分岐点まで戻ってきます。今日はここを左折です。
 
275号と分岐
275号と分岐
     
  交差点の様子を拡大してみたのが下の写真です。右向きで275号、左向きで238号の矢印が見えます。
 
275号と238号
275号と238号
     
  しばらく進みます。するとまたポールに巻き付けてある標識が。でもこの標識の国道番号を囲んであるヤツ、三角形っぽくないですね。ちょっと珍しい。
巻き付け標識
巻き付け標識
     
  道端に、下の写真のような「しか注意」の標識がいくつか見られます。前日の275号では「牛の横断注意」という標識がありましたが、ここは「しか」になりましたね。(この「しか」ちょっと可愛い。笑)
 
しか注意
しか注意
     
  また黄色と黒のヤツが現れました。今度は普通の三角標識が貼ってあります。
 
黄色と黒のヤツ2
黄色と黒のヤツ2
     
  道の駅(マリーンアイランド岡島)があったので寄ってみました。この道の駅は、建物が船のような形しています。ちょっと珍しいですね。
マリーンアイランド岡島
マリーンアイランド岡島
   
 
船のよう
船のよう
     
  さらにしばらく走ると、239号との分岐点があります。ここを右へ進む239号(明日走ります)は、ここから天塩山地を横断して留萌まで行きます。また、まっすぐ進むこの進路の先は238号と239号の重複となります。(238号と239号の始点は同じ場所です。)
 
239号と分岐
239号と分岐
     
  この日は朝のうちは曇りでしたが、そのうち晴れてきて、と思ったら突然雨になったりと、安定しない天気でしたが、昼過ぎぐらいからは天気が安定してきました。下の写真は 13:30 頃に撮ったものですが、美しいオホーツク海が見えています。
 
オホーツク海
オホーツク海
     
  さらに南下し、紋別市です。紋別市で、273号と分岐します。
273号はここから始まって帯広まで行きます。(が、今回は走りません。)
 
273号と分岐
273号と分岐
     
  紋別市内を南下します。するとこんな標識が。
 
紋別市
紋別市
     
  普通の標識の下に小さな標識があります。34と書いてありますね。この34は何なんでしょう?距離?
ここは紋別市ですが、ここから238号の始点まではまだ 100 km 以上あります。34 km 進んだ場所はちょうどサロマ湖ですが、そこまでの印? また、34 km 戻った場所も特に何ともない場所です。いったい何の数字なんでしょう?
34
34
   
  紋別市を後にします。しばらく進むと、242号との分岐があります。左折で網走方面です。
 
242号と分岐
242号と分岐
     
  しばらく進むと、サロマ湖 が見えてきます。
 
サロマ湖
サロマ湖
     
  向こう岸を撮ってみました。
 
向こう岸1
向こう岸1
     
  橋みたいなものが見えます。サロマ湖北岸にはオホーツク海と繋がっている部分がありますが、そこを超える橋でしょうか。
向こう岸1 拡大
向こう岸1 拡大
   
  また、別の方向を見ると、水面上に白いものが一直線に見えています。
 
向こう岸2
向こう岸2
     
  何でしょうこれ。拡大すると右のようになっています。建物のようですね。
向こう岸2 拡大
向こう岸2 拡大
     
  サロマ湖を後にして東進します。すると次に、能取湖(のとろこ)が見えてきます。
 
     
  能取湖のほとりには、赤い植物が見られます。きれいです。
調べてみたところこれは アッケシソウ(別名:サンゴ草) という植物だそうで、北海道のこのあたりの他には、愛媛、香川、岡山などに自生しているそうです。あれ、岡山ですか。岡山では浅口市寄島町、瀬戸内市牛窓町、邑久町などに自生しているそうです。意外なところでつながりが。(私は岡山出身です。)
 
能取湖
能取湖
     
  能取湖を後にするともう238号も終了です。今回は逆走なので、238号の始点(起点)で終了です。
下の写真が238号の起点位置の様子です。そのまま直進して39号になります。
 
238号の始点
238号の始点
     
  北海道の道はきわめて走りやすく、驚異的な燃費が出ています。右の写真は浜頓別の275号との分岐点付近で撮ったものですが、15.2 km/l なんて、にわかには信じがたい値が表示されています。この後多少値が下がって、最終的には 14 km/l 台になったんですが、それでも一般道で 15 km/l 台を見られるとは。驚 高速道路でもこんな値出ませんよ。
15.2 km/l
15.2 km/l
  これで238号は終了です。
稚内スタートで、日本最北端の地を通過し、オホーツク海沿いを進み、サロマ湖、能取湖を通過して網走までと、すばらしい景色の中を走る238号はなかなかすばらしい国道でした。
  次の国道は239号です。
 

  ●追補1  
  2012年9月に再び北海道に渡り、いくつかの国道を走りました。
242号
を走るときにちょうど238号の起点を通過しました。238号を走った当時には気がつかなかったのですが、ここにはきちんと起点を示す標識が立っているのを発見しました。
下の写真は、238号の起点の大曲1交差点の様子ですが、交差点の真ん中に大きな塔が立っているのがわかります。その塔のすぐ下に起点を示す標識があります。
 
起点の塔?
起点の塔?
     
  塔の下まで行って起点の標識を撮ってきました。
 
起点の印
起点の印
  これで238号も完全に完成した、という感じですね。\(^_^)/
     

 前の国道(275号)へ
「国道201号から300号まで」へ戻る

トップへ