国道452号
452号
 
起点 北海道夕張市
終点 北海道旭川市
総延長 124.4 km
 
前半スタート 2012年09月22日 7:45 頃
前半ゴール 2012年09月21日 8:15 頃
所要時間 約 0.5 時間

後半スタート 2012年09月22日 10:00 頃
後半ゴール 2012年09月22日 14:45 頃
所要時間 約 4.75 時間

総時間 約 5.25 時間(逆走)
平均速度 約 23.7 km/h

 

次は452号です。
452号は北海道夕張市のJR新夕張駅の近くの国道274号との交差点から始まり、旭川市の南部の西神楽2線18号交差点で237号に突き当たって終了するまでの 124.4 km です。
逆走します。

しかし452号には不通区間があり、一気に走り通すことができません。開通区間のうちまず北部(右の地図のB→A)をやっつけて、その後南部(右下の地図のB→A)を走行することにします。

前半の終了地点から後半のスタート地点までは、北部の国道12号まで戻って回ってくるルート(北ルート)と、南部の道道580号→70号を通るルート(南ルート)の2つが考えられます。南ルートの方が険しそうです。笑

どちらでも良かったんですが、この日は一連の北海道ツアーの最終日で、452号走行後は、苫小牧まで行ってフェリーに乗る必要があります。フェリーに乗らなければ帰れません。そのため安全策をとって北ルートを採用することにします。

ちなみに、終点の交差点は西神楽2線18号ですが、西神楽1線18号でもあるようです。ここでも同じ交差点が複数の名前を持っています。不思議ですね〜。

なお、北海道にはこの「2線」のように地名に「〜線」となっている地名が色々な場所で見られます。39号 のところでは「24線」停留所の写真も載せました。珍しいですよね。

これは、昔の開拓時代に道庁が東西南北に 300間(約500 m)ごとに碁盤の目状に引いて付けた番号だそうで、「号用地」と言うそうです。北海道は土地が広く地名が無いところも多いのですが、それでは不便なので、この番号を地名として使用しているそうです。面白いです。(^_^)/ さすがは北海道。

西神楽2線18号は「西神楽」とちゃんと地名がついていますが、「2線」はこの名残なんでしょうね。

 
   
  さて、それでは452号のスタートです。
前日は旭川で宿泊でした。市内中心部から237号を南下し、本日のスタート地点に向います。
次の写真がそのスタート地点の様子ですが、霧が出てきて視界不良です。
 
452号スタート
452号スタート
     
  452号方向からこの交差点を見るとこんな感じです。左にキロポストが見えていますね。
 
スタート地点
スタート地点

   
  122 km となっています。
ん〜ん、これは何の距離なんでしょうね?
452号は、一応 124.4 km となっています。
122 km
122 km
     
  スタート直後に川を渡ります。川は「辺別川」、橋は「旭橋」。
 
旭橋
旭橋
     
  この標識の下に付けてあるキロポストでは、距離は 124.30 km となっています。距離的にはこっちの方が正しそうです。
124.3 km
124.3 km
     
  しばらく走ると道道580号との分岐点です。452号は右折です。
道道580号は後半のスタート地点へ向う「南ルート」です。ずいぶん立派な道路に見えますね。
 
道道580号との分岐
道道580号との分岐
     
  少し進んだ先にクッションポストに貼られたシールおにぎり発見。
このあたりでは霧はすっかり晴れました。452号スタート地点の周辺だけ局所的に霧っぽかったようです。
 
シールおにぎり
シールおにぎり
     
  通行止めを示す案内標識が出現。かまわず進みます。
 
車両通行止め間近
車両通行止め間近
     
  良い天気になってきました。北海道らしい畑も見えてきます。
 
畑
     
  そしてこれが前半行程の終点です。通行止めの先には道路が続いていて、工事中のようですね。
 
通行止め
通行止め
     
 

この先は、クマ対策で「銃器を持ったハンター」が立ち入り中なんだそうで。

だからというわけではありませんが(笑)、早々に立ち去ります。そして「北ルート」経由で後半ルートのスタート地点に向います。

ハンター立ち入り中
ハンター立ち入り中
     
  途中、北海道特有の ホクレン のガソリンスタンドに寄ってみました。
といってもセルフスタンドだし、他のスタンドと特に変わるところはありません。
 
ホクレン
ホクレン
     
 

12号まで北上し、神居町 神居古潭(カムイコタン)から道道4号に入ります。「カムイコタン」とは、アイヌ語で「神の住む場所」という意味です。なんだか格好いいぞ。(^_^)

道道4号の途中、旭川と芦別の境の新城峠(しんじょうとうげ)を通過します。ここはなかなか美しい景色が見られます。駐車場と展望台があるので、休憩がてら写真も撮ってみました。
ちなみに峠とは言え、標高は 200 m ほどなんだそうで。

   
 
新城峠
新城峠
     
  道道4号を外れ、後半のスタート地点に向います。すると後半のスタート地点の間近に出てきます。
 
後半のスタート地点
後半のスタート地点
     
  少し離れた地点にキロポストがありました。ちなみに出てきたのは本当に通行止め地点のすぐ手前で、この写真では真ん中に標識の裏側がちょっと見えていますが、あの場所です。
 
キロポスト
キロポスト
     
  このキロポストは、98 km となっています。
98 km
98 km
     
  写真を撮ったりしながらうろうろしていると、奥から工事関係者と思われる人がクルマで出てきて、本当に封鎖されてしまいました。上の写真ではなかった「バー」が設置されてしまい、本当に向こうには行けなくなりました。
 
本当に通行止め
本当に通行止め
     
  そして後半のスタートです。少し進むと前方に白い物体が出現。仏像?
 
仏像?
仏像?
     
  巨大な仏像です。何でこんなところに?
北海道大観音
北海道大観音
     
 

これは、右の地図の緑のところにある施設で、ライフステージホテル天都 というレジャーランド(?)だそうです。

あの像は北海道大観音といって、観音様だそうです。

ここには宿泊施設もあって、五重塔とか、ギリシャ神殿(?)のような建物があるようです。右下の白い建物はタージ・マハル?
ううむ、謎の施設ですね〜。

     
 
ライフステージホテル天都1
ライフステージホテル天都1
ライフステージホテル天都2
ライフステージホテル天都2
     
  ライフステージホテルのすぐ向こう側に空知川が流れていて、立派な橋が架かっています。名前は不明です。
 
橋
     
  この橋を渡ったところです。左右に走るのは38号で、452号は右折して少しだけ38号と重複します。
しかしこの案内標識では左右方向とも国道番号とおぼしき場所が補修され番号がなくなっていますね。どういうことでしょう?
 
橋を渡る
橋を渡る
     
  38号とは 500 m 弱重複して、すぐに分岐します。
 
38号と分岐
38号と分岐

   
  芦別市街地を後にします。ここで右折してまた山の中となります。
 
右へ
右へ
     
 

途中、鉄橋を渡っている汽車が、と思ったら、動いていません。
これは一体?

この鉄橋は、1992年に閉山となった三井芦別炭鉱の専用線(三井芦別鉄道)の橋らしく、この機関車は芦別市が保存し、ここに展示しているのだそうです。

詳細は上の Wikipedia のリンクに詳しいですが、何と定期的に塗り直したりして大事に展示しているそうです。
素晴らしいです。

廃線?
廃線?
   
 
三井芦別鉄道
三井芦別鉄道
     
  その後452号はこのような山間の道を順調に進みます。
 
山間の道
山間の道

   
     
 

しばらく進むと「三段滝」があります。

 

 

三段滝1
三段滝1
三段滝2
三段滝2
     
  こんな感じの三段の滝です。水量多くて結構迫力ある。
 
三段滝3
三段滝3
     
  三段滝を後にします。またクッションポストを発見。
 

クッションポスト
クッションポスト

     
  ちょっと割れてます。
誰かぶつかったんでしょうか。
ROUTE452
ROUTE452
     
 

どんどん南下します。桂沢湖のほとりを通り過ぎます。

下の写真は、右の地図の、ちょうど「夕張国道」と書いてある場所に架かる橋の様子です。

   
 
桂沢湖
桂沢湖
     
 

夕張川に沿ってどんどん南下します。
夕張川は結構蛇行しています。

ふと気がつくと、下の写真のような工事中の橋を発見。
この高架もかなり高いところを通っていますね。

   
 
工事中
工事中
     
  夕張川が蛇行する様子がよくわかる場所がありました。次の2つの写真は、真ん中の接合部がちょっと切れてますが、左右で一繋がりです。川は左から来て、目の前を過ぎ、右へ流れて行っています。左の写真の奥には上の写真の工事中の道路が見えています。
 
蛇行する夕張川1
蛇行する夕張川1
蛇行する夕張川2
蛇行する夕張川2
     
 

蛇行する夕張川から離れ、トンネルを抜けた後、三菱大夕張鉄道 車輌保存地という場所がありました。名前の通り、車輌が保存されています。この場所は、旧南大夕張駅の跡地だそうで。

 

三菱大夕張鉄道車輌保存地1
三菱大夕張鉄道車輌保存地1
三菱大夕張鉄道車輌保存地2
三菱大夕張鉄道車輌保存地2
     
  これが保存されている車輌ですが、顔つきがロボットみたい。何とも格好いい。(^_^) 客室内にも入れます。レトロですね〜。
 
車輌
車輌
客室
客室
     
  しかしこんなお願いも。
大事に見学しましょう。
お願い
お願い
     
  その後さらに南下し、今度はJR石勝線に沿って走ります。するとこんな駅が。沼ノ沢駅 です。レストランと一体化しています。
 
JR沼ノ沢駅
JR沼ノ沢駅
     
  右の駅側の待合室に入ってみました。待合室からもレストランに行けるようですね。
 
待合室1
待合室1
待合室2
待合室2
     
  沼ノ沢駅を後にするとあと少しです。JR石勝線の高架をくぐります。
 
石勝線高架
石勝線高架
     
  するとゴール地点の274号が見えてきます。
 
ゴール地点
ゴール地点
     
  そして452号の起点です。ここで終了です。
 
452号終了
452号終了
     
 

上の写真の右端に起点の印があります。拡大したのが下の写真。こういうのが撮れると安心しますね。(^_^)

この場所には、0.04 km のキロポストもありました。
何と、たった 40 m ですよ。

起点
起点
40 m
40 m
     
 

これで今回の北海道ツアーは終了で、東京に帰ります。ということで、苫小牧に向かいます。
無事フェリーの時間に間に合いました。

下はフェリーターミナルの上から見た駐車場とフェリーの様子です。今日乗るのは奥に見えている「さんふらわあ ふらの」です。
駐車場では大洗行きのクルマが並んでいます。

 
フェリー
フェリー
乗船待ち
乗船待ち
     
  フェリーは 18:45 発でした。大洗着は翌日 14:00 の予定。日が沈むと、フェリーにも明かりが灯って、いい感じです。
右は客室の様子。「カジュアルルーム」という客室で、まるで寝台特急みたいです。ここで1日過ごします。
 
夜
客室
客室
     
  ゴハンは食堂で食べます。行きと同じく、夕食、朝食、昼食が食べられます。バイキングです。
やはり行きと同じく、「夕食+もう1食」のお得セットを買って夕食と昼食を食べました。
右は車両甲板の様子ですが、クルマは縦横斜めと、色々な止め方しています。珍しい。いいんでしょうかこんな感じで。(^_^;)
 
食堂
食堂
車両甲板
車両甲板
 

これで452号は終了です。
北海道ー青森にまたがる国道など、海によって隔たれている国道はいろいろ走行していますが、不通区間があった国道ははじめてでしょうか。 しかもこの452号は 124.4 km と、長さは平均的ながら、霧あり畑あり観音像あり保存されている鉄道車輌あり滝あり川あり駅ありと、何とも盛り沢山です。(^_^)/

  次は、495号です。
 

 前の国道(451号)へ
「国道401号から507号まで」へ戻る

トップへ