国道308号
308号
 
起点 大阪府大阪市中央区
終点 奈良県奈良市
総延長 32.9 km
 
スタート 2017年12月30日 7:45 頃
ゴール 2017年12月30日 13:15 頃
所要時間 約 5.5 時間(逆走)
平均速度 約 6.0 km/h

 

次は308号です。
308号は大阪府大阪市中央区の新橋交差点で 25号 から始まり、東進して奈良県に入り、奈良県奈良市の三条大路二丁目交差点で24号に至るまでの 32.9 km です。

308号は大阪起点で奈良に向う国道ですが、実は途中に奈良→大阪方面への一方通行があり(しかも2箇所も)、起点から終点へは進めない、という、ヘンな国道です。(^_^;)
なので逆走します。右の地図でも、今回の進行方向に合わせて奈良県側を A、大阪府側を B としています。(逆にすると一方通行を迂回するルートになってしまいます。)

 

308号には 第二阪奈道路 が併走しています。
第二阪奈道路は308号のバイパスとなっているので、ここも走っておきます。

と言うことで今回は、奈良市をスタートして通常ルートで第二阪奈道路の西端 A まで進み、第二阪奈道路で B まで戻り、折り返して A まで戻って、終点まで進むルートをとります。

     
  それでは308号のスタートです。三条大路二丁目交差点へ東から進入です。左右に走るのは24号。
 
308号スタート
308号スタート
     
  スタートして 1 km ほど進むと、都橋西詰交差点があります。ここで2つのルートに分かれます。右へ進むと第二阪奈道路へ進みます。左が通常ルートです。まず左へ進みます。普通に308号を進んでくると「尼ヶ辻」と書いてある方の道を進んできますが、左端にもう一つ道路が見えています。一応ここも308号のようですね。
 
都橋西詰
都橋西詰
     
  左の道はいきなり細くなります。
 
細い、、、
細い、、、
     
  そしてすぐ先で近鉄橿原線と踏切で交差します。
 
近鉄橿原線
近鉄橿原線
     
  続いて第二阪奈道路と交差します。
 
第二阪奈道路と交差
第二阪奈道路と交差
     
 

さらに進むと、、、
冒頭で308号には奈良→大阪方向への一方通行が2箇所あると書きましたが、ここで何と、もう一つ別の一方通行が出現するのです。

ルート的には、地図の右上から出てきて A → B と進むのですが、この区間が一方通行なのです。しかも時間制限あり。

     
  次の写真が A 地点の手前の様子です。左の電柱におにぎり標識が見えていますが、
 
A 地点
A 地点
     
 

この標識、色が違いますね。
古すぎて色褪せちゃったんでしょうか?

おにぎり標識の下には案内標識があって、C 地点経由で迂回するように表示されています。

色が違う
色が違う
     
  A 地点の交差点(砂茶屋交差点)の様子です。一方通行の表示がありますが、7:30 - 9:00 までの時間制限付きです。つまり1日の間のこの1時間半だけが一方通行なのですが、現在 8:30 でまさにこの時間なのです。。。素直に A → C → B → A と一回りし、再び → C →B と回って先に進みます。
 
7:30 - 9:00
7:30 - 9:00
     
  さらに進むとなんだかまた細い道になります。左右をフェンスに囲まれたこんな道です。左奥には第二阪奈道路が見えていて、、
 
フェンスの間
フェンスの間
     
  第二阪奈道路の上を渡ります。この橋、車線はクルマ1台分で離合不能ですね。
 
第二阪奈道路を渡る
第二阪奈道路を渡る
     
  ちなみに橋の上からは第二阪奈道路が見えます。
 
第二阪奈道路の様子
第二阪奈道路の様子
     
  308号は奈良と大阪の境目の暗(くらがり)峠付近の細い道が有名ですが、そこだけでなく、奈良県内の道も、ここまでかなり細い道が続いてきましたね。しかもかなりの坂道。気にせずどんどん細い坂道を上っていくと、何かの店のような建物を発見。国道の名前の付いた店は色々ありますが、この店にも「パン308」の看板が見えます。これは、パン屋「308」と言うようです。残念ながらこの日は休みでした。(年末だしね〜)しかしこんな山の中の細い道で行くパン屋とはなかなか。(^_^)
 
パン308
パン308
     
  パン308 を後にして少し進むと、今度はものすごい急坂を下ります。下った先の道は少し広くなって、一安心と思いきや、また細い道になります。細い道への分岐点は下の写真の場所で、左端に見えているフィットの前の道を進みます。道なりに進むとそのまま右へ行ってしまいそうで(実際行ってしまった(^_^;))、この場所要注意です。
 
左折してまた細い道へ
左折してまた細い道へ
     
  さらに民家の間の道を進むと、正面に踏切が見えてきます。近鉄生駒線です。そしてその奥には川(竜田川)が見えています。
 
近鉄生駒線
近鉄生駒線
     
  生駒線の踏切を渡った先で右折します。その先、道なりに直進すると168号、左折して橋を渡る方向が308号です。
 
踏切を渡った先
踏切を渡った先
     
  橋を渡るとすぐに右折します。右折した先は下の写真のような、これまた細い道で、ここはこの方向(奈良→大阪)の一方通行です。この一方通行は少し長く、約 450 m もあります。
 
橋を渡った先
橋を渡った先
     
  一方通行区間も終了し、さらに先に進むと、右の地図の場所にやってきます。普通に進むと A → B ですが、何故か C 地点を通過する道もあり、C 地点経由のルートも308号となっているようなのです。
     
  次の写真が A 地点の様子ですが、車両は進入禁止のようですよ。
 
A 地点
A 地点
     
  そこでその先まで歩いて進んでいくとお堂がありました。奥にいらっしゃるのは阿弥陀如来様です。
 
藤尾阿弥陀堂
藤尾阿弥陀堂
     
  そして B 地点。こちらもやはり車輌進入禁止です。ここにはちゃんとおにぎり標識が設置してあり、しかも左折方向の矢印が見えます。クルマは通れませんが、ここもやはり308号なのですね〜。ちなみに A → B 区間は約 50 m です。
 
B 地点
B 地点
     
  続いて今回のハイライト、暗峠にやってきました。
暗峠
暗峠
     
  暗峠の手前で、信貴生駒スカイラインの下をくぐります。車幅 1.8 メートル以上は通行不可、とあります。結構狭そうですが、でも特に何と言うことも無く通過。
 
信貴生駒スカイライン
信貴生駒スカイライン
     
  信貴生駒スカイラインの下をくぐった後、急坂を上ると石畳の道路になり、すぐに県境です。下の写真は県境を大阪府側から見た様子で、県境を示す標識が左にありますね。正面奥を左右に走るのが信貴生駒スカイラインで、その手前で道路が急激に落ち込んでいる様子がわかると思います。
 
県境
県境
     
  県境の看板のところに「暗峠」と「日本の道100選」の石碑が建っています。
 
暗峠
暗峠
     
  この場所には小さな標識(キロポスト?)が設置してあります。「八土−162」とありますが、どういう意味でしょうか?
 
小さな標識
小さな標識
     
  暗峠を後にして、坂道を下ります。途中に 弘法の水 という場所があります。湧き水のようです。建物中には石仏などがあります。ちなみにこの湧き水ですが、「生水は飲まないようにしましょう」との保健所の注意書きが掲示してあって、と言うことは、折角の湧き水なのですが直接飲んじゃダメ、ってことのようですね。
 
弘法の水
弘法の水
     
  続いて 最大勾配地 を通過します。次の写真の場所です。スゴい勾配ですよね。勾配は 31% とか 37% とか 48.7% とか、色々な説があるのですが、どれが正解なんでしょうか。この写真から測定すると、角度は 25 度位と思えるので、すると勾配は約 47% ということになります。
そしてこの場所、よく見ると路面に黒い筋がたくさん見えます。ここ、大阪側からバイクで上ってきて、この最大勾配の場所の下で一旦停止し、一気に駆け上がっていく人たちが沢山いるようです。これはその時についたタイヤ痕ですね。途中で止まってしまう人もいて、やはりかなり大変。(@_@)
 
最大勾配
最大勾配
     
  最大勾配の場所を後にして先に進むと、「謎の石碑群」があります。「謎の石碑」とは一体何の石碑なんでしょうかね?
ちなみに写真の左奥に見えているコンクリートの道路が308号です。
 
謎の石碑群
謎の石碑群
     
  謎の石碑群の道を挟んで反対側には「不動明王像」があります。
 
不動明王像
不動明王像
     
  さらに坂を下ります。正面に大阪の町並みが見えてきました。
 
大阪
大阪
     
  そして再び一方通行です。ここを降りていきます。
 
再び一方通行
再び一方通行
     
  坂を下りた先で一方通行は終わり、少し広い道に出ます。すぐ目の前を近鉄奈良線が横切っています。ここを直進。
 
近鉄奈良線
近鉄奈良線
     
  少し進んだ先の箱殿交差点です。ここを右折します。左右に走るのは170号ですが、それを示す表示はありませんね。。。
 
170号に合流
170号に合流
     
  170号と重複して 750 m ほど進んだ東山交差点です。交差点の上を左右に走っているのは第二阪奈道路で、次はこれに乗るのですが、でもこの東山交差点からは乗れないのです。そこでこの交差点を左折します。
 
東山交差点
東山交差点
     
  500 m ほど進んだ被服団地前交差点です。この交差点を右折して、というか、この交差点でUターンします。
 
被服団地前交差点
被服団地前交差点
     
  Uターンした先です。正面奥に第二阪奈道路の入口が見えます。
 
Uターンした先
Uターンした先
     
  ここから第二阪奈道路へ進みます。いきなりトンネルです。
 
第二阪奈道路へ
第二阪奈道路へ
     
 

第二阪奈道路を東進します。高規格道路だけあって速いです。これまでの過程がウソのように一気に進みます。途中料金所を通過。場所的にはちょうど、上で「パン 308 を過ぎて山を下り、少し道が広くなったと思ったらフィットの前の狭い道を進む。間違いやすいので要注意」と書いたところのすぐ北あたりです。

 
料金所
料金所
     
 

どんどん進んで、第二阪奈道路の東端までやってきます。そして308号のスタート地点の近くまで戻ります。

普通に308号を進むなら、右の地図の A → E → D と行くところですが、実は A → B の区間も308号なのです。(B から東は県道1号)

そこで今回は A → B → C → D → E と一周し、再び A 地点経由で第二阪奈道路に乗りって戻ることにします。

     
  というわけで A 地点までやってきました。ここは直進して県道1号方面へ進みます。
 
A 地点付近
A 地点付近
     
  そして C 地点です。正面に見える信号を右折して県道52号を南下します。
 
C 地点
C 地点
     
  D 地点で再び308号に戻り、E 地点の都橋西詰交差点です。今度はここを道なりに右へ進んで、再び第二阪奈道路です。
ちなみに、朝308号をスタートして第二阪奈道路に乗るまでは約 3.5 時間かかっていますが、第二阪奈道路に乗ってからこの場所まで戻ってくるのには約 15 分です。むちゃくちゃ速い。
 
E 地点
E 地点
     
  第二阪奈道路を西進して再び被服団地前交差点まで戻って来ました。今度はここを直進です。
 
被服団地前交差点再び
被服団地前交差点再び
     
  第二阪奈道路のその先は阪神高速13号東大阪線です。308号は阪神高速の下を進みます。
 
阪神高速13号東大阪線
阪神高速13号東大阪線
     
  正面に東大阪JCTが見えてきました。あの下を進みます。
 
東大阪JCT
東大阪JCT
     
  続いて深江橋交差点を左折します。ここで阪神高速と離れ、今度は479号との重複です。
 
479号と重複
479号と重複
     
  479号と重複しながら約 1.2 km 南下し、479号と分岐します。
 
479号と分岐
479号と分岐
     
  少し進むとJR大阪環状線と交差します。ちょうどこのすぐ左が玉造駅です。
 
玉造駅
玉造駅
     
  続いて阪神高速の環状線と交差です。
 
阪神高速1号環状線
阪神高速1号環状線
     
  そしてゴール地点の新橋交差点に到着です。左右に走るのは25号(御堂筋)で、南向き一方通行です。
 
308号ゴール
308号ゴール
 

これで308号は終了です。
308号のハイライトはやはり何と言っても暗峠でしょうか。いっぱい写真撮りました。そして308号は全ルート約 33 km で、第二阪奈道路の往復を入れても 63 km くらいですが、暗峠以外にも色々なことがあって、結局このページには50枚近く写真を載せることになってしまいました。\(^_^)/

ところで、308号の大阪区間を見ると、A 地点の暗峠から始まり、B → C → D → E → F と進んでいるのです。なんだか不自然な気がしませんか? B 地点と E 地点は、府道24号、702号、15号などで真っ直ぐ繋がっているので、ひょっとして昔の308号は A → B → E → F となっていたのではないでしょうか。
ということは将来的には A → B → C 区間も廃止され、C 地点から第二阪奈道路で奈良まで直接結ぶルートに変更されてしまうのかもしれません。もしそうなってしまったら暗峠経由の区間が国道ではなくなってしまう、、、それはちょっと寂しい気がします。いつまでも「極狭激坂」の308号であって欲しいなぁ。(^_^;)

 
  次は、172号です。  

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